SPECIAL
〜心身のバランスを整えると、免疫力が上がる〜
食生活のバランス、咬み合わせのバランス、適度な運動と休養のバランス、精神のバランス、
この4つのバランスを整えることで元気になる。『心とからだが変わる<全人歯科>革命』(丸橋賢著)から、
丸橋賢先生のお考えを紹介します。

心とからだが変わる全人歯科の視点
     その5-精神バランスを整える  2005.6.1
丸橋全人歯科院長・良い歯の会主宰 丸橋 賢
『心とからだが変わる<全人歯科>革命』(丸橋賢著)の「第三章 私の全人歯科四原則」より
個人が持っている潜在的な生命力をベストの状態で全開にするために、4つの基本的なバランスを整える必要があると、私は提唱していますが、その4つ目とは、精神バランスを整えることです。

精神という、目に見えないものの力は、物の力より軽視される場合がありますが、人間にとって、肉体と精神は1つのものの表裏、あるいは車の両輪のように切り離せないもので、その意義も全く同等なのです。

最高の力量を発揮することを求められるスポーツ選手を考えても分かるように、精神的に充実し、統一されていれば良い結果が出るし、精神的に迷いや不安があれば、信じられないほど悪い結果が出ます。

精神の状態は生死にも強い影響を与えます。仲の良い夫婦の一方が亡くなると、間もなく他方もあっけなく亡くなってしまうのをみたことがあるはずです。生きる拠りどころを失った時、生命力そのものが崩壊するのです。

精神の在り方と生命力の関係については、ずっと昔から言われてきましたが、19世紀になり、急速にその関係が明らかにされてきました。

人々に強烈な印象を与え、それを提唱したのは、アウシュビッツという極限状況を囚人として生き抜いて生還した、V・E・フランクルです。すでに述べたとおり、フランクルはアウシュビッツに囚われ、精神科医として多くの囚人と自らを深い洞察力をもって観察し、『夜と霧』を著しました。

その体験の中からフランクルは、生命力の原点は『意味への意思』にあるとし、意味を見失ったり奪われた時、人間は狂い、病み、死ぬことを示したのです。生きる目標や希望を持ち続ける間はどんなに不潔で過酷な状況の下でも、囚人はチブスにもかからず、死ななかったことを、フランクルは示しました。

そして、失われた意味を再発見し、混乱した精神を再構成し、生命力を向上させるために、ロゴセラピーという精神医学を確立したのです。
2005年7月に続きます。
このシリーズは丸橋賢氏の了解をいただき掲載しています。
丸橋 賢のプロフィール
まるはし まさる

1944年群馬県生まれ。1971年東北大学歯学部卒業。同学部助手。1974年丸橋歯科クリニック開業。1981年「良い歯の会」活動を開始。2003年アメリカのイラク侵攻に抗議し、アメリカ歯内療法学会正会員を返上。2004年群馬県高崎市の現在地に「丸橋全人歯科」を開業。
現在 丸橋全人歯科院長。日本臨床歯内療法学会正会員、日本口腔インプラント学会、日本全身咬合学会、日本臨床環境医学会会員。日本臨床歯内療法学会認定指導医。

著書 『ほんとうは治る防げる歯槽膿漏』『新しい歯周病の治し方』『歯 良い治療 悪い治療の見分け方』『よくわかる顎偏位症の治療と予防』『インプラントで安心』(共著、以上農文協)『すいせん村のねこやしき』
(絵本)『エリカのお花ばたけ』(絵本)(以上ストーク)など。

丸橋全人歯科のホームページはこちらへ。
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