

「俺てき忠臣蔵」
(ミュージカル)

忠臣蔵は事実を織り交ぜつつ創作したフィクション。
吉良さんを徹底的に悪者にして、話が盛り上がるように作られている。
が、本当の吉良さんはそんなに悪い人じゃない。
では、松の廊下の真実をお話しよう。
もともと浅野家の領地は山だった。
ところが幕府の命令で赤穂に引越さねばならなくなった。
赤穂は海辺。
「海辺の稼ぎ方が解らねえっつうの。どうやって生活していくんだっつうの」
困る浅野家の人たち。
そこで海辺の三河を所有している吉良家に訪ねてみた。
「海辺で儲ける方法教えてケロ」
「それなら、塩を作ればいいよ。僕らと同じ方法でやれば上等の塩ができるよ」
親切に答えてあげる吉良さん。
吉良さんの丁寧な教え方のおかげで浅野さんは塩の作り方をマスター。
浅野さんは、その塩のおかげで財政を立て直すことができた。
そこで浅野さんは思った。
「塩って儲かるんだね。もっと儲けたいなー。江戸のシェアを奪えないもんかね」
当時、江戸で塩のシェアを誇っていたのは吉良さんとこの「三河の塩」。
そんな浅野さんに大石内蔵助が助言。
「有名タレントを起用してのイメージ戦略は如何でしょうか?
将軍、徳川綱吉様あたりに、赤穂の塩はうまいと宣伝させれば売れますよ」
早速 作戦決行。見事に成功。
赤穂の塩は江戸でメチャメチャ売れ。三河の塩はてんで売れない。
シェアを奪われた吉良さんが、浅野さんに腹を立てたは当然である。
塩の作り方を教えてあげたのに、恩を仇で返したのだ。
吉良さんは仕返しを決意する。
江戸の人々に、浅野の恩知らずぶりを口コミで広めた。すると効果覿面。
「浅野ってひどいヤツじゃん」
と、江戸で孤立していく浅野さん。
まるで株で儲けた奴を世論が叩く状態。浅野さんは思った。
「最近、みんなボクに冷たくない?」
大石君が答える。
「吉良の野郎が、浅野家の悪口を広めているようです」
「なに! 叩っ斬ってやる!」
これが松の廊下の真実。浅野内匠頭の逆ギレです。
(逆ギレ、逆ギレ、浅野の逆ギレー)


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