ネ・・・ヒマーラヤの麓で


’エヴェレストがこの目で見たい’。ただそれだけで言葉も、解らないネパールへと旅立った。ネパールの首都カトマンズは小さな街だったが、僕にとっては未知なる物を感じる大きな街だった。
 カトマンズに着いて2日目、突然のスコールがカトマンズを襲った。雷が鳴り、雨が辺り一面を消してゆく。どれくらい降ったのだろうか? やがてカトマンズの街は赤いレンガ色を取り戻しキラキラと輝きだした。その上に麓まで行けそうなほど大きな虹が姿を現した。
                          
雨上がりの街に出てみた。街を一望出来る丘にあるスワヤンブナート(ラマ教と仏教の合同寺らしい、境内に猿が多いことから、モンキーテンプルと言われている、このときはそんなことは思わなかったが)というお寺に、トレッキングの練習も兼ねて、散歩がてらに辺りをふらふら見ながら歩いていったのだが、丘の下に立つと石段が遥か上まで続いている。少しなまった体には大変だったが(果してトレッキングに行けるのだろうか?と疑問を持つ位に)風が抜ける頂上に立てた。丘の上には物売りの少女たちが、てぐすねを引いていた。手に手に、切手やコイン、腕輪などを持ち、取り巻いてくる。覚えたてのネパール語’パイサ ツァイナ(お金がない) と言ったら、もう薦めてはこなくなったが、その代わり興味を持たれ、彼女らと2時間位一緒に時間を過ごした。
                      
初めての国で僕はとまどっていた。不安も淋しさも期待も驚きもみんな心の中で入り混じっていた。ここから歩き出そう、僕はトレッキング・パーミットを申請して山行きの準備をした。幸い、気持ちは軽い。僕のトレッキングが始まります

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               ネパール紀行80日間の全日程は・・