T−COSMIC LIVE

2004/9/23(Thu)
SLEEPERS'Cafe 代官山
Tacoshi Sasaki

Vocal & Keyboards
Shinji Matsuoka

Guitar
Dai Sasaki

Drums
Kojiro Akai
Bass
  もときあつ子
補作詞&Chorus
VOLGA SOUL
Chorus   

※ スリーパーズ カフェテラス
※ ミとファの間に

「どうもありがとう!どうも…お久し振りでございます。知っている人は知っているんですが、T-COSMIC、11年振りでございます(照笑)。この11年間、一体何をしていたのかと言うと、バンド活動もしていましたが、きちっとしたところでもお勤めをしました。 それから、ゆるっとしたところでもお勤めをしました。で、今、私自身がですね、このSLEEPERS'Cafe…実は1曲目に“SLEEPERS'Cafeにようこそ!”と言う曲を歌ってみましたが(スリパスタッフ爆笑)…何を笑っているのかな? 今、お世話になっているのは、この店のオーナーのところにお世話になっていまして…あとでちょっとお話しますが、インターネットでダウンロード音楽なんてのをやっています。久しぶりにこう言う空間を頂きまして、ホント皆さんに無理言って、今日やらせて頂く事になりました。短い時間ですが最後までお付き合い下さい。
※ I miss you
「どうも有り難うございます。今日はリハーサル…本番前のリハーサルに入ってきた時 、“田○まさし!”って言われまして…あまりにキャッチーなのでひっくり返りました 。似てる?歳も一緒位だし…田○さんとは…何でこんな話になるのか…予定のMCじゃ ないんですけどね。ラッツ&スターの頃、僕はバックバンドをやっていまして…麻倉未稀さんとかの…その頃にラッツ&スターと一緒に回る事があって…スゴイ面白い人たちでね、彼ら…。プラモデルを作っていたり…リハとか休憩時間にね。それを思い出してすごく残念でね…。 前半は“孤独”と言うタイトルで進んでいます。あまりノリノリの 曲はないので申し訳ないですが、お付き合い下さい」
※ 恋をして・・・ゆれて
「どうもありがとう。あの〜今僕の周りとか、特にギターの周りなんですけど、カメラで撮っているんですが…遺影の写真をお願いしております。遺影写真専門だっけ?(注 :石塚カメラマンは遺影専門カメラマンではございません)やっぱり歌っている時がいいかなぁと思って撮って頂いております。 さて、ちょっと明るめですが19歳位の時にメロディが出来た曲で久し振りに歌います。」
※ Don’t come back to me
※ エメラルドアース

(多幸詩さん、徐に予備マイクスタンドの位置を変更。スタンドに遮られステージの見難いお客さんがいた模様)「一瞬スタッフになってみました。あそこにあったら見えないよね(意外にマメな多幸詩さんです)。それでは1部…休憩はありませんが僕なりの1部って事で。ちょっとメンバーにはお休み頂いて、"孤独"をテーマにした最後の曲です。」
※ 本日閉店
(この曲は、SLEEPERS大倉百人氏歌唱により、SoundStockネットより配信されています。是非是非ご試聴、いえいえダウンロードしちゃってくださいねっ。http://www.soundstock.net/sshome/public/music.jsp?sid=9227 )
    
「次の曲なんですが…ここからは2部になりますね。勝手に2部ですから。一応Peace of Worldと言うことで…偉そうな事を言っていますが、大したことないんです。感じた事を歌っているだけなので…。 次の曲の事をご説明してからお一人お呼びしたいのですが…
“ほたる”と言う曲ですが 、こ の曲は鹿児島放送で1992年3月8日…かなり前ですね。“プロペラの音がまだ聞こえる”と言う番組がありました。これは特攻隊の出て行く知覧…“ちらん”でいいよね?(鹿児島出身のスリパスタッフに確認)そこで、鳥浜トメさんと言う人を主人公にした特別番組がありました。
鳥浜トメさんは(飛行学校の近くで)食堂をやっていて、特攻隊のメンバーが出て 行くまで色々とご馳走したり…お金も無かったから家財道具を売ったりしてね。そういうドキュ メンタリー映画…映画って言うかビデオだったんですけど。それを撮った監督と知り合 う事 があって、監督がビデオ編集をしている時「多幸詩、音楽を書いてくれ」って。それで1曲書かせて貰って…その番組のテーマ曲になったんです。それが、この“ほたる”と言う 曲です。なんと残念な事にその監督さん“須賀 勉”さんとおっしゃるんですが、お亡くな りになって…。オンエアの都合上何10秒だけでいいよと言うことで、1番しか詞がなかった んです(作詞されたのがプロデューサーである須賀勉さん)。ずっとお蔵入りしていて…1番だけじゃLiveで出来ないんで…ずっと貯めてきたんですけど、是非、これを歌ってくれと言う方がいまして…僕もいつか歌いたいなと思っていたんです。詞を…2番を今回改めて書いて頂いたアーティストがいまして、コーラスも一緒にやって貰います。もときあつ子さんです 、どうぞ!もときさんは、このお店の番犬…番犬じゃないよね…あだ名が犬と言います 。犬系の顔してるでしょ?」
「ありがとうございます、まさしさん( ̄ー ̄)ニヤリ」
「この人ですよ、僕を田○まさしって言ったの(`皿´*)/」
「ハイ!あたしです( ̄ー ̄)ニヤリ」
「今日は気取って入ってきたのに…」
「気取ってたんだ…ふぅ〜ん」
「もときさんは作詞家でありシンガーでありなんでもやるスーパー…スーパーオールド…あ っちゃう!スーパーレディでございます(何らフォローになっていないと感じる管理人 )。 そこで、もときさんに2番を作って頂いて…どんな感じでしたか?」
「はい?徹夜で書かせていただきました。」
「実は、頼んだのが先週の日曜日でして」
「しかもリハーサルは明後日なんだけどって言われて ^_^;」
「急遽やって頂いたんですけどね、とても良い詞ができまして。昔はもうちょっとキーが高かったのですが…その辺お含みおきの上、“ほたる”と言う曲を聴いてください。」
※ ほたる
「どうもありがとございました。一番緊張しました、これ。実はもっと深い色々な事がこの曲にはありまして…鹿児島の人には忘れられない…鳥浜トメさんと言う人は 鹿児島の人の8割が知っている人で…実はさっき言い忘れたのですが、このビデオがオ ンエアされた翌年に、鳥浜トメさんはお亡くなりになって。私はその当時、そういう事 をあまり気にしていないと言うわけではありませんが…まぁいい話だなと思っていたんですけど…僕は11年間サボっていた訳ではなく、芝居の中で音楽を創る、もちろんこのメンバーにもお願いして…。非常に戦争の話とか多いんですけど、その劇団は…でも、どんどん風化されていくんですよね。やはり、歌でも芝居でも伝えていかなくちゃいけないなとすごく感じて…それプラス今回歌ってくれと言う人がいて…歌って行こうかなと…新しいオジサンジャンルなんですけど…歌って行きたいと思っています。次はお芝居で使った曲ですが…詩は宮沢賢治さんです」
※ あめゆじゅとてちてけんじゃ

「コーラス・作詞補詞、もときあつ子さんでした。とても犬とは思えない日本語のうまさでした。 ちょっとここでワンブレイクなんですけど…。僕、色々な人にお世話になっているんですが、その中でも…照れちゃうな…今も下手なんですけど、昔からピアノ 、あまり上手い方じゃないけど一所懸命弾くのに惚れてくれたアーティストが一人いまして…今日はペロンチョ状態で飲んでいるか…まぁ俺のライヴじゃペロンチョで飲めないよね、シーンとしちゃうし(イエイエ充分ペロンチョ状態でした…)。僕の尊敬する、仲間でありアーティストである人を紹介します。国安修二君!修ちゃ〜ん、その辺にいると思います。実はあの〜今日1曲歌わせてくれって言われたんですが、断りました…ウソだよ〜ん、修ちゃんが歌うと全部持って行かれちゃうんで勘弁してくださ い。修ちゃんはね、1枚しかアルバム出してないのに(間違いです。ガンバ含んで3枚だい!)、ベストアルバムが出ました。これなんですが、とても良いアルバムで14曲かな?入っていてアルバム発売記念に、このSLEEPERS'Cafeで10/10にLiveをやりますので、ぜひぜひいらしてください。」
「今日はあの〜久々にTACOちゃんのライヴを聴けて、すごく嬉しくて飲んじゃって…今、大変」
「そんなMCどこで入れろって言ったんだよ!」
「いや〜カッコイイわ!」
「うまいな、修ちゃん…こうして持ちつ持たれつでね…。え〜それでは後半戦なんです が、ちょっと重い曲が続きますが、お付き合い下さい。」
※ あめあめやまんかい
※ FROM JUPITER
  
    ピアノの音に心が映し出される その歌声に想いが込められる            ぺろんちょ修ちゃん 
「僕の今大好きな…T-COSMIC大推薦の二人組がいるんで紹介します。最近出来たばっか りで…ボルケソウルの二人です COME ON!!YOJIROとJUNです。はいは〜い出て出て〜 おっそい!さっささっさ!この二人は最近ユニットを組んだんだよね」
Y「え〜先週です!」
J「ちなみに多幸詩さん、ボルケじゃなくてVOLGA Soul(ボルガソウル)です!」
T「あっ全然違うよね」
Y「わざと間違えてますから…(いやマジボケと見た管理人)」
T「二人とも鹿児島出身なんだよね。鹿児島弁で言って」 Y&J「どうもコンバンハ〜。鹿児島から来ました、VOLGA Soulです。YOJIROです、JU Nです」
T「ちょっと前に(一緒に)焼肉屋行って、急に気に入っちゃってですね、今回手伝ってって事になって…すごくいい歌歌うんですけど、今日はね、歌はまだあれなんですけど…。手伝って欲しいって言ったら、“喜んで!”って来てくれて。最近こういう若い血を吸っていないので、もう楽しくってね。若いのと飲むと自分も若くなっちゃって、無茶苦茶になっていますね、最近。少し禁酒しろって言う命令が出ていますので、本日が終わったら少し自重したいと思っております。」
客席より「ウソつけ!無理無理〜」の声(管理人も同感)
T「ムリ?無理だとやばいんだよ!クビになっちゃうんだよ、おめぇ〜よ〜!大変な事になっちゃうんですね。そんな事を含めて…何か応援の言葉とかないの?おとなしいね ぇ〜」
Y「しゃべっていいですか?」
T「いいよ!広島弁じゃなくて鹿児島弁で」
Y「T-COSMICをお聴きにいらした皆様、今晩は!改めましてVOLGA Soulです。」
J「どうも〜」
T「何か漫才コンビみたいやな。ミュージシャンとは思えん」
Y「あの〜すごい大人な雰囲気のライヴを見て、多幸詩さんがただの酔っ払いじゃないんだと、あらためて思う今日この頃…。多幸詩さんとT-COSMICの皆さんにエールを送る曲…曲と言うか、さっき、どうしようかなと…普通に挨拶するのもなんだし、メロディを奏でてみようかと」J「どうですか」 客席より「OK!」の拍手。客席の手拍子に合わせ、2人の歌声が…♪
T「え〜この程度のコーラスですが次の曲は…ご期待下さい(意味深)。ありがとう!2人。最後2曲になりますが"You're God in My Dream":夢の中であなたは神だった…お聴きください。」
※ You're God in My Dream

多幸詩さんに若い血を吸われちゃってる
☆VOLGA SOUL☆
どうもありがとう。今日は本当に短い間でしたけど、何かちょっとでも心に残ってくればすごく嬉しいなと思っています。とうとう最後の曲になったんですけど、え〜こんなんでも昔、T-COSMICってのは、シングル盤を出してた事がありまして、ドーナツ盤で今、めったにかけられないんですけど、あっここの店ではかけられますが…是非、そのドーナツ盤は聴かないで欲しいですけど…。最後はラヴソングに戻ります。今日はありがとうございました。
※ Try to Remenber
ギター松岡信二、ベース明井幸次郎、ドラムス佐々木大、コーラスYOJIRO、JUN、今日はどうもありがとう!
【アンコール】
ありがとうございます。とっとと飲みたいので早くやります。最後1曲これをやらないとどうしようかと言う曲を歌わせて頂きます。僕この、T−COSMIC全員、このSLEEPERS'Cafeと言う空間がすごく大好きで、一昨年くらいに1回来たんですけども、是非ここでライヴ出来る為に色々と頑張ってきたところもあったりして、T−COSMICとしても嬉しくて。いい年こいてるんですけど、しばらくこのT−COSMICで音楽続けて行きたいと思ってますんで宜しくお願いします。それでは最後の曲“メロディ”聴いてください。
(最後は、あっこさん、YOJIROくん、JUNくんもコーラスで参加)
※ Melody


これがT−COSMICの新たなる幕開けである事を祈ります


ちょことメモ
あめゆじゅとてちてけんじゃ 宮沢賢治の「永訣の朝」と言う詩に、多幸詩さんが曲をつけました。結核冒され病床にあった妹さんへの思いを綴った詩…切ないメロディ、詩から浮かぶ兄妹の姿が胸をしめつけます。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ…みぞれをとってきて私に食べさせて、けんじにいちゃん…」
ほたる



著者 赤羽礼子 石井宏
発行所 株式会社 草思社
発行日 2001年5月28日 
本体価格 1500円
10余年前、多幸詩さんから頂いた1本のカセット。テレビの特番用(戦争に関するものとだけ聞いていた)に作った曲との事。内容云々より、多幸詩さんの曲だ〜と単純に喜ぶ。Liveで聞き馴染んだ曲の他、新曲が数曲。その中で、ピアノの寂し気なイントロ…1番だけの短い曲…この曲が心に引っかかっる。決して派手な曲ではないのに、心に残る。数年経って多幸詩さんと逢った時に、ふとこの曲の事が浮かび、尋ねてみた。「“ ほたる”と言う曲、なんで1番だけなの?」「あの曲は鹿児島放送の番組用に作ったもので、作詞をしたプロデューサーさんが、あの後亡くなってさ…」
今年の夏前、多幸詩さんから嬉しいメールが届く。「今度、スリパでソロLiveやるよ!」「サンシャイン以来だ〜」もう小躍り状態。修ちゃんを通して知り合った多幸詩さんは、私の大好きなSingerの一人でもある。毎年「Liveやるから」との決まり文句を聞きつつ、年末になると「Liveやってないじゃん!」とブツブツ…の繰り返し。ソロライヴ一週間前、スリパ企画「オヤジバンドナイト」に多幸詩さんが急遽出演との情報を得、何とか時間をやりくり…Live曲の中に「 あめゆじゅとてちてけんじゃ」と言う宮沢賢治の詩に多幸詩さんが曲をつけたものが歌 われた。死に行く妹を思ったその詩…この曲は、以前劇団演奏舞台の公演で使われたも の。ステージを降りた多幸詩さんに言った。「“あめゆじゅとてちてけんじゃ”ソロで も歌うんでしょ。それなら…やはり“ほたる”も歌おうよ!」(この2曲にどこか似た ものを感じて…)
太平洋戦争末期、鹿児島県知覧町にあった大刀洗陸軍飛行学校知覧分校から、20歳前後 、まだ人生そのものが始まったばかりと言っても良いような若者たちが、飛び立った…沖縄海上の軍艦に向かって。特攻隊と呼ばれた人々…。その若い隊員達の心の母となっていたのが、軍指定食堂を営む「鳥浜トメ」さん。多幸詩さんが歌った“ほたる”は、この鳥浜トメさんに関する番組で使われたものだった。
「怖い」ただその思いだけで戦争関連の話題を極力自分の周りから排除していた私が、この曲の完成により1冊の本を手にする事になる。「ホタル帰る」…鳥浜トメさんの娘さん赤羽礼子の口述を元に、様々な資料とともに「トメさんと隊員たち」の姿が綴ら れた本。頁をめくるとまだ幼さを感じるような若者の写真…その時点で息がつまるような思い。隊員達の親御さんへ宛てたトメさんの手紙…隊員達からトメさんへの手紙…厳 しい訓練の中、トメさんの営む「富屋食堂」で過ごす隊員達の素直な姿。1頁捲る毎に 涙が出る…1文1文に涙が出る。震えるような思い。これはフィクションじゃない。実 際にこの日本で起こった事。風化させてはいけない事…事実として語り継ぐべき事。そ して、飛び立った彼らの望んでいた世界を、残されたもの、これから生まれ来る者たちが作っていかねばならないはずなのに…人間はまだ過ちを繰り返している。


TACOSHI'S ROOM TOPへ        ホームページTOPへ