Story 10 : 第3回全日本フォークジャンボリー

8月7日〜9日、中津川で第3回全日本フォークジャンボリーが開催される。
前年以上に大規模となり、3日間で48時間、観客は16000人となった。この年はメインステージの他に、ロックとフォークのそれぞれサブステージが設けられた。メインとサブでは同時進行で別々のミュージシャンが出演し、観客は会場内にいる限りどのステージをみてもよいという仕組みだった。

はっぴいえんどはまず初日の夜、サブステージに登場。前年とはうってかわって大いに盛り上がり、アンコールまで起きる。
2日目の夜、
はっぴいえんどはメインステージで演奏することになっており、はっぴいえんどの前の出演者、安田南がステージに立っている時には、すでに松本のドラムセットはステージ上にセットされていた。

しかし、ここで事件が起きる。
安田のライブ中に、フォークジャンボリーの主催者側の運営姿勢に不満を抱いていたグループが暴動を起こし、安田のステージに流れ込み、ステージを占拠。その後ステージ上では延々と討論会が続いた。そのとき松本のドラムセットは跡形もなく消えてしまっていた。

この年のフォークジャンボリーは、2つのレコード会社によってライブレコーディングされており、また、会場内にはテレビカメラも持ち込まれていた。こうした『商業主義』が、暴動の伏線となった。
暴動が起きた時、サブステージでは
吉田拓郎がテレビやレコード会社といった商業主義の乱入に対してさかんにアジっていた。それが直接の引き金となって暴動が起こった。

余談:各地のコンサート会場で『帰れ!』などのシュプレヒコールが始まったのもこのころだった。


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