はじまり
さて、もともとイギリスに行ってみたいというのは、イギリスが鉄道発祥の地であると言うことが大きいです。中学生ぐらいから漠然と、いつかはイギリスに行ってみたいと思っていました。就職も決まった2004年、ゆっくり旅行できるのも最後だと思うと、イギリスに行かなくっちゃ、と思うようになりました。
研究室付きの学生というのは、ゼミや学会、機械のスケジュール待ちがなければ結構時間を自由に使うことが出来ます。(大学は24時間開いているから)実験器具が必要とか特定の設備がないと実験できないという研究の人は、その機械や設備の共用スケジュールにあわせて研究をしないといけないので大変なのです。しかし、私はシミュレーションが中心。しかもそれほど大規模なものではないから、あてがわれているパソコンでたいていこなしています。だから極論は修士論文にせっぱ詰まっている頃でなければいつでもよいということになります。
お金のあんまりない私としてはとしては、航空券の安い時期、平日出発平日帰着が望ましいと言うことになります。そうすると、7〜9月の夏休みシーズンはパス、11月になると寒いと言うことで10月に決定、出来たら暖かい方がよいので10月の頭から行くことにしました。
注)大学生って暇なんでしょ、と思っているそこの方、確かに社会人や高校生なんかに比べると時間には束縛されません。しかし、理系の学生は研究室に入ってしまえば、ほとんど世間が思っている大学生像のような休み方は出来ません。学部の時でもせいぜい夏と春くらいです。
行き先と目的
旅行記のタイトルの通り、私はマニアな人です。
何マニアかというと・・・、メカマニアって言うのが一番正しいんでしょうか?
専攻が機械工学なら当たり前(?)今回の旅行では鉄道、飛行機の撮影が一番の目的です。それ以外はおまけ的要素。となると、こういうツアーはなかなか無いので(有っても割高)個人旅行となりました。
さて、一番最初に浮かんだ目的地はヨークの国立鉄道博物館と、ダックスフォードにある帝国戦争博物館ダックスフォード館です。前者は蒸気機関車のコレクションで、後者は飛行機のコレクションで世界的に有名な博物館です。出来ればこれ以外にも回りたい、それも学生のうちだから出来るだけゆっくりと…。と言っても予算には限りがあるので最長でも2週間くらいが限界かなあ(研究のこともあるし)。せっかくだから、何かイベントはないかとホームページを見るとダックスフォードで小規模なエアーショーがあるらしい、これは行かなければ。
となると、旅行の期間はショーのある10月12日前後の2週間くらいになります。イギリスにはたくさんあるという保存鉄道も訪れてみたい。
ほかにも大英博物館と大英科学博物館ほかロンドンの博物館巡りもしてみたい。さらにそのころ読んではまっていた、ハリーポッターのロケ地もどこか行ってみたいなあと思いました。インターネットで探すとハリーの通うホグワーツ魔法魔術学校の最寄り駅ホグズミートとして映画に登場した駅が実在するらしい。しかも保存鉄道の駅、これなら一石二鳥、ヨークからも近そうです。
早速webで検索してみると、10月の3日から5日はSteam Galaと書いてあります。なんのこっちゃ?と思って調べると”蒸気機関車の祭典”という意味、と言うことは普段よりも頻繁に列車が走るはず、これは行かねば。と言うわけで10月2日に関空を出て10月14日くらいに帰るようにすれば万全だ、と思って航空券を予約しました。しかし私は一つ大切なことを忘れていたのです・・・。
私は大学院の2回生(関西では大学生の学年を○年生ではなく○回生という)就職も一応決まっています。就職活動を最近された学生方や活動を始める準備中の方はご存知と思ういますが、企業は10月の頭に内定式なるものをやるのです。正式に内定しましたよと言って内定証書という紙をくれたりします。私はそのことをすっかり忘れて航空券を予約してしまったんです。(−−;)
その後、就職先から内定式の案内メールが来て顔が青ざめ航空券の予定を変更、余計な手数料がかかってしまった。しかも出発日の関係で航空券も高くなってしまった。(TT)
結局、旅行は後ろに一日ずらして10月3日から15日までとなりました。
何で行くか
まあ、ふつうに考えて飛行機、何で行くかを考えるのが学生の証拠か…。航空機以外の選択もと思っているわけである。私ではないが、後輩でシベリア鉄道横断一人旅をしたいって女の子がいたっけか(-.-;)y-~
できるだけ直行便がいい、乗り継ぎは面倒だからしたくない。短期間の旅行なのでロスバケも困る。思えば乗り継ぎ便にあまりいい記憶はない、シンガポールからパースへの乗り継ぎは酷い消化不良、ロスからシアトルの時は自前のトラベルセットを無くした。しかし、関空からはJALしかなくて、しかも高い。結局乗り継ぎしなくてはいけない中でも安く、香港経由だから英語だけで不自由しないだろうと言う理由で、キャセイパシュフィックにし、ロスバケ対策として荷物はすべて持ち込むことするつもりでした・・・。
作者注)ロスバケとはロストバゲージのこと、乗り継ぎなどがあると預けた荷物があさっての方向に行って出てこないことがある。長期に同じところにいるならいいが、移動の多い旅行ではなかなか荷物を受け取れない。ツアー旅行などでは荷物が後追い旅行をする羽目になることも・・・。
泊まるところ
私の行く先は日本でそれほど有名な観光地ではないから大学生協などで探してもらいにくいので自分で探しました。10月は観光シーズンではないから、B&Bはその日に探してもよいとい話ですが、心配性の私は予約することにしました。とりあえず、旅行の最初の方から順番に宿探しをしたら、一番最初の訪問地の保存鉄道がイベント中と言うことで宿の予約が取れませんでした。仕方ないので近隣の町から通うことに。ホームページで探してメールを送り、予約をしました。以降、旅行中の宿はすべてインターネット経由で予約。最初は結構、満室と言われて、やばいかなあと思いましたが無事予約を完了、念のために予約確認のメールをプリントして持っていきました。
イギリスでの移動
イギリスの鉄道は休みになると急激に本数が減ります。一番の目的の保存鉄道での撮影を考えると、自動車がベター。と言うわけでレンタカーを借りることにしました。幸いイギリスは日本と同じ左側通行です。
撮影以外では車の必要はないのでそれ以外は電車で移動。ブリットレールパスと言う乗り放題切符があるのでそれを使います。ブリットレールパスには連続して使う普通タイプと期間中の何日間か分けて使えるフレキシタイプがあり、今回はフレキシタイプにしました。
個人的英国旅行感
ガイドブックを見ると、イギリスというと普通の人はエジンバラに行ってスコットランドにかぶれてみたり、湖水地方に行って「ピーター・ラビットかわい〜い」と黄色い声を出してみたり、あとは、シェイクスピアの生まれ故郷ストラトフォード・アポン・エイボンに行ったり、コッウォルズの古い町並みを見たりするものらしい。(基本的に英国旅行は女性を基準として語られている気がする)
今回の旅行ではそのどこにも行かない。(-.-;)y-~~
ホームページを見ても個人の旅行記にしろ旅行会社の宣伝にしろ、その大半はこのうちの二つぐらいが入っています。ちなみに参考にしたページの一つでは
“湖水地方に来てから出会う日本人の観光客はみんな女の子(作者も女性)、何でかもてないだよって言う男の子はここに来れば彼女が出来るのではと思った”
と書いてあったのに心躍らなかったわけではないです(^_^;)。
といっても湖水地方には保存鉄道が少ない(そもそもワーズワースなどの力で鉄道自体造られなかった)風景は美しいので行って見たい気もするのですが、今回の旅程では湖水地方はちょっと行きづらいのでパスです。