ロンドン観光


朝、地下鉄のガタゴトいう音で目を覚ましました。
ああ、まだロンドンに居るんだ、寝ぼけ眼にそんなことを思いながら、服を着替え朝食へ。
朝食は、コーンフレークだけという至ってコンチネンタル。というか、コンチネンタルブレックファストでもないか。
まあ、急いで見つけた宿だから仕方ない、と思い直して出発の準備をします。
今日はいよいよ、日本への帰国ですが帰国便は夜の8時の出発です。今日は一日ロンドン観光。

まずは、荷物を預けるためにパディントン駅へ。ホテルで預かってもらってもいいのですが、パディントンで預けておけば、ヒースローエクスプレスに乗る直前に取りに行けるので何かと便利です。手荷物預かり所もホームの脇でなかなか便利。料金は5ポンドで荷物を引き取るときに払います。

今日は、グリニッジに行ってから大英博物館で妹のおみやげを買い、科学博物館をまわってヒースロー空港に向かう予定です。まずは、グリニッジのカティーサーク号を目指して、チャリングクロス駅へ。
電車でグリニッジへ向かいます。電車の中はICと違って落書きがあったりシートが壊れていたり、殺伐とした雰囲気。
最後の最後でトラブルがないといいな・・・、と思いながらグリニッジの駅で降りました。
地球の歩き方を見ながら、5分ほど歩くとカティーサーク号の高いマストが見えてきました。
ジョンやロジャがあこがれた”本当の船”が、美しい船体を横たえていました。

平日のためか社会見学の中学生らしい団体が何組も居ます。
チケットを買って船内へ、思っていたよりも船倉の天井が高いことにびっくりしながら見て回ります。
このカティーサークは、中国からのお茶を運ぶために作られた”チャイナクリッパー”と呼ばれる、快速帆船(Clipper)です。ジョンやナンシーのいた時代には既に第1線を退き貨物船として運用されていたはずです。
このチャイナクリッパーを舞台にした児童文学にジョン・メイスフィールド”ニワトリ号一番のり”があります。ランサマイトの方にはおすすめの1冊。福音館児童文学シリーズにあるのでお近くの図書館にもあるのではないかと思います。

船をぐるりと見て回ると、次は国立海事博物館に向かいます。
残念ながらここの館内は撮影禁止、入り口で”大きなカメラを持ち込んではいけない決まりなので、袋に入れてください”と袋を渡されました。この中では、航海の歴史、帆船の仕組みなどが解説されています。真鍮製の観測機器もたくさん展示されていてなかなか見応えがありました。

グリニッジでの最後の訪問場所は、有名なグリニッジ天文台(跡)です。経度0度を確認しようというわけ。
丘を登っていくと、クリストファー・レン設計の国立海事博物館がよく見渡せます。


丘の上から見た博物館


額に汗が浮き出してきたころに、天文台跡に到着。入場は無料ですが、人数を制限するためなのかチケットをもらいにチケット窓口へ。チケットをもらって中に入ります。

天文台

経度0度

展示室もありますが、昼ご飯も近くなり疲れてきたので、”まあ、いいか・・・”とグリニッジの町に戻ることに・・・。
お昼ご飯は大英博物館のカフェテリアで食べることにして、地下鉄で向かいます。



エジプト好きの妹へのおみやげを買うために大英博物館へやってきました。
まずは、腹ごしらえということで、カフェテリアでサンドイッチとジュースの遅い昼食を摂ります。
エジプト関連と地中海文明の展示をさらりと見て回り、ついでにハリーポッターで有名になったルイス島のチェスの駒達を見たら、妹にロゼッタストーンの小さなレプリカとエジプトの猫の像(海洋堂製!)を買って、博物館を出ました。
帰りがけに、入り口の献金箱に3ポンドを献金。




お腹も満ち足りたところで、ロンドン科学博物館へ最後の聖地巡礼に向かいます。
この旅行、最後の目的地は前回の旅行で見逃したチャールズ・バベッジの”階差機関”世界最高の機械式コンピューターの復元物です。
19世紀初頭、外洋航海は今よりもずっと危険でした。その原因の一つが航海のための計算の間違い。これを無くすために、チャールズバベッジが作ろうとしたのが”階差機関”です。それまでにもあった、機械式計算機を発展させ、初めて”プログラム”と言う概念を導入したのが、この階差機関です。S&Aとは直接の関係はありませんが、”日の沈まぬ帝国”が無ければ、S&Aも階差機関も生まれなかったかもしれません。
博物館に到着して、あまり時間もないので”チャールズバベッジの展示はどこですか?”とInformationで訪ねます。”え?”っという顔をされて、やっぱりこんなマニアックな展示は博物館の人でも分からないのかな・・・、と思って、もう一度言い直すと。”チャールズバベッジの展示は4階のコンピューターのコーナーにありますよ”とちゃんと教えてくれました。


階差機関(Difarencial Engine)


展示には”チャールズバベッジの忘れられた功績”と言う文字が・・・。

科学博物館で、もう一つ”見ておかなければ”と思ったものがありました。ジョン・ハリスンのクロノメーターです。
クロノメーターとは航海用の精密時計のこと。”ヤマネコ号の冒険”や”女海賊の島”の中で六分儀を使って、現在位置を調べるシーンがあります。ここで使われるのがクロノメーターです。精密な機械式時計が開発されるまでは、経度を求めることが困難なため、遠洋航海は大変危険でした。このため、それ以前の航海では主に沿岸航海と呼ばれる、陸地の見える範囲で船を進める方法が主体でした。イギリス人のジョン・ハリスンが正確な機械式時計を開発したことで、長期間陸が見えなくても自分の位置を正確に知ることが出来るようになったのです。

日の沈まぬ帝国にとっては、正確な時計の開発は最重要課題であったため、非常に多くの研究がされました。このため、科学博物館では時計の構造に関する展示スペースを大きく取っています。
しかし・・・、その展示スペースにジョン・ハリスンの時計がありません。

なぜ?

博物館のスタッフに聞いてまわったところ、時計はグリニッジに有るとのこと。
そう、午前中に私がとばした、天文台の展示室の中に目的の時計はあったのです。(;´_`;)


時計は5時近くを指し、もうそろそろパディントン駅に向かわなくてはなりません。
また次の楽しみ、と諦めて地下鉄の駅へ。
その前に、職場へのお土産を買うためにピカデリーサーカスへフォートナム・アンド・メイソンでショートブレッドを大量購入。

パディントンからヒースローエクスプレスに乗り込み、搭乗開始の2時間前に空港に到着。

前回の旅行の長蛇の列が嘘のように、スムーズにチェックインカウンターへたどり着けました。
席の希望を聞かれたので迷わず、通路側を選択。
特に問題もなく、荷物と三脚を預けて手荷物検査へ。

手荷物検査は前回と同様大混雑、それでも40分ほどで手荷物検査を終えて、ゲートに向かいます。

搭乗もスムーズ。
隣の席が空いているので、ベルトを締めずに人が来るのを待っていると・・・、ドアクローズ。

やった!インチョンまでとなりの人は無しです。(^ヘ^)v

と言っても、あんまり派手な使い方、(横になって寝るとか)はマナー違反なので、トイレの時にちょっとものを置いたりするだけですが。やっぱり隣の人が居ないのは楽。インチョンまで爆睡でありました。

次の日

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