アイスランド(1995年8月)
アイスランドは、長い間、憧れの地でした。極北に近い最果てのイメージ。大西洋中央海嶺が中央を走る島。火山と温泉の島。オーロラの島。バイキングの末裔が住む島。国土は小さな島国ですが、火山と氷河が作り出す光景は「火と氷の世界」と言うにふさわしい、不思議な世界を醸し出していました。
| アイスランドは、大西洋中央海嶺が陸上で見える地学的に貴重な場所です。海嶺とは言っても、幅が数キロメートル以上ある大きな地溝帯で、その姿を一望することはできないスケールでした。 シンクヴィルドは、世界最初の議会発祥地ですが、ここでは、このように、地溝帯に平行に走る断層のような割れ目を何本も見ることができます。 まさに、地球の割れ目です! 大地はここから生まれ、気の遠くなるような時間をかけて、長い旅へ出ていくのでしょう。 |
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| 割れ目の中には、こんな小さなものもあります。 割れ目の深さは、数メートル程度ですが、何キロにもわたって、続いています。 割れ目の中には、温泉が湧いているところもあります。 |
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| 大地の怒り! 間欠泉は、規則的に温泉を吹き上げては静かになります。 大地の鼓動を聴いているようです。 |
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| 島の内陸部には巨大な氷河があり、氷河から流れる豊かな水がこのようなスケールの大きい滝を造っています。 たくましい自然。 同じ火山国でも、日本とはたくましさが違う感じです。 |
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| 温泉の湧く泉の向こうにそびえる火山。 この泉は硫酸泉。 のんびりつかったら、溶けて骨になるよ。 |
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| 生命の気配のない荒涼とした大地に、ところどころ蒸気がわき上がる。 ここは、異次元の世界か? 蒸気のあがる穴に近づいて、中を覗いてみると、黒い不気味な液体がブクブクとわき上がっていた。 この世の果てのような不気味な光景だ。 このままここにいたら、狂ってしまうのかもしれない。 (←高温の硫化鉄の液体が地の底から沸き上がる。) |
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| ミットヴァン湖は地溝帯の中に生まれた火山湖。 湖の周囲には、無数の火山や火口が見える。 この景観は写真では、表現できないほど素晴らしかった。 |
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| 湖に流れ込む溶岩。 かつての火山活動の激しさが感じられる。 昔はどんな光景だったのだろう。 |
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| アークレイリーは、アイスランド第2の街です。小さく落ち着いた街でした。 周囲を山に囲まれた湾にあります。 街のかなたには、夏だというのに、雪を頂いた山々が連なります。 かつては、氷河に覆われていた気配がありありと感じられます。 |
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| アイスランドの首都、レイキャビック。 首都だというのに、どこか寂しい感じがしました。 スーパーマーケットでは、野菜や果物は輸入品が多く、厳しい気候に耐える質素な暮らしぶりが感じられました。 でも、蛇口をひねるだけで、温泉がただで使えたりするところは、うらやましい。 |
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| アイスランド最後の日の夕方、ブルーラグーンへ行きました。 地熱発電所のそばに巨大な人工の温泉池があり、その一部が露天風呂?(温泉プール)として利用されています。 温泉といっても、深いところは、2mくらいの深さがありますから、ボーとしていると溺れて、あの世行きです。 これは、とても面白かった。 久しぶりにリラックスできました。 |
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| アイスランドに今日も日が暮れます。空気がとても澄んでいるので、夕景は限りない美しさでした。 1時間くらい見とれていました。 この島には、煙を出す工場や火力発電所がほとんどないので、空気がとても澄みきっていて、肺でおいしい空気を食べているような毎日でした。空気がうまいと初めて感じました。 ここは、澄みきった空気と水のシャワーが浴びれる天国でした。 |