【真・善・美】
「真」・「善」・「美」はプラトンの三つの究極の価値領域のことであり、ウィルバーなどが説明する「それ」・「私たち」・「私」に対応する価値領域のことです。
“真”は、「それ」であり、言語で記述しうる領域(科学と技術、客観的自然、客観的形態、命題的真実に関わる領域)簡単にいうと外面
“善”は、「私たち」言語で記述しうる領域(倫理、道徳、世界観、共同の文脈、文化、間主観的な意味、相互理解、公正さ、公平性に関わる領域)簡単にいうと社会
“美”は、「私」言語で記述しうる領域(意識、主観性、主体性、自己、芸術、誠実さ、真実性に関わる領域)簡単にいうと内面の世界
本来、これら「真」・「善」・「美」は統合調和されたものでしたが、近代において、「真」・「善」・「美」は明確に区別されるようになってしまいました。それは、人類のありようが、神話的な段階から合理性の段階に移行した結果でもあります。
ただ、「真」・「善」・「美」は明確に区別されることによって、近代においては大きな成果をもたらす結果となりました。その成果は次のようなものです。
自己(「私」の領域)と文化(「私たち」の領域)の分化は、民主主義の発展に寄与してきました。民主主義においては、各自が投票する権利を持ち、教会あるいは国家という支配者のヒエラルキーに、個人が組み入れられることがなく、この領域の分化によって、自由主義、民主主義の大規模な発展がもたらされました。
知性(「私」の領域)と自然(「それ」の領域)の分化は、女性や奴隷の解放を含む様々な解放運動の勃興に貢献しました。
文化(「私たち」の領域)と自然(「それ」の領域)の分化は、経験科学・医学・物理学・生物学の発展をもたらしました。
このように、「真」・「善」・「美」の分化は偉大な成果を上げてきましたが、これら発達のプロセスにおいて、そのレベルでは解決できない病理・盲点を生み出すこととなってしまいました。「真」・「善」・「美」を分化させた大きな力が、近代の問題点をも生み出すこととなったのです。
Sinbi-styleは、この近代の発展において生み出されてしまった病理・盲点である近代の問題点の解決に向けて取り組む意味を込めて命名されたものであり、この名の通り、「真」・「善」・「美」のあらたな統合と調和に向けた取り組み推進を基本理念としております。
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