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●「microATXマザー」のサイズを生かしたPCを作ろう | ||||||||||
| このPCを作ったのは確か去年の秋も終わりの頃であったと思うが、ベアボーンベースでVideo−PCを作ったあと、ますます自作にはまってしまった私は次なるテーマを求めていた。ある日東京で仕事の打ち合わせを終え秋葉原を歩いているとSofmap8号店でmicroATXマザーの可愛いのを見つけた。(M/Bを可愛いとか感じるあたり、ちょっと自分は危ない人なのでは?と一抹の不安を覚える今日この頃) このマザーはASUSのCUV4X-Mというボード<写真1>で、他のmicroATXに比べても小振りの板にサウンドチップをオンボードで搭載し、AGP4XとPCIスロットX3、AMRスロットX1という構成である。Socket370に載るCPUは1GHz超えあたりまで大丈夫だったはずで、メモリスロットも3本(1.5Gまで)と結構拡張性もありパワーのあるCPUも載せられるということで、次なるPCのコンセプトは決まった。(って一体私は何者だ?) 私はそこそこのパワーがあるノートパソコン(MobilePIII450MHz)も持っている。しかし、どうしてもこのノートでは3D関連の仕事でレンダリングにパワー不足を感じるし、リアルタイムプレビューでモデリングを行う点で(DirectXで良いので)高性能なビデオカードも使いたい。搭載可能メモリの上限も192MBで、PhotoshopとShadeを同時に使用するのはかなり苦しい。デスクトップの拡張性や性能をそのまま気軽に持ち運べたら最近また増えてきた3Dの仕事が外出先でもストレス無くできるだろう。しかし、普通のデスクトップの筐体では車で運ぶ時にもパーツが外れたり壊れないかとの心配もある。 そこで決まった今回のコンセプトは「デスクトップの拡張性や性能をまるごと持ち運ぶ〜これがモバイル・デスクトップの発想」である。もうちょっと軟派に「デスクトップと旅に出よう〜モバイル・デスクトップでいつでもどこでも仕事三昧」でもいいかもしれない。(^^;(そこにコンセントが無いとだめだけどね(笑)) とりあえずスペック的には最低限CPUとメモリ、HDDは手持ちのノートパソコンを大幅に超えていて、かつ割と安価に仕上げたい。ということでCPUはコストパフォーマンスに優れるPentiumIIIの800EBMHz(FC−PGA)に決定、M/Bやスイッチ、LED類と一緒にSofmap8号店で購入。ビデオカードは家に余っているGe−Force2MXがあるのでそれを挿せば良い。<写真2>メモリはその頃はまだ高かったが256MB(当然SDR)を3枚じゃんぱらで購入する。 |
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●ケースはアルミだ! | ||||||||||
| さて、肝心のケースだが、これはモバイルデスクトップとコンセプトが決まった時点でアルミ製のカバン(アルミトランク)仕様という構想が頭の中で出来ていた。アルミのカバンであれば軽いし頑丈だしもともと物を積めこんで持ち運ぶためのもの(当たり前だが)なのでこれ以上のものはない。M/Bも手ごろな大きさなのでそう大きなカバンでなくても問題ないだろう。 さすがの秋葉原でもカバンを扱っている店は少なく、(ノートパソコン用アルミ製のバッグなどはあるものの)手ごろなものが無かったのでこれは後日家の近所で探すことにした。その日はもう一つコンパクトなパソコン製作に欠かせない、小型のmicroATX電源(150W:Seventeam製)をパソコンハウス東映で買って帰った。 翌日、自宅近所のDIYショップの工具を売っているコーナーで今回のPCにまさに打ってつけ、まるであつらえたかのようなケースを発見する。<写真3>のアイリスオーヤマ製AM−11がそれである。(型番で書くと本当のパソコンケースみたいだ。実際商品の紹介書きにもアルミケースと書いてあるし(笑))内部はやや硬めのウレタン製の内装材が貼ってあり、持ち運びの際多少ぶつけてもショックも吸収してくれるし、絶縁性もありそうだ。弾力があるので多少内寸より大きなパーツでも押しこみ、それを利用して固定することもできる。仕切り板(これも弾力性があり、サイズが3パターンある。着脱も簡単。)がたくさん入っているのでこれも利用価値が高そうだ。ついでに細身のショルダーストラップがついていてカバンを肩から下げることもできるしバックルに鍵まで付いている。これだけの機能満載で3000円で買える自作ケースは滅多にお目にかかったことが無い。(自作ケースか?(^^;) 早速家に帰り、カバンの中にM/Bや電源、HDD、ミニサイズのキーボードや電源ケーブルなどを仮置きしてみてレイアウトを考える。特にマザーボードのサイズが縦に置くとぴったりで置くだけである程度固定されるのに感激することしきりである。とりあえず<写真4>のように電源とM/B部という風に縦に仕切り板を入れ、M/Bを置くスペースに絶縁とクッションを兼ねて適当にカットしたダンボールを3枚重ねで置いた。 |
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●同梱する周辺機器 | ||||||||||
| さて今回のかばんPCにはモニタ以外の周辺機器やケーブル類を全部収納して歩きたい。(別なバッグに入れて持って行くというのでは普通の筐体のパソコンと一緒であまり意味がない。)そこでこのカバンのサイズに合わせてできるだけコンパクトな機器を用意した。 まずキーボードであるが、最近は安価で小さいキーボードが大量に売られているので入手には苦労しない。今回は割とキー配列に癖が無く、薄型でキー幅も打ちやすいものという条件で<写真5>のキーボードを選んだ。写真のキャプションにもあるように、最初ケーブルがキーボードの頭のほうについていたのだが、収納スペースの関係でPCIカードにぶつかり、とても邪魔になることがわかった。そこでネジをはずして中身を見たところ、単にケースの頭の穴にケーブルを通しているだけなのでプラスチック用の電気ごてで左側に穴をあけ、そこを通すようにした。プラスチック用電気ごてはプラスチックの加工に大変便利なので一家に一台常備しよう。DIYショップで1000円くらいで売っている。 次に最近のDOS/Vパソコンはフロッピーは無くても良いがCD-ROMは必須である。特にカバンPCの場合、出先で3Dデータを作成したら、その場でCD-Rに焼いてスポンサーに渡すことを想定しているのでちょっと高価だがUSB接続のCD-R/RW(SONYのCRX75U)を新たに買った。もちろん、普通の5インチCD-R/RWを接続することも考えたが、重いしでかいし、何より電源が150Wしか無いので、外部電源を使用する外付けタイプのほうが適しているのだ。USBであればいつでも抜きさしできるのでありがたい。ちなみにショップでCRX75Uを買った時、隣にCRX76Uがあったのだが、外見も性能もまったく一緒のようなのに3000円くらいの差があり、75Uのほうは3万円を切っていた。どうもWindowsMeに対応するかしないかの差のようなのだが、カバンPCはWin98SEで使うので安いほうの75Uにした。USB接続なので書き込み4Xだが、今回の用途を考えれば十分であろう。 なおCD-ROMドライブからの起動については一度HDDにシステムをインストールしてしまえばあまり意味が無いので考えていない。(150WでもIDEのCD-ROMドライブを使ってOSや各種ドライバはインストールできた。)ついでに出先でシステムのHDDが壊れた時に備えて、HDDを交換したノートパソコンのもとの2.5インチHDDにIDEケーブル用変換アダプタをつけ同じシステムをインストールして空いたスペースに入れておくことにした。 ほかに便利なアイテムとして(これも最近購入したのだが)USB接続のデータ転送ケーブルがある。いまどきUSB(1.1)が使えないパソコンは少ないので、ほかのパソコンにデータを渡す時に便利である。転送速度も結構速い。ただ専用のデータ転送プログラムを両方のパソコンにインストールする必要があるので出先にあるパソコン等にデータを送るにはインストールディスクも一緒に持ち歩かなければならない。私の場合はかばんPCと一緒にCD-R内蔵ノートパソコンを持ち歩くので万一SONYのCD-R/RWドライブが壊れた時、ノートにデータを経由してCD-Rを焼くこともできるし2台で仕事を分散したい時にも役立つので一緒に入れている。<写真7> マウスはそんなに大きくなければなんでも良いのだが、最近よく見かける非常にコードの細いマウスを選んだ。できるだけUSBは空けておきたいし、USBマウスよりも何かと安心感があるのでPS/2タイプにしている。マウスパッドを持ち歩くのもなんとなく面倒なので、マウスパッドが無くても使いやすい光学式のものを採用している。<写真8> それと出先のコンセントを借りる際、絶対に必要なのが電源タップである。出先が会社のオフィスとかならまだしも、旅館やホテルで作業をする際、大抵使えるコンセントは1個か2個である。一方カバンPCではPC本体とCD-R/RWの2つの電源プラグがあり、特に旅館・ホテルなどでは後述する液晶モニタ用の電源も必要なので3〜4コ口の電源タップが必需品なのだ。いちいちフロントにケーブルタップを借りに行くのは面倒だし、用途的にあまりに怪しいので断られるかもしれない。 ケーブルタップ(延長コードにタップがついている奴)は一般的な家電屋さんで売っているものでOKなのだが、最近モバイルを意識したその名も「携帯モバイルタップくん」(株式会社アイアン製)というのを購入した。<写真9> 4コ口のタップでケーブルをタップ側面に巻いてマジックテープでとめて持ち歩く。これはこれでかさ張らずに便利なのだが、普通の3コ口の延長コードのほうがコンセントが遠い時などに有利である。(^^; 実は最近家族で山形へ遊びに行った際、私だけ旅館でカバンPCで仕事をしていたのだが、モバイルタップくんのケーブルが短いために壁際にテーブルを運んでやらなければならなかった。かばんPCのスペース的には普通のケーブルタップでも入るので今度旅館で仕事する時は普通のを持って行こう(^^; |
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