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●超小型多機能マザーFV24との出会い だんだん怪しい小見出しになってきた。今回のPC作成のきっかけはこのFV24という台湾Shuttle製のFlexATXマザーの存在を知ったことである。最近は毎月WinPC(雑誌)を買っているのだが、8月号のPCパーツ新聞に、このFV24が新製品として紹介されていたのだ。 可愛いマザーボードをこよなく愛する私(^^;の目はこの記事にくぎ付けになってしまったのである。これはFlexATX用で178x190(mm)とサイズが大変小さい、VIAのPL133チップセット搭載のSocket370マザーである。その機能がすごい。オンボードビデオ・オーディオ、USBはもちろんのこと、TV出力(S端子/コンポジット)、10/100Base-TX対応LAN、IEEE1394端子が2本、PCIスロット1本搭載と、まさに手抜きなしの機能てんこ盛り状態なのである。前にも書いたがてんこ盛り大好きの私には堪えられない板である。 AGPスロットは無いが最近のオンボードビデオもなかなか侮れないものがある(PL133のグラフィックコアはSavage4相当らしい)ので用途さえ間違えなければ問題ないだろう。(さらに実際に組んでみてこのビデオドライバが私にとって非常にすばらしい機能を持っていることがわかったのだが。)むしろせっかく小型のマザーに大きなサイズのビデオカードを挿せばそのせっかくのサイズを生かしきれないのではないかとすら思うのである。 もうすっかり買う気で、このM/BでどんなPCを作ろうかな、超薄型PCも面白そうだし、あまっているステレオラジカセの中に入れてラジカセパソコンなんかもいいかな(←そりゃ半田ごても握ったことのない私ではスキル的に無理だぞ(笑))などと考えつつさらにPCパーツ新聞を読んでいると、最後のページにパチンコ台の4インチ液晶ディスプレイをリサイクルした5インチベイ用モニタの記事が。これは5インチベイ3段(!)をぶち抜きで使うというなかなか豪快なモニタ(<写真3>)なのだが、可愛いディスプレイ好きでもある私はその値段(1万5千8百円)にも惹かれ、FV24とこいつで小型のパソコンを作ろう!と決意し、数日後、秋葉原でこのモニタとM/Bを必要なパーツ群と一緒に買ってきたのである。 ●ケースも自作に決定 さて、実物のFV24と特製モニタを眺めながらこのパソコンのコンセプトを考える。秋葉原に行った時は漠然とモニタ付きラジカセみたいなイメージを持っていたので、5インチベイ用のアンプ内蔵スピーカーも一緒に購入してきた。パソコンとして使うにはCD-ROMは必要なので、とりあえあず下から余っていた5インチベイ用DVD-ROM、スピーカー、モニタと3段がさねで置いてみた。なんとなく初代マッキントッシュのような雰囲気もある。(小さなモニタ一体型パソコンという感じ) パチンコ台用からリサイクルされた特製モニタは正面に大きな厚めのアルミの板がネジ止めされており、これがなかなか高級感がある。3つのパーツを重ねた大きさが正面から見るとなんとなくミニコンポサイズに近いのでコンセプトが決定。今度のパソコンはミニコンポPCだ。語呂が悪いのでminicom-PCで行こう。今のPCはCD/MP3/DVD/MPEGの再生など当たり前にできるので、JAROに通報されるほと嘘っぽいキャッチフレーズでもなかろう。 とりあえず音楽録音についてはCDだと早録りMP3、ライン入力も使いたい場合はMP3JUKE BOXなどを使えば良いので問題無いとして、録画機能については今回は考えない。キャプチャボードをPCIスロットにつけるなり、USBで外部キャプチャといった手もあるが、他にそういう環境は持っているし、せっかくのFV24にカードは挿したくない。特にこと編集を念頭に入れた録画に関してはVAIOのハード&ソフトにかなうべくも無いので、再生用と割り切る。 コンポといえばアンプとチューナー内蔵というのが常識だが、アンプについては買ってきた4Wアンプ内蔵5インチベイ用のチープなスピーカーでも気楽に楽しめるし、いざとなれば大きめのアンプ内蔵のパソコン用スピーカーを買ってきても良い。チューナーは何せ電磁波の宝庫のパソコンであるのでもともとなじまない。ただ、NewQGold(5インチベイ内蔵用ステレオイコライザ)の新型がFMチューナー内蔵なのでそういうのをあとで付けてもいいかもしれない。(自分はほとんどAMばかりでFMを聞かないので付けないが。) とにかくミニコンポサイズということでできるだけ小さく作るために市販ケースは却下である。といっても今までケースなど作ったことが無いし、元来面倒くさがりの性分である。素人でも比較的簡単に加工できる木で、内部を隠すぼろ隠し程度なケースでいいやという結論に達した。大まかな工程として必要なパーツ類を秋葉原で購入してきた万能ステイ(<写真12>の側面の穴が空いた金属の板:1枚2千円くらい)に固定し、塗装した木の板を側面、天井、床の4面に取り付けてぼろ隠しとし、裏面はどうせ見えないのでそのまま空洞にしておくということにした。(妙に裏板をつけるよりは放熱的にも有利だし。) CPUは近所のショップで安売りしていたNX98用CPUアクセラレータについていたセレロン566MHzを使うことにした。今回の用途ではそう不足もないパワーだと思うし、何より放熱を神経質に心配しなくても良いと思ったからだ。 ●マザーの土台(ベース)を作成 今回はかばんPCのように、ただマザーボードをダンボールの上に置くわけには行かないので、万能ステイに固定するためのちゃんとした土台を作る。(ベースとかいうのだろうか?) 土台の材質は頑丈で加工が楽な黒(こげ茶)っぽい透明タイプのアクリル(3mm厚)にした。アクリルというと静電気が発生しやすいのでどうかなとも思ったが、いまだに無事このマシンが動いているので大丈夫なのだろう。 とは言え、最初に買ってきた状態のアクリル板は表面にビニール製の保護シートが密着していて、それをはがすと強烈な静電気が発生する。(ほっぺたの産毛が思いきりぞわぞわする。)この状態で大事なマザーボードを近づけるのは非常に勇気がいるが、私は小心者なので静電気がなくなるまでアクリル板を放置し、なくなったころにマザーボードの大きさ程度にカット。さらにマザーボードの固定用の穴にネジを通して、それを頼りにアクリルに穴をあけるポイントをマジックで印をつけて行く。印をつけた4個所に電動ドリルで使用するネジより気持ち大きめの口径で穴をあける。アクリルは割れやすいので作業は慎重に行った。(私の場合は電動ドリルを最初高速回転で押し付け、少しずつ力を抜きながら低速回転で最後に貫通させるようにした。) 土台とマザーボードの固定には<写真7>のように長めの丸ネジにワッシャーをつけてM/Bを通し、アクリル板の間にナットを2個かませてスペーサーがわりとした。アクリル板を通ったネジを裏側からさらにワッシャーを通してナットで締め付けて固定。土台の下の2つのネジはさらに間に万能ステイを通してからナットで固定する。 ●POWERスイッチとPOWER LED、HDD LEDの取りつけ 今度は電源スイッチとLEDの取りつけである。今回はアクリルで<写真8>のような取りつけのためのベースを作り、ドリルで穴を空けてスイッチやLEDを通すことにした。ベースは適当なサイズにカットした3枚のアクリル板をコの字形にしてアクリル専用接着剤で接着することにした。その前にまず前面になるアクリル板に口径がほぼLEDと一緒のドリルで穴を空け、LEDを挿しこむ。ただ押し込むだけで十分な強度で固定された。ちなみに<写真8>で一番右の緑のLEDがパワー用LED、隣の白いLEDが青色に光るLEDで、HDD用だ。とにかくこの青色のLEDは大変綺麗なので一度使ったらやめられない。また、スピーカーユニットの下のDVD-ROMはパイオニア製のスロットインタイプだが、こいつはDVD-RAMが読めないので、あとでDVD−RAMも読めるトレイタイプの日立製DVD-ROMドライブに交換した。デザイン的にはスロットイン式のほうが格好良いが、やはりDVD-RAMが読めるのと読めないのでは天と地ほどの差があるのである。 さてお次はPOWERスイッチであるが、これは前面のアクリル板の左側に3つドリルで穴をあけ、両側2つにネジを通し、ナットを利用してスイッチ本体を固定した。真中はさらに大きくあけてスイッチを通す。<写真9>そのスイッチの先(手前)にさらに小さくカットしたアクリルを瞬間接着剤で接着し、押しやすくした。黄色いスイッチも前から見るとほとんど目立たなくなって、自分的にはOKなのである。 それにしてもこの細いアクリルの穴あけはすごく大変だったなぁ・・・。最初の一枚は割れたので作り直したのだった。 ●ワイアレスキーボード受光部ユニットの取りつけ 例によって無駄物買いの銭失いな私は以前赤外線式ワイヤレスキーボードを買っていた。右上には親指でカーソルを操作するマウスパッド(敷くほうじゃない奴)と左右のマウスボタンに該当するボタン2つ並んでついていて、マウスも要らない優れものだ。たしか5000円くらいで投売りされていたものを買ったように思う。ただ、何台もパソコンを使う切り替え機を使っていると、自然にキーボードは1つか2つで足りることになり、こういった色物的なキーボードは埃をかぶることになる。 今回、やっとこのキーボードにもその秘められた強力なパワーを十分に発揮できるステージが用意されたのである。(感動の涙) やはりミニコンポというのはワイアレスリモコンで操作するものであり、ワイアードなキーボードやマウスから操作するのは断じて邪道であり、お洒落で無いのである。(強引だなぁ。(^^;)そう、例えて言うならこれは六本木パソコンの進化した姿なのだ。(ふ、古・・・・(^^;)というかN○Cは好きではないので当時はシャープのX1使ってたんですけどね。(笑) それはともかく、赤外線受光部のユニットだが、とりあえず暗いアクリルをうまく赤外線が通るもんかどうかを他のパソコンに繋いで試してみた。(最悪通らない場合は外付けも考えていたのだが。)しかし、それはもうあっけないくらいに大丈夫であった。かなり離れた距離からでもアクリル越しできちんとキーボードで操作することができる。そんなわけで<写真11>のようにスピーカーの上に受光ユニットを両面テープで貼り付けて固定した。 ●各パーツを万能ステイに取り付ける 用意したパーツ、マザーボードなどを万能ステイにネジ止めする。<写真12> 今回、パーツをどのように配置するかいろいろレイアウトを考えたのだが、前から見たコンパクトさを優先したので結果的に胴長なパソコンになった。これがダックスフンドの愛称を付けた理由である。ちなみにマザーボードの天地を逆にして電源の位置に取りつければPCIスロットを有効に使えるのだが、今回は放熱的にもCPUの前は空間が空いていたほうが良いのでそこまできついレイアウトは取らなかった。 もともとこの万能ステイは縦に使うように穴が空いており、なかなかねじ穴と合わないのだが、なんとかパーツごとに最低2箇所ネジ止めして固定することができた。 <写真13>にあるようにHDDは5インチベイ用HDDマウンタを利用して後ろ側を固定するためのフレームとして兼用、HDDを固定した。向かって右の毎度おなじみSeventeam製のmicroATX電源はそのケースに固定してあるネジをはずして万能ステイの上から締めなおして取りつけた。 |
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