minicom-PC製作記<後編>


<写真15>
●DIYショップで切ってもらったベニヤ板に前もってドリルでL字金具を使って組み立てるための穴を開けた後、紙やすりをかけ塗装をした。

<写真16>
●L字金具4個で床板と左右の側板を固定する。

<写真17>
●天板をセットした状態。遠目から見ると思ったよりも格好良い。(自画自賛モード)

<写真18>
●裏面は空けっぱなしである

<写真19>
●リセットスイッチは板の隙間にはさんである

<写真20>
●モニタを分解した時点で保証外となる

<写真21>
●左上が色濃度、右下が色あい調整用

<写真22>
●ミドルタワーの上に置いてみた

<写真23>
●ローランドのスピーカーMA-150Uと組み合わせてみた。結構格好良い。画面は華麗に舞い踊るみゆきちゃんである(笑)

<写真24>
●MediaPlayer7でMP3演奏中の視覚エフェクトはこのパソコンにとてもよく似合う。インテリアとしてもばっちりだ。ただセレロン566MHzではフラクタルはコマ落ち気味。もうちょい速いCPUでも良かったかもしれない。DVDやMPEGはコマ落ちなく再生できる。

<写真25>
●ちょっと恥ずかしいダックスフンドな体型。本棚には置けません(笑)

<写真26>
●PC本体をキーボードやスピーカーに合わせて黒く塗装した。液晶モニタの保護と質感アップのために透明アクリルを適当な大きさに切って、手前に貼りつけた。写真をクリックすると大きな写真で見られます。
●自作ケースの作成

中身はできたので、それを包み込むケースを作成する。先に書いたように木製の板で側面を覆ってぼろ隠しをするといった程度のもので良しとしたい。ただ、一応そこそこ見栄えが良いように塗装は行う。

まず、万能フレームで組み立てた中身のサイズ(幅・高さ・奥行き)を測り、近所のDIYショップでこちらが指定したサイズに4ミリ厚のベニヤ板を4枚カットしてもらった。次に後程L字金具で組み立てるためのネジを通す穴をドリルで然るべき位置にあける。

合板なのでカットした縁が結構がたがたになっていたり、穴が目立つ部分もあるので凸凹になっている部分は速乾性のパテで埋めて1時間以上放置して完全に乾いた後、丁寧に何度も紙やすりをかけ、できるだけ滑らかにする。そのあととの粉を塗っては乾かし、さらに紙やすりをかけてマホガニー色の油性ニス入りスプレー缶で2回に分けて塗装した。<写真15>時間のかかる地道な作業の繰り返しが特に苦手な私にしてはがんばったと思う。(笑)

長い時間をかけて(乾かす時間がとにかく長い)できた側板、床板をL字金具を使って4箇所ネジ止めした。<写真16>
木ネジでは強度がとれないので皿ネジを内側から外に出すようにして外側にワッシャーをかませた上でナットで固定する。ぎりぎりの寸法なので内側には余裕が無い個所が多く、できるだけ内側に干渉しないようにするためである。この状態で上から中身を置き、天板を最後に固定する。<写真17>

あとで中身をいじりたくなったときは天板を止めている(側板に出ている)左右4箇所のナットをはずすことによって簡単に天板がはずれるようにした。

裏面は<写真18>のように開け放しとなっている。静音タイプのケースファンも用意したのだが、いくら静音タイプでも音はするし、これだけ開放していてCPUもセレロンの566MHzなので取りつけていない。ケースファンが有効になるのはむしろ密閉した場合なのでこの状態で取りつけてもあまり効果はないだろうし。いままで結構長時間このマシンを使っているが、特に問題は無いようである。


●液晶モニタの彩度・色合いの調整

さて、ハードは組みあがったのでOSをインストール(今回も安定のWin98SEである。)してWindowsMediaPlayer7(以下WMP7)を追加インストールし、画面をVGA、16ビットにして手持ちのMPEG1で録画したファイルを再生する。すると、非常にどぎつい色で鑑賞に堪えられるものでは無い状態であることがわかった。(ちなみに16ビット以外のモードは使い物にならない。)
昔の16色の8ビットパソコンで映像をディザなしで流している感じである。特に私の好きなミュージカルの映像などはもともとのスポットライトや舞台照明のせいで色とコントラストが強く、よほどの顔のアップでもない限り、ほとんどわけがわからない。

しばらくの間、パチンコ屋のモニタだからこんなもんなんかな〜と思っていたのだが、念のためWMP7の映像関係の調整機能の「ビデオ設定」を表示させ、明るさを少し落とし、コントラストを下げ、鮮やかさも下げると十分に鑑賞に耐えられる画質となった。
(余談だが、WMP7のコントラスト調整はPhotoshopなどのものと逆で右にスライダーをドラッグするとコントラストが弱くなるのでちょっと変な感じだ。)もちろんミュージカルもばっちりである。つまり最初の状態では明るすぎ、彩度高すぎ、コントラスト強すぎだったわけである。

そこで色々WMP7で色を調整してわかったのだが、まずWMP7の欠点として一度調整した色はそのファイルを再生している間のみ有効で、別なファイルを読みこんだらリセットされてしまうのである。いちいちファイルを再生するたびに大幅な調整を行うのはちょっと面倒である。せめてもう少し調整が簡単であれば良いのだが、もともとの色が正常値をはるかに超えているので調整もそれだけ面倒なのだ。

次にWMP7ではDVD再生ができないのでDVD再生ソフトで再生してみた。まず、おそらくシェアNo.1のMightyPEG2000(POWER DVDシリーズ)で再生しようとしたところ、ドライバとの相性なのか、今までコンポジットに出ていた信号が強制的にVGAモニタに切り替わってしまい、その後、液晶モニタには一切なにも表示されなくなる。何度試してもだめなのでPOWER DVDはあきらめることにした。次にWinDVDをインストールして再生してみた。こちらはきちんと再生できた。しかし、(POWER DVDもそうなのだが)WinDVDの映像調整機能はWMP7に比べて非常に貧弱で、用意されているのは輝度調整(明るい暗い)と色相調整(色あい)くらいなので、彩度がおとせず、やはりど派手な映像になってしまってこれも鑑賞に耐えるものではなかった。

その後、さらにわかったのはWMP7でもVIDEO−CD互換のMPEG1であれば色の調整がきくのだが、VAIOの標準画質やMPEG2のフォーマットでは調整できない場合も多いようだという事である。

しばらく途方に暮れていたのだが、「待てよ?あとから全く調整のきかないモニタだったら、パチンコ台に付ける段階で色がどぎつすぎるものは捨てるしかないのか?そんなことは無いだろう・・・きっとモニタ側で調整できるなんらかの仕掛けがあるに違いない。そうだ、きっとそうだ。そうに違いない。」確信にも似た希望的観測のもと、ついに禁断のモニタの分解を行った。(これを行った時点で保証対象外になる。)<写真20>
とは言っても分解自体は簡単で、前面の厚めのアルミ板を4つのネジごとはずすとモニタ本体が剥き出しになるので、4隅のくぼみを利用してバランス良くドライバーなどで手前にほじくり出す感じで慎重にはずしてやる。するとその奥には怪しい(別に怪しくないが(^^;)基盤が見えてくる。

その基盤上にはいかにもそれらしい2つの調整用ボリューム抵抗(って言うんだったかな?)のパーツがあるので、それに細い+(プラス)ドライバをつっこんでまわしみた。すると向かって左上が色濃度(彩度)調整、右下が色合い(色相)調整用である事がわかった。残念ながら明度(明るさ暗さ)は調整できない。(もしかするとモニタ本体内部に調整用のパーツがあるのかもしれないが、これ以上分解すると面倒なことになりそうなのでやめた。)そこで色々な映像を流しながら、割合オールラウンド的な調整にしてモニタをもとの通りに組み立てる。明るさが調整できなかったのでミュージカルなどではさらにWMP7で微調整をしなければならないが、今度はもともと見られる画像になっているので以前に比べれば楽なものだ。

調整前 調整後

DVDもかなり鑑賞に耐えられる感じになり、WinDVDの持つ輝度調整つまみを利用する事で十分な画質になることも判明した。
なにはともあれ、これで満足の行く鑑賞ができるようになって良かったのであった。

さらにこのオンボードビデオのドライバはなかなか良くできていて、画面のプロパティから全体の明るさを4段階で調整できる。これは下から2番目に調整する。そして何より嬉しいことにこのドライバではTVの安全フレームまで拡大して画面を表示することができるのだ!なぜ嬉しいかというと、うちではよくケーブルTVから番組をVAIOでMPEG録画するのだが、もとがCS放送のものは圧縮率を稼ぐためか、安全フレームを外れた両端に白くて太い筋が入るのだ。以前はいちいちWinDVDなどでズーム機能を利用してそれらを見えないようにして鑑賞していたのだが、このPCでは最初から安全フレームなのでまったく問題ない。私はすっかりこのFV24の虜となってしまった。あと2枚くらいなら買ってもいいくらいだ。(笑)

弊害としてはデスクトップのタスクバーやアイコンの上下左右が見かけ上欠ける(タスクバーはぜんぜん見えない)のだが、これはVideoPCでもやったように「アプリケーションの追加と削除」から「拡大鏡」をインストールすることで解決。(当然デスクトップ上の文字やファイル名などはサイズを大きくして遠目からでも読めるようにしている。)見かけ上画面では端が欠けていても拡大鏡を動かせば隅々まで表示されるし、拡大されているので操作性が良くなるくらいである。Windowsの終了やWMP7の全画面表示などの切り替えは通常ショーカットでやるので実際は拡大鏡を使うことも少ないのだが。


●コンポはやっぱり良い音でないと

さてこれで完成と<写真22>のように普段使っているミドルタワーの上に置いて内蔵スピーカーで楽しんでいたのだが、使い込んでいるうちに、やはりミニコンポPCを標榜するなら音の良いスピーカーで楽しみたい、しかもデザイン的にも美しくしたいという欲求が日増しにむくむくと沸いてくるのだった。もうこうなったら止まらない。(笑)

近所のショップのPC用スピーカーコーナーに行くと、大きさ的にちょうどよさそうなスピーカーがあった。ローランドのMA-150Uである。このスピーカーは左右独立の15Wアンプを内蔵しUSB接続、ピンジャック接続、ステレオミニプラグ接続と入力端子が多彩でデザインも格好いい。なによりサイズがミニコンPCとマッチしそうだ。ということでさくっと購入。(最近、自作好きというより自爆好きだぞ、俺(^^;)

家に持って帰ってみて驚いた。偶然高さが最初から合わせたかのようにぴったりだったのである。PCにはゴム足をつけてあるので、このスピーカーにもゴム足をつけ、きっちりと高さが揃った。これでこのPCも最終的な完成を見たのであった。音は大変良い感じである。現在このPCはもっともお気に入りのPCとなっていて、マルチメディアプレイヤーとして毎日活躍してくれている。めでたしめでたし。

おまけ:
起動の様子ムービー(MPEG1/ 2.74MB)
MPEG1再生中のムービー(MPEG1/ 2.24MB)


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●黒に塗り替え


さて、その後、スピーカーやキーボードがガンメタっぽいダークグレーなのでPC本体をスプレーペイントで黒く塗った。単に黒く塗った場合、よほど質感が高級で無いと、かって安っぽく見える。こうした場合は白のインレタでPOWERやEJECTの文字を貼りつけたり、DVDのロゴなどを白く塗ると引き締まる。うちの近所にはインレタ(インスタントレタリング)を売っている店がなかったので、インクジェット用のラベル(シール)に白文字を印刷して切りとって貼った。作業的にも楽だし、注意して見なければインレタと変わらない印象である。さらにモニタの保護と質感アップのために透明のアクリルをモニタの手前に厚手の両面テープで貼りつけた。スピーカーとキーボードは黒ではなくガンメタっぽい色なのでやや違和感はあるものの、結構AVコンポっぽい感じになったと思う。

(完)

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