シグマリオンのMIDI音質チェック

ここでは、Sigmarion+MimidiでのMIDI音質をチェックしてみましょう。
Sigmarionで試聴する場合は、最初にMIDIを全てダウンロードして、
あらかじめMimidiに登録しておくと楽に閲覧出来ると思います。
又、母艦PCと聴き比べると、よりわかりやすいと思います。

 

1.音域チェック
  ・高音、低音がどこまで発音出来るかチェックしてみましょう。
  ・
試聴MIDIダウンロード (音源:GM、形式:SMF1、ボリューム:100、楽器:ピアノ)

  いかがですか? 全ての音が聞こえましたか? ↑までしか聞こえませんね。
  また、倍音が良く聞こえないのに気付きましたか? 高い音になるほど、響きが
  薄らいでいく感じです。スピーカーが小さいからといって、必ずしも高音が鳴るとは
  限らないようですね。

 

2.音量チェック
  ・最大/最低音量をチェックしてみましょう。譜面の数値は音量(0〜127)を示します。
  ・
試聴MIDIダウンロード (音源:GM、形式:SMF1、ボリューム:100、楽器:ピアノ)

  全ての音が聞き取れました。Sig2+Mimidiでは、音の強弱の幅が狭いようです。
  ノートPCで聞くと、ボリューム40以下では、ほとんど音が聞こえなくなります。

 

3.スピードチェック
  ・速いフレーズがどこまで発音出来るかチェックしてみましょう。(4/8/16/32分音符)
  ・
試聴MIDIダウンロード (音源:GM、形式:SMF1、ボリューム:100、楽器:ピアノ)

  これは意外でした。32分音符でも立派に鳴ってます。ピアノのようにアタックが強い
  音色だと速いパッセージも発音出来ることがわかりました。楽器選びのコツですね。

 

4.音色チェック
  ・楽器の音色の違いがわかるかをチェックしてみましょう。曲は童謡「ふるさと」です。
  ・
試聴MIDIダウンロード (音源:GM、形式:SMF1、ボリューム:100、楽器:下記)
  ・楽器演奏順:ピアノ → ヴァイオリン → フルート → オーボエ → クラリネット →
   バスーン → トランペット → トロンボーン → ホルン → テナーサックス → オルガン
   → ハープシコード → ナイロンギター → スティールギダー → エレクトリックギター
   → オーバードリヴンギター → ギターハーモニクス → ストリングアンサンブル →
   → ティンパニ → マリンバ → ヴォイス

  選曲はいかがでしょうか? ここはしつこい繰り返しになるので、聞き慣れた童謡に
  してみました。実は、この実験がシグマリオンの限界を最も良く現していました。
  半分以上の楽器が好意的に聞いても実際の楽器音とは明らかに異なります。
  もちろん、楽器の音色は、その楽器の主音域に合わせてあるので、全ての音域で
  似た音が出るわけではありません。例えば、古典派の交響曲を聞くと、フルートは
  最高音域で、その1オクターブ下がオーボエで、さらに1オクターブ下がクラリネット、
  という具合に使いわけています。音域毎に楽器を選べば、少しは現実に近づくで
  しょう。ちなみにフルートは1オクターブ上に、バスーン、トロンボーン、ティンパニは
  1オクターブ下にしてあります。お気付きになりましたでしょうか?
  一方、ギターは、ナイロンもスティールも差がありません。ホルンに至っては、波打って
  しまって聞けたものではありません。ここまでひどい時は仕方なく代替え楽器を探す
  ことになります。
  また、同じボリューム100なのに楽器によって音量が異なるのがわかります。
  音量も音域に依存するので、音色同様、再生PCを想定した最適化の対象になります。

 

5.音源別チェック
  ・
GM/GS/XG各種音源用のMIDIを聴き比べてみましょう。
   曲はギターの名曲、「アルハンブラの思い出」です。
  ・試聴MIDIダウンロード(音源:
GMGSXG

  3種類の音源共、問題なく再生されました。音源の差はシグマリオン+Mimidiでは、
  ほとんどわかりませんね。母艦PCでなら多少わかるかもしれません。
  言い遅れましたが、この演奏は実音より1オクターブ上げてあります。こうした方が
  MIDIとしては聞きやすくなります。言われないと気が付かないですよね?

 

6.和音チェック
  ・和音数はどこまで再生出来るかチェックしてみましょう。
  ・
試聴MIDIダウンロード (音源:GM、形式:SMF1、ボリューム:100、楽器:ギター)

  これは、予想通り綺麗に響きました。音が重なっていくうち、普通は雑音が増幅されて
  いってしまいやすいのですが、元から倍音が足りないSigの場合、和音が倍音効果を
  うまいこと発揮しています。逆の言い方をすれば、重音としての重みは足りません。
  実際の制作では、単音のフレーズでも邪魔にならない程度に小さな音で倍音を意図
  的に重ねてやると良い響きになるでしょう。

 

7.ジャンル別雰囲気チェック
  ・いろいろなジャンルの曲を聴き比べてみましょう。
   曲は
音楽研究所自動作曲システムで作曲しました。 (音源:GM、形式:SMF1)

 ・フォーク   試聴MIDIダウンロード
 ・沖縄民謡   試聴MIDIダウンロード
 ・フュージョン 試聴MIDIダウンロード
 ・室内楽  
  試聴MIDIダウンロード
 ・ハワイアン  試聴MIDIダウンロード

  いかがですか? 音楽ジャンルの定義は様々ですが、基本はリズムと旋律です。
  楽器の音が多少変でも雰囲気は伝わると思います。一方で楽器=ジャンルという
  音楽文化が出来上がっているのも事実です。楽器の音質はやはり重要ですね。

 

8.オーケストラ曲試聴チェック
  ・様々な楽器、音域、音量、テンポの再生能力を総合チェックしてみましょう。
  ・
試聴MIDIダウンロード (音源:未指定、形式:SMF1)

  この曲は有名なので聞けばそれとわかると思います。小学校の帰りを思い出すので
  しょうか? この演奏は、シグマリオン用に最適化したものでなく、win95/98/NT/2000
  でノートPCクラスのスピーカーを意識した音量調整がしてあります。楽器選択も原曲
  通りなので、例のホルンがワンワンうなってます。一般のMIDIをただダウンロードする
  とこうなる、という例です。やはり単音フレーズが厳しいですね。重音の部分はそれ
  なりに聞けると思います。

  Mimidiは軽量ソフトですが、音質には難があります。
  音質を重視される方は、GSPlayerを選択すべきでしょう。

  最後に、この実験が皆さんのシグマリオン向けMIDI制作の参考になれば幸いです。

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