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ここまでこのホームページを見てこられた方は、私が決して『押忍!!空手部』だけしかコミックを知らない
人間ではない事は分かってもらえただろう。そして人間として生きていく上での大きな指針をこの作品から
頂いた、というのもある程度は納得してもらえたのではないだろうか? しかしながら、それ以外にも魅力的な内容を秘めた作品はいくらでもあるし、幸いにしてその中の一部でも 紹介できたら、の気持ちでスタートするのがこのコーナーである。 実はこのタイトル、当初は以前私が参加していたとある同人誌で同様の趣旨で始め、僅か数回で打ち切った のと同じタイトル(コミック玉手箱)を利用していた、が、現在の方が当時より多くのコミックに出会えてい るので、より広範囲に広がる可能性が高い事からこのタイトルに急遽変更した。 ま、今回こちらにピックアップするのは名前の知られた作品ばかりではなく、下手するとマニアック(あるい は“コミックおたく”?)のそしりは受けるのは半ば覚悟できているが、むしろ『こんなのまで読んでいるの か?』と云われかねない作品のほうが多いと思う…。 |
| 1)空くんの手紙 | 2)軌道春秋 | 3)ドラゴンクエスト天空物語 | 4)ぴっぴら帳(ノート) | 5)NINETEEN | 6)火星人刑事(デカ) | 7)有閑倶楽部 | 8)Cat’s Eye | 9)迷い家ステーション | 10)桃色サバス | 11)高校鉄拳伝タフ |
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2000年暮に、この作品がコミック文庫化されるのを知ったときには『良くぞこのような名作を選定してくれ
た』という思いと、『果たして読む人がいるのか?』という不安が並立した。 残念ながらこの作品は、連載当時リアルタイムでは見てなく(当たり前だが…)、作者の同級生でもある小森 まなみさんのラジオを通じてその存在を知り、そして10年ほど前に愛蔵版の形で復刻した際に初めて作品を 目にしたものである。ここでこういう事を言うのも何か変な話だが、彼女のラジオは心が落ち着く、とでも 言うのだろうが、いわゆるヒーリングに近いのだが、形式的なそれではなく、本当に彼女のラジオに耳を傾 けているリスナー全員に向けている、とでも言えるのだが、この作品にもその様相は見え隠れしている。 話が若干それてしまったが、この作品に目を通すと明らかに心が和む、と言うのか、なんとなく落ち着いて くるのが分かってくる。それだけに最後のエピソード(新聞の日)などは、物事を割り切ってしまうのも結構 だが、だからといって夢を捨ててしまっていいという物でもない、とメッセージを送っているのだろう。 なお、この作者(小田空先生)は一時期消息不明(笑)になっていたそうだが、ユーラシア大陸大放浪の旅の末、 中国に傾倒、田舎町で日本語を現地の若者達に教えつつも、中国文化を日本に紹介するエッセイコミックを 連載、その模様が2000年夏に『中国いかがですか?』として、さらに2001年秋にはエッセイ『中国の思う壺』 としてそれぞれ刊行された。中国を知りたい人も、そうでない人も、通り一辺倒なガイドブックではなく、 こういう笑いながらも考えさせられる本はいかがだろうか? |
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2000年頭に雑誌“旅と鉄道(実は件の“たびてつ友の会”もここで知ったが…)”やJTB時刻表の“グッた
いむ”で原作者のPR葉書が掲載されていたが、最初は『レディースコミックに鉄道ネタ?そんなのウける
とは思えないけどなァ…。第一読む奴いるのか?』と半信半疑だった。で、去年の秋にコミックスが出たと
の一報にかかわらず読む機会がなかなかできず、しばらくはそのままだった。 ところが先日、廃止が本決まりとなったのと鉄道七尾線・穴水〜輪島間の乗り納めに出て、夜行急行“きた ぐに”と七尾線始発列車の待ち合わせに立ち寄った金沢駅のハートイン(JR西日本のコンビニ)で見かけ、 思わず買ってしまった。で、七尾線始発の“サンダーバード”の快適な車内に揺られながら読みこんでいっ た。 第一印象として、ちょっとしっとりくる感じで、掲載誌の主たる読者層も関連するのだろうが、“たびてつ” は目に見える形でアクティブだったが、こちらはむしろキャラクター達の心のうちに秘めた決意を感じさせ る作品である。そして、旅行に使えるガイドブックにはなり得ないが、人間の生き方のガイドブックにはな り得る作品ではないだろうか? |
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今やすっかり日本文化(そこまで言うか…?)の一つにまでなったゲームだが、その中にあっても“ドラゴン
クエストシリーズ(以降DQと省略)”が果たした役割はかなり大きいのではないかと推測される。そしてそ
れほどの作品となれば自然とゲーム本体には関連しないものの、外伝的要素の強い作品が出てくるのだろう。
今回紹介するこの作品は、正に(個人的に)シリーズ中の最高傑作と言っても良い“DQX”の外伝で、石像
にされた主人公を捜し求める、その子供である勇者(シリーズ7作中唯一の主人公≠勇者)と双子の妹がメイ
ンになった物語である。このゲームをプレイした方ならご存知だろうが、ゲーム本編では単に季節が流れる
だけ(実に8年間!)だったが、このうちの発見までのラストの2年分を描いているのがこの作品である。作
品の構成上、オリジナルキャラがほとんどだが、最初にプレイしたときのあの熱い感動を何時コミックで登
場するかが楽しみな作品でもある。 尚、この作品の掲載誌の出版社はDQシリーズの発売元でもあり、既にシリーズ中DQW以降の各作品がコ ミック化、最近連載の始まった最新シリーズのDQZを含めてコミックスも既に発売中である。 エニックスGファンタジーコミックス等(再三の掲載誌移動のため)より全11巻発売中 |
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ちょっと(当時としては)マニアックというか…。この作品はセキセイインコをメインに、その飼主を含めた
周囲を描いた4コママンガだが、実はそれ以前から同人誌活動を色々とやっており、ようやく認められ連載
を勝ち取ったのがこの作品である。いわゆるインディーズ時代(ミュージシャンではそういう表現はよく目に
するが、漫画家でもいえるのだろうか?)には鉄道系の方にも何がしか描いており、私の鉄系友人の同人誌で
も挿絵を担当された事もある。 所でこの作者、実は広島出身だという事がこの作品の中で一箇所丸わかりという個所がある。…ま、これは 見てのお楽しみって奴ですね(笑)。 お知らせ…ここ数ヶ月来、新作『夕凪の街・桜の国』が話題を集め、先日は“文化庁メディア芸術祭漫画部 門”で数あるメジャー作品を差し置いて、大賞を受賞されたそうです。この場をお借りして作者のこうの先 生に祝辞をお送りします。 |
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今回は前回と打って変わってメジャー作家の登場となるが、この作品は新展開を期した作者の出世作と言っ
て良いだろう。 こういう書き方をしたのも、私が不勉強なだけなのかもしれないが、この作者、かつては少女漫画家の第一 人者として確固たる地位を持っていたが、あえて青年コミック界に進出したというとの事。なるほど絵柄の ラインは細いな、との第一印象があったが、それ以上にストーリー展開が非常に繊細で、作者と同い年(嘘の ようだがホントの話)の私も思わず納得できる面が多かった。ストーリー自体は主人公の大学入学からの2年 間(と推測…。はっきりでてませんけどね…)を描いているのだが、連載当時の大学生の生態を描いたと言え なくもない。 さて、このコミックには目が点になるような書きこみが二、三あるのが笑いを誘う…。加えて登場人物の書 きこみ・設定などはさすが“(元)少女漫画家”らしくかなり木目細かくなっており、極論すりゃこの作品の キャラクターがすぐそばにいそうな感じがしてくる。その最たるものが主人公・久保田の高校時代からの先 輩でもあり、彼と結ばれた以杏(いあん)の腹違いの兄である田口団長などは文字通りの“頼れる兄貴分”て な感じで、この方がそばにおれば私でも思わず『団長!』と声をかけてしまいそうになる…。言ってみれば “空手部”での森上さんや、“高校鉄拳伝タフ”の親父(おとん)のように、主人公ではないものの、ストー リーに重みをつけるキャラクターと言ってよいだろう…(実はこの“団長”、初登場シーンでは『男は硬派!』 とばかりに高木さん(とーぜん“空手部”の…)も友情出演させている…)。 最終巻の巻末には、後書きに変えて現代のタッチでこの作品のキャラクターが総登場となっているが、かな りタッチが変わっているのが目に見えてハッキリしている(作者自身は意味ないとは言ってますが、ある意味 大きな冒険でしょうな…)。 |
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当初、とあるマザコン少年と不倫志望教師が繰り広げるラブコメコミックでも次に取上げようか、と思った
が、さすがに諸般の事情から『こいつァ時期的にまずいな…』と判断(高速道路で手錠かけられてダンプに轢
かれた事件の大元の犯人が中学教師だとは…、ねェ…)、たまたま同じ雑誌で同時期に連載していたこの作者
の作品を取上げる事にした(相も変わらず回りくどい言い方だこと…)。 全国あちらこちらの高校を渡り歩いては運営を引っ掻き回すライバルを追っかけまわして高校を渡り歩いて はなんとか逮捕に持ち込もうとする主人公。この彼女は警察からの派遣で、更に門外不出の秘技・火星人殺 法を習得した5代目の火星人刑事だった。当初は学校内でドタバタやっているだけだったが、最近では大元 の警視庁のみならず何かと話題と問題を引き起こしている外務省や文部省、更には外国まで巻き込んでの大 騒動と化している。はっきり言ってこの作品、何の脈絡もなく、ただドタバタギャグをカマしているだけに 見えなくもなく、かつ過去のこの作者の作品もそうだが、妙にそそられるのはどうしてだろうか? |
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まさしく“満を持して登場!”と言った感じのこの作品だが、出会いは意外とごく最近である(正確にはその
以前に小田空先生のコミックエッセイ『目のうろこ』で作者の人となりはある程度把握したつもりである)。
今の仕事についてから、巡回で守口市内南部のいくつかの局を回るようになったが、その中のS局の休憩室
にこのコミックスが何冊か置いてあり、ぱらぱらと目を通すと何とまあど派手で無茶する事!六人も主人公
がいると言う事自体かなり破天荒だが、以前日報(若しくは戯言)で書いた事だがこの六人が六人とも一癖も
二癖も…てな言い方が生半可過ぎる(良い意味で)凄まじいキャラクター達である。 もっとも、連載が長い事続いたが為に、作者自身が『こんなはずではなかった…』と述懐しているように、 私自身もこれを読み通して『おいおい、このストーリー展開やとキャライメージが違ってくるで…』と感じ た面も少なからず持っている。 さて、この作品のキャラ名の命名だが、“酒豪”と噂される作者に相応しく(笑)、日本各地(正確には世界全 域)の有名な酒の銘柄が使われている。 |
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こちらも前回に引き続いてのメジャー作品の登場となる。それにしても息の長い人気のある作品で、20年あ
まり前にTVアニメになっていたし、つい数年前には余り話題に上らなかったが当時の人気美人女優をふん
だんに使って実写版で劇場公開された事もある。もっともこれ(実写版映画)ばっかりは同じファンでも単純
に喜んだ人と、原作のイメージが壊れると憤慨した人に分かれるのだろうが…。 さて、ストーリー的には今更私が何がしか言う必要もないのだが、消息不明の画家である父親の作品ばかり を狙う女泥棒三姉妹と、それを追う刑事の物語(正確には連載初期の頃には貴金属類もターゲットにしていた ストーリーもあるが…)で、その三姉妹の真ん中と刑事が“結婚まで後一歩の”恋人同士というかなり過酷な 設定。逮捕に躍起になる刑事だが、相手も捕まってしまっては凡てが破滅になってしまうので、一時は刑事 を自らの仲間に引き込もうと躍起になるが、これも失敗する…。 途中からは単に泥棒と刑事の追いかけっこだけではなく、(正体がばれてないからできるのだろうが)三姉妹 と刑事やその仲間達とのふれあい(笑?)を描いたシリーズや、次作『City Hunter』でも使われ ていそうな(ちょっとスケベっぽい)ストーリーが増えてくる(この作品の大きな舞台にしてタイトルでもある 喫茶店“Cat’s Eye”自体『City Hunter』やその続編の『エンジェルハート』でも登 場している−マスターは残念ながら色香漂う美女からむくつけきグラサン・スキンヘッドの大男に変わって いるが(爆笑))。 クライマックスは自らの父親の失踪の遠因となるシンジケートグループとの一騎討ちのはずだったが…。こ こから先は書かないで実際に作品を見てもらうのがエチケットと言うものだろうが、シリーズ全体を通して 最大の特徴と言えるのが絵柄の各段の進歩と言えよう。作者にとって実質的なメジャーデビュー作でもある この作品は連載初期と最終期とでは全く異なると言ってもよいほど絵柄が洗練されている。恐らくこれは私 が以前『〜河北支部』で『空手部』に関して書いたのと同様、描き方の要領がつかめたのだろう。 |
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さて、正直な所、鉄道コミックと言うのは一体どのくらいあるのだろうが?第一にどの辺りまでを
“鉄道コミック”と定義付けるか難しいところだろう…。極論すればあの“銀河鉄道999”までも入りか
ねないところだが、少なくともこの作品やあの“たびてつ”、更には最近始まった“ちんでん”辺りがが入
るのはほぼ間違いないだろう。 この作品が連載されていた頃は“バブル景気”がはじける寸前で、鉄道業界の中には未だイケイケドンドン 的な雰囲気もなくもなかったが、舞台が観光でもっている第3セクター鉄道という事もあってストーリー的 にはかなりシビアな話(後半の一部区間廃止騒動等)も多い。 さてストーリ紹介だが、前述のように観光である程度もっている第3セクター鉄道(架空のそれだが、雰囲気 的なモデルはJR吾妻線+わたらせ渓谷鐵道か?)の終着駅の駅員兼研修掛員と、駅横のそば屋一家が繰り広 げる物語で、初期の頃は“地域密着”の要素が強いストーリー展開を見せる。その中には“鉄道が好きで入 社した”新規採用社員が筋金入りの“ぽっぽ屋(当時はこの表現、メジャーではなかったはずだが…)”にた たき上げられるまでの経緯を描いたり、向こうっ気の強い若手運転手に“運転手としての心構え”をそれと なく指し示し、以降のストーリーではすっかり心服したり…。 後半では前述の通り、“一部区間廃止騒動”が立ち上がった上、戦時中に東南アジアへ送り込まれたはずの 蒸気機関車“C56”がこの終着駅から出土したりと、予想外のジェットコースター的展開が『あれあれあ れ…』と若干の戸惑いは見せなくもないが、当時(80年代後半〜90年代前半)の鉄道業界では起こり得た事柄 を余す所なく描ききったといえよう。 所でこの漫画、珍しい事に表現は悪いものの『夢果たせなかった男』が主人公で、しかも前記の新入社員同 様“鉄道が好きで入社した”とのことで、しかもその経緯が(両者とも)“生まれ育った場所のそばに鉄道が あった”とのことで、以前私が某“たびてつ”にて記した“鉄ちゃんの動機”の(私も同じ)環境型にもろ合 致する(いいのか?ここで別の漫画宣伝して…)。また、瞬間的に様々な第3セクター鉄道が出てくるシーン があるが、やはり当時の時代背景(若しくは目立つ看板車両だからか?)からだろうが、のと鉄の“のと恋路 号”や北近畿タンゴ鉄道の“タンゴエクスプローラ”が出てきている(今なら智頭急行の“スーパーはくと” や北越急行の“スノラビ(特急“はくたか”な)”だろうな…)。 さてこの作品、あくまで個人的意見だが、そろそろ文庫版で出てもいいと思う。完結してほぼ10年。今のロ ーカル私鉄の現状を見ると“生ぬるい作品”だと切り捨てられるのがオチだろうが、単なる鉄道漫画には留 まらぬ人間ドラマを描いているように見えるのは私だけだろうか? |
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最近の本屋はコミックに関しては結構閉鎖的な面は否めず(商売上、立ち読みだけで済まされたら洒落にもな
らないのは判るが…)、極端な所では文庫コミックスも同様の処置を施されている所がほとんどである。もっ
とも場所によっては文庫コミックスに関しては比較的ゆるい所もあり、この作品もその本屋で何の気なしに
覗いたところ『ちょっとヤラしいけどオモロいやないか!』となったものである。 さて、ストーリーはたまたま大魔神(某大リーグの日本人リリーフピッチャーにあらず)の魂を持った主人公 を始末する命を受けた低級魔女(いわゆる見習いってとこか?)が織り成すラブコメではあるが、何時の間に やらその“命”は忘れ去られてしまい、どこにでもあるようなストーリー展開になってしまった。もっとも 出てくるキャラクターたちは一癖も二癖もあるオモロい(場合によってはナントカと紙一重かも?)連中ばか り−優秀だが若年性痴呆症(笑)の魔女や主人公とは対照的に天使の魂を持ったモノの、妙にナルシストの気 のあるライバルキャラ、果てには異常なまでに“女性の”ヌード写真撮影にこだわり続ける主人公の父親等 など…−のため、“どこにでもあるような”と書いているにもかかわらずストーリーに引きずり込まれてい くのだが…。 最後の最後になってその本来の“命”が復活するが、これが当初予定(?)と違った解決方法に導かれて行く のだが…。ここから先は実際に読んでもらうしかないだろう。それとこの作品はかなりの頻度で女性のヌー ドシーンが現れるので、冗談抜きで18歳未満の方にはお勧めしにくい面はある。その一方で、魔女に付物と される使い魔も一般的な黒猫やコウモリだけではなく信楽焼のタヌキ(このタヌキ、結構文字通りの曲者で信 じられないような一面を持っている)や肥満したウサギなんてのもいたりと、笑えるツボは押さえていると言 えよう。 |
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どのようなきっかけでコミックの連載が始まるかは作品によって色々と異なるが、この作品ほど、数奇な定
め(笑)でスタートした作品はないだろう。 雑誌の運営上としては同じ系統の作品が集まるよりは多種多彩な作品が集まった方が門戸が広がると言う物 で−もっとも最近は同じ系統の作品ばかりを集めた言わば“専門店的”な雑誌もないとは言いきれない−、 様々な雑誌を見ても同系統作品は一冊につき一つか二つ位である。 ただ、連載が何らかの事情で中断するハメに陥った場合は新規作品の参入するチャンスとなり、同じ系統の 作品が複数並立することがある。実はこの作品、あの『押忍!!空手部』が休載となった時期に連載が始まっ たのだが、元々は不良漫画の読み切りで登場したキャラクターをそのまま格闘物に移行させたらしく、舞台 も『空手部』同様関西(こちらは神戸)からのスタートとなっている。 殺人拳という設定にある古武術の継承者でありながら“最強”という称号〜“幻想”とも言えなくもない〜 主人公の高校生が次から次へと現れる格闘家達と拳を交える…という書き方すると、どこぞでみかけたぞ、 という声が聞こえなくもないが(笑)、実際この作品にしろ、『空手部』にしろ似たような展開になるのは仕 方ないのだろう…。 途中、父親、さらに自分自身ともやりあったプロレスラー(もちろん架空だが、モデルは多分I氏)が数多く の闘いの果てに死亡、その後継を定める格闘トーナメントが物語の後半3分の1を占める形となるが、その 結末はとんでもないどんでん返しに終わる。そしてラストエピソードの古武術継承を巡る争いとなるが、こ の辺りでは主人公は高校生ではなく、その父親と双子の兄でありながら自らの生き方に落とし前を付けよう としている男の二人と言ってよいだろう。 なお、一応この作品は完結しているが、続編が現在連載されている。また、作者曰く『力を入れてしまった』 父親をメインにした外伝も作られている。 |