M8(N6523) Sgr 散光 L1
干潟星雲

2005/6/6 1:58
牧の戸
3/3/4
50cmDob RA10
X220 0.27°
フィルタなしでのスケッチです。 フィルタを付けると、くっきりした見え方になりますが、
模様が変化します。
砂時計の形はフィルタなしの方がはっきりする印象です。 M8は
濃淡が比較的単純なので取り組みやすい対象です。
M42だとこうはいきません。
このスケッチは中心部を拡大したものです。 視野の東側には星団(N6530)が広がって
いてその一部が見えています。
中心には砂時計と呼ばれる明部(A)が目立っています。
ここが星雲の中で一番明るく見える所です。 小さな三角形が向かい合って砂時計のよう
な形をしています。
かなり小さいので倍率は高めにする必要があります。 これの南北から
明るい領域が分銅状に広がっていて、一部は西側へたなびいています。
砂時計のすぐ
西側に恒星があり、その周辺がはっきりと暗くなっています(C)。
さらにこれの北側から
暗い領域が西側へ伸びています(D)。
砂時計の東側にも少し暗い領域(E)があります。
三角形のような不規則な形をしています。 全体を見渡すと砂時計周辺が最も明るく、こ
れを大きく取り巻くように川のような暗黒帯(G)が流れています。
視野の東から南へくっ
きりと見えています。
暗黒帯の両岸とも輪郭がはっきりしていて、特に南東側の輪郭は
凹凸があって面白い姿です(F)。
暗黒帯の南東側に広がる明部は、均一で細かな模様
はありません。
暗黒帯と接する部分が特に明るく見えています。 暗黒帯の北西側、砂
時計を中心とする大きな明部は視野の外側へ向かって徐々に拡散しています。
砂時計
の北東には不明瞭な暗黒帯(H)がG部から分岐して貫入していますが、そらし目でなん
とか見える程度です。
この暗黒帯を挟んで北側には少し明るい領域(I)がぼんやりと広
がっています。
砂時計から北西方向にかなり離れた位置にはアーチ状の構造(J)が確認
できます。
淡いながらくっきり見えています。そのあたりの背景には本体から拡散した光
芒がうっすら広がっています。


M8(N6523) Sgr 散光 L1
干潟星雲

1998.05.27 03:20
牧の戸
3/3/4
32cmDob XL21
OIIIフィルタ
X70 0.9°
複雑に入り組んだ構造が楽しめます。中央部には散開星団N6530があり、OVフィル
タを使っても消えずにはっきりと見ることができます。明るい部分は大きく三つに分か
れています。南西部にある三角形をした領域が最も明るく、ほぼ中央に9Sgr(6.1等)
が明るく輝いています。この9Sgrの南側に少し暗くなった領域が小さく見えています。
中央から南部にかけて2番目に明るい領域が広がっていて、ここには散開星団
N6530が含まれています。最も明るい領域と2番目に明るい領域の間にはっきりした
暗黒帯が大河のように蛇行しながら横たわっていて、その両岸が明るく目だっていて
みごとです。南端部には、角のような尖った構造が見えています。淡いのですが輪郭
がはっきりした印象です。最も明るい領域の北側に3番目に明るい領域が広がってい
ます。東西方向に伸びていて、東半分が明るい印象です。良く見るとN6530の東側に
も、かすかな星雲の広がりを感じられ、ごく淡くもやのように大きく広がっています。

10X42双眼鏡では、細長い三角形に囲まれて東西に並んだ二つの明るい斑点が見え
ます。三角形の西端は7Sgrを含む二重星です。明るい領域のうち西側の中心には恒星
があります。これは9Sgrで、これを取り巻く明るい領域がはっきりと見えています。東側
は多少楕円形で、これは散開星団N6530に対応しているようです。南東方向に球状星
団N6544もはっきり見えました。

M8(N6523) Sgr 散光 L3

1999.05.15 03:30
牧の戸
2/3/4
32cmDob TPL10.5X2バロー
OVフィルタ
X300 0.15°
M8干潟星雲の中心部です。倍率を上げて(X300)OIIIフィルタを使うと、砂時計状の形が
おぼろげながら感じられました。南北にある二つの三角形が頂点を接触させる形で向か
い合っています。くびれた部分のすぐ西側に恒星が隣接しています。西側の輪郭は東側
に比べると明瞭です。北側の三角形の方が明るく感じられます。砂時計の南北両端から
東側へたなびくように明部が広がっていて、その中間地帯はやや暗くなっているようです。

M8(N6523) Sgr 散光 L2
N6530 Sgr 散開 L2

2004/7/17 0:15
五ヶ瀬
2/2/5
FS78 RA10
X60 1.0度
夏を代表する散光星雲で、 別名、干潟星雲とも呼ばれています。 十分明るいので30mmファインダ
でもよく目立ちます。
倍率を高めにして長時間眺めると複雑に入り組んだ姿 が見えてきました。
西側に小さく明るい集光部が目立っています(A)。 これは砂時計星雲とも呼ばれる領域です。 その
周囲に楕円形状の光芒が大きく広がっています(B)。
これの南東側には星雲を斜め横切る暗黒帯
が見えてい
ます(C)。 暗黒帯の南東側にも暗黒帯に沿うように光芒が広がって いて、その中央部
には弱い集光があります(D)。
この領域の北東にはN6530という明るい星団が広がって ます(E)。
この星団の背景にも星雲が薄っすら広がっているようです がはっきりしません。 星々の明るさにか
き消されているのでしょうか。
北側に少し離れた位置には東西に伸びるかすかな光芒が 広がって
います(F)。