N2060 Dor 散光+散開 L4
N2070 Dor 散光+散開 L2

2004/5/20 20:55
5/3/5
オーストラリア バランディーン
25cmDob RA10
X150 0.4度
大マゼラン星雲の中にある巨大な散光星雲です。タランチュラ星雲と呼ばれています。
オリオン大星雲と同じ距離にあったら満月並の明るさになると言いますから、けた違い
の散光星雲です。中心部から放射状に広がった星雲がタランチュラが足を広げている
ように見えます。0.4度の視野一面に広がっていて、すばらしいと言うしかない光景です。
中心部は特に明るく、なかでも恒星(A)が明るく目立っています。恒星と書きましたが少
しにじんだような見え方です。これのすぐ北側にコンパクトな明るい領域があります(B)。
ブツブツと分離しかけた見え方です。資料によると、これは生まれたての恒星の大集団
のようです。もっと拡大すれば分離したかもしれません。中心星(A)の北側には三角形状
の明部があります(E)。AとBとEのあたりがタランチュラ星雲の中心領域です。中心領域
から東側へ明るいアーチ(C)がくっきりと伸びています。先端が尖っていて、その内側は
かなり暗く感じられます。これの対面側にも対をなすようなアーチ(D)があって、タランチュ
ラの牙のようです。中心領域の西には暗い領域(F)が外側へ向けて広がっています。ま
た、Eから外側へ伸びる星雲の筋の中に弱い明部(G)が確認できます。中心部の南東
方向には独立した明部(H)が浮かんでいます。かなりの大きさがありN2060というカタログ
ナンバーがついています。中心の北東部にも暗い領域が外側へ向けて広がっています
(I)。それと接するように弱い明部が二つ(J,K)が並んでいます。他にもたくさんの明部と
暗部の入り乱れた構造が見えていますが全部を記述することはとても出来そうにありま
せん。