N55 Scl 系外 L2

2003/9/23 1:53
五ヶ瀬
3/2/5
50cmDob XL4
X160 0.4度
大きな系外銀河なので0.4度の視野からはみ出しています。今回はやや
高めの倍率で詳細を狙ってみました。多数の濃淡模様が見えています。
明るい部分が西側の端に片寄っているのがはっきりわかります。
北西部に最も明るい集光部があります(A)。ゆるやかな集光です。この集
光部を取り巻くように淡い光芒が大きく広がっています(B)。北西端が尖っ
た三角形状で拡散状ですが十分な明るさがあります。東側へも薄っすら
と広がっています。集光部(A)の南東側に明るい恒星状の明部(C)があり
ます。その南東側にもう一つ小さな斑点(D)も見えています。明るく目立つ
斑点です。以上のA〜Dまでが中心部分のようです。
ここから少し離れた位置にもう一つの明るい領域(E)があります。明るく小
さな斑点状で周辺に光芒が広がっています。(E)の領域から南東側へごく
淡い光芒が視野外まで広がっています。良く見るとこの光芒の中に2箇所
の濃淡(F,G)を感じます。(F)はかすかで検出は困難です。(G)は長く大き
く、じっくり見ていれば十分検出できます。

N55 Scl 系外 L2
1996.09.11 00:22
久住
4/3/4
32cmDob PL17
X90 0.6°

南天の大型系外銀河です。日本からは高度不足でなかなか見るチャンスに
恵まれませんがユニークな特徴を持っています。この日はx50のフィルタなしで
でペリカン星雲が見えるほどの好条件でした。中心部の複雑な構造と、非対
称な外形がはっきりと分かります。中央部には三つの明るい領域があります。
西側に大きな集光部があり、これの南西に暗黒帯のような輝度分布の段差
を感じます。この集光部の東側には弱い星状核があります。さらに東側のは
ずれには、小さな楕円形の集光部があります。こららの集光部が集まっている
部分はかなり明るく見えています。注意深く見ていると両側へ淡く大きな光芒
が、ほとんど視野いっぱいに長く伸びているのが分かります。北西側は短く、
南東側は非常に長く広がっていて、極端な非対称形です。

N55 Scl 系外 L4

2004/10/9 22:33
久住
4/2/4
FS78 XL14 90度正立プリズム
X44 1.5度
特徴のある姿の系外銀河です。 M81やM101と肩を並べる明るさ、大きさですが、九州
でも南中高度が18度くらいなので見る機会
は多くありません。 近くにある、ほうおう座の
アルファ星、アンカ(ザウラク)2.4等星がよく見えていたらチャンスです。
このスケッチを
行った日はかなりの透明度でした。

細長い姿が十分確認できます。 明るくはありませんが、はっきりと見えます。 西側1/3
くらいがぼんやりと明るくなっているのがわかります。
ただし、中心集光はありません。
暗い星(12.4等)が一つ、明部の中央やや南に位置しています。 南東側へ淡く、長い光芒
が伸びています。
南東側にある恒星の中間点くらいまで広がっているようです。 細長い
割には太さもあって、鋭さは感じられません。

ところで、今回からアメリカンサイズの90度正立プリズムを使用しています。 星図上の恒
星の配列とアイピース内の配列を比較することが出来るのでとっても便利です。
正立視
野だと星空をダイレクトに見ている、そんな
臨場感を感じてしまいます。結像性能も 100倍
程度の星雲観望ではまったく問題になり
ません。 あと、広い実視野を得ようとしてアメリカ
ンサイズの限界といわれる24mm68度を使うと視野が
一部けられてしまいました。とは言
っても21mmの65度では問題なく使えています。