九州2006鉄道の旅
7日目 8月25日 西九州長崎・佐賀
今日はフェリーで島原半島に渡り、長崎・佐賀県、いわゆる"西九州"を回る。ホテルでしっかりと朝食をとってから出発。
まずは三角線に乗ってフェリー乗り場のある三角へ。2両編成のディーゼルカーにはレジュメに目を通す大学生の姿が多い。右手に見えていた海がしばらくするといくつかトンネルをくぐって宇土半島を横断し、左に海が見えるようになると終点の三角。
これから乗る島原行きフェリーの乗り場は、駅を出て道路を挟んだ向かい側で乗り換えはとても便利。こんな便利な航路だが、あまり鉄道とフェリーを乗り継ぐ利用者はいないのか、4日後の8月29日の運航を最後に廃止されることになっている。これは計画段階でフェリーの時刻や運賃を調べるときにわかったのだが、来週にはもうこの航路がないと思うと少し複雑な気分である。
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| JR三角駅をフェリーターミナル側から撮った |
今はもう乗ることができない、「フェリーみすみ」 |
窓口で乗船券を買うとすぐに船に案内された。9時10分出航の「フェリーみすみ」で、デッキで過ぎ行く島などを眺めながら過ごす。天草諸島と本土を結ぶ天門橋をくぐってしばらくすると、前のほうには早くも島原半島が見えてきた。そして、雲仙普賢岳には火砕流の跡ははっきりと見てわかる。春に「YS11」の機内で空から見た景色だが、海からだとまた違った迫力がある。
1時間の航海で島原港に到着。近代的なフェリーターミナルにも、航路廃止を知らせる大きな看板が立っていた。手書きの文字がより一層寂しさを感じさせる。
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| 天門橋をくぐる |
航路廃止を伝える看板
(画像をクリックすると、
大きい写真が見られます) |
次は島原鉄道に乗り換えて諫早へ、さらに佐世保、松浦鉄道へと向かう。島原港からは、島原外港という最寄り駅があるが、列車の時刻までしばらくあるのでゆっくり歩きながら隣の南島原駅まで行った。この南島原駅舎は重厚感のある木造の駅舎。自動券売機なんてものはなく、窓口で行き先を告げて駅員から買う。
レトロな駅舎とは対照的に、乗る列車は新しいタイプのディーゼルカー。もちろん冷房も効いている快適な車内。冷房のないレトロな雰囲気もいいが、やはりこう暑いとエアコンという文明の利器にも頼りたくなる・・・。島原鉄道も海沿いを走るため、海を見ながらの旅となる。
諫早では、大村線の佐世保行き快速「シーサイドライナー」に乗り換え。長崎と佐世保という、長崎県の二大都市を結ぶ列車だけあって車内は混雑していたが、途中駅で大勢降りた。大村線は長崎空港の近くを通っていて、ちょうど長崎空港に向かって高度を下げる飛行機を見ることができた。
大村線もまた、大村湾に沿って走るので海を見ながら。ただし、地図を見ると大村湾は半島や島で囲まれており、外海とは幅2〜300メートルの二つの瀬戸で結ばれているだけだから、大きな湖のようでもある。佐世保に着いたのは14時前。まだお昼を食べていないのでかなり腹が減ってきた。次の列車まで時間があるのでここで遅めの昼食。
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| 南島原駅の木造駅舎 |
新型車両にはかわいらしいイラストがある |
今日はこのあと、松浦鉄道に乗って伊万里で宿泊することにしている。松浦鉄道では1日乗車券を1700円で発売しており、伊万里までの普通運賃2020円よりも安いのでこちらを購入。14時25分発の伊万里行きに乗車した。さっきまでの海の景色とは代わって、今度は内陸寄りを走る。佐々では運転士の交代があったが、この運転士から耳を疑うような放送が入った。なんでも、別の列車で車両故障があり、この列車はたびら平戸口止まりになるということだった。たびら平戸口から先に行けなくては、これ以上松浦鉄道に乗る意味はなく、引き返してJRで伊万里に向かわなくてはならない。しかし、なんとなく、何とかなりそうな気もして、そのまま乗り続けることにした。途中の江迎鹿町では、たびら平戸口で故障車両の入れ替えをしている関係で10分ほど停車し、たびら平戸口の手前でもしばらく信号停車。まだこの時点でも復旧の情報は入っておらず、どうしようか思案していた。
定刻より15分ほど遅れてたびら平戸口に到着。ホームには、故障したと思われる車両が止まっている。さて、ひとまず列車を降りようと席を立ったら、突然に運転を再開すると告げられた。これ幸いと席に戻り、引き続き伊万里まで向かう。途中駅での停車時間を削ったからか、伊万里に着くころは定刻に戻っていた。
さて、今日は伊万里に宿泊だが、せっかく松浦鉄道の1日乗車券を持っているので、ついでに残りの松浦鉄道の路線である有田まで1往復してみた。有田川に沿って走るのどかな光景。
伊万里はJR唐津線との乗換駅。線路は道路で分断され、駅もJRの東館と松浦鉄道の西館に別れている。駅前には大型スーパーもあってそれなりにひらけているが、駅は列車が発着するとき以外は静かだ。徒歩数分のところにあるホテルにチェックイン。

(作成中)