世界最大級の高速フェリー
「ナッチャンRera」
平成19年11月16日(金)
青森港15:00→函館港17:00(定刻16:45)

バックで青森港に入港する「ナッチャンRera」
青函連絡船が廃止になってからもうすぐ20年。連絡船がなくなってからも、車両航送などのためにフェリーが運航されている。この青森〜函館間の輸送改善のために2007年9月に導入されたのが東日本フェリーの、「ナッチャンRera」。通常のフェリーなら3時間50分かかるところ、「ナッチャンRera」なら約半分の1時間45分で運航している。
この「ナッチャンRera」を知ったのは今年の夏くらいだろうか。都内の地下鉄の駅に運航開始を知らせるポスターが貼ってあった。青森函館間の新型フェリーデビューの告知ポスターを都内に掲示するあたり、東日本フェリーの意気込みを感じた。社運を賭けたとは言いすぎだろうか・・・。
ぱらぱらと小雪の舞う中、青森から函館まで、「ナッチャンRera」に乗ってみた。
![]() 「ナッチャンRera」の模型 |
青森駅からバスで青森港へ向かう。すでにインターネットで予約と支払いを済ませてあるので、窓口で予約番号と名前を告げて乗船券を受け取った。東日本フェリーでは、インターネット予約だと10%割引になる。 外に出てみると、ちょうど函館からの航行を終えてバックで入港する「ナッチャンRera」が見えた。実物を見るととても大きい船体である。 ターミナルビルから乗船口までは歩いていける距離だが、マイクロバスで案内された。今日みたいな天気の悪い日にはうれしいサービスだ。そのまま車両甲板まで乗り入れてくれればありがたいのだが、そこまではしていなかった。乗船は車両甲板から、エレベーターで客室に入る。 |
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| 「ナッチャンRera」はエコノミー・ビジネス・エグゼクティブの3クラス制。そう何度も乗る機会などないので、今回は奮発してエグゼクティブクラスを予約してある。大型シートには、読書灯、映画や前面展望が見られるモニター、フットレスト、オーディオなどが装備されている。 料金は、エコノミーの2倍、1万円。ただし、インターネット予約だと1割引の9000円。 |
![]() エグゼクティブシート |
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![]() 船内やターミナルで使えるギフト券 |
![]() エグゼクティブシートのモニター 前面展望を流している |
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![]() エグゼクティブシートのサービス |
席に着くと、出航までの間に茶菓子とドリンクのサービスがあった。なんだか飛行機のよう。さらに、船内やフェリーターミナルの売店で使えるギフト券が配られた。中を見てびっくり。500円券が入っていたのだが、1000円分かと思いきや、4枚で2000円分のギフト券が入っていた。函館港に着いたらこれで早速お土産を買うことにしよう。 そうしているうちにもう出航の時間。ゆっくりと動き出すとともに、救命胴衣の着用や非常退船の注意など、緊急時の対応方法に関するビデオが流れた。シートポケットには「安全のしおり」が備え付けてあるなど、ここでも航空機を強く意識しているようだ。 |
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| やがて、青森港を離れ、津軽海峡を航行する。左には津軽半島が、右には下北半島を見ながらゆっくりと進む。・・・日本一の高速フェリーなのに、ゆっくり進むとはおかしな表現だが、船体が大きいせいなのだろうか、あまりスピードを感じないのだ。それでも、先に青森港を出航した在来のフェリーをゆうゆうと追い越していき、すぐに後方に去っていく。 さて、航海も半ばごろになって、今日は低気圧の影響で海が荒れており、減速運航をするという放送があった。そのために函館到着が遅れるようだ。日も暮れてきて外の景色は見えないが、あまり揺れているような感じがしないのは最新型の大型船のためだろうか。 先ほどもらったギフト券で船内の売店でお土産を買った。売店では、北海道や青森の銘菓や特産品、その他飲み物やおつまみなどを販売している。 その後しばらくして、函館到着は15分遅れの17時ごろになるという案内があった。そのとおり、17時ごろに函館港に着岸。函館港は、飛行機のようなボーディングブリッジが整備されており、徒歩の客はここから下船する。 揺れるとは言っていたものの、そんなに気になるほどでもなく快適な船旅だった。 |
![]() 安全のしおり |
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やや遅れたものの、青函間の移動は約2時間。ターミナルの立地条件はよくないが、移動時間だけなら列車とそんなに変わらない。この区間を車利用で速く移動したい人には利用価値があるだろう。在来船に比べて料金が高いと言った声もあるようだが、今後、この船がどれだけ定着していくだろうか。