2001 JGTC REGULATION SPORTING REGULATION ■2001年全日本GT選手権レギュレーション・ダイジェスト このダイジェストはJAF発行の『2001年全日本GT選手権統一規則書』および『2001年JAF国内車両競技車両規則』を参考にしていま す。このダイジェストは正式のものではありませんので、正確な内容、解釈が必要な場合は、それぞれの規則書をお読みくださ い。また、規則はシーズン中に変更される場合もあります。 競技規定(レースに関するレギュレーション) 全日本GT選手権のレース進行の基本となる規定(統一規則)の主なものを紹介します。 ● クラス分け 全日本GT選手権は、GT500クラスとGT300クラスの2つのクラスに分けられており、レースでは両クラスの車両 が混走します。数字はエンジン出力を表しており、それぞれ約500馬力、300馬力のパワーを発揮するようエア リストリクターで調整されます。 ○ GT500(第1部門):JAF-GT(1クラス)、ル・マン車両とJAF特認車両 ○ GT300(第2部門):JAF-GT(2クラス)、ル・マン車両とJAF特認車両 *ル・マン車両:'98年以前のル・マンGT2及び'99年以降のGTS、ル・マンGTの資格を持った車両。ただし、参加には2001年の JAF-GT規定に合致させる必要があります。 *JAF特認車両:FIA-GT公認車両、IMSA GT車両、DTM2000年車両など。 ● ドライバー 各車両は2名のドライバーが交替でドライブすることが義務付けられています。どちらのドライバーも予選、 決勝を走行しないと選手権ポイントを得ることができません。決勝レースではひとりのドライバーが総計でレ ース距離の3分の2以上を走ることはできません。この走行距離(周回数)はレース前にオーガナイザーから発 表されます。ドライバーは、国際Cクラス以上の有効な競技ライセンスを所持している必要があります。 ● 予選と決勝レース 公式予選は3時間以上の間隔を開けて2回行われ、走行時間はそれぞれ正味60分間で行われます。各予選は20分 ずつ3セッションに分けられ、予選1回目はGT500、次にGT300、そして両クラス混走の順に行われ、2回目は両 クラス混走、GT300、GT500の順で走行します。ただし、天候不良など不可抗力によって予選実施が困難な場合 は、競技会審査委員会の決定により変更されます。 予選では、各ドライバーおよび車両は、公式予選基準タイム(各クラス上位3台の平均の107%)をクリアしな ければ決勝に参加できません。 決勝レース距離は250〜1,000kmの間で、各大会ごとに決められます。決勝レース中必ず1回以上ピットイン し、給油とドライバー交代を行わなければなりません。 ● 決勝スタート 決勝レースのスタートは、ローリングスタート方式が採用されています。スターティンググリッドは、GT500 クラスの予選上位から順に並び、次にGT300クラスが並びます。ポールポジションの位置はすべてのサーキッ トで1コーナーに向かってイン側になります。 主なスタート進行は、フォーメーションラップ開始45分前に8分間のウォーミングアップ走行が行われ、その 後各車両はダミーグリッドに付きます。この走行中にコースに出られなかった車両はピットスタートになりま す。フォーメーションラップはオフィシャルカーの先導によって行われ、この間は追い越しが禁止されてお り、スタート位置を保てなかった車両は最後尾になります。 オフィシャルカーがコース上から退去し、信号灯がグリーンになった時点でレース・スタートとなります。た だし、追い越しはスタートラインを越えるまで行えません。フォーメーションラップ中に問題があった場合 は、それが処理されるまでフォーメーションが行われ、この周回は決勝周回数から減算されます。 ● タイヤ 公式予選から決勝レースのスタートまで1車両が使えるドライ用タイヤは最大3セット。この3セットは予選前 に登録され、うち1セット分の組み合わせが抽選で選ばれます。このセットは決勝スタート用となり、決勝レ ース前までオーガナイザーにより保管されます。予選は残された2セットで行います。ただし、レイン用タイ ヤはこのうちには入りません。 ● 燃料 一般で販売される無鉛ハイオクタン・ガソリン(102RON以内)を使用します。燃料はオーガナイザーが指定す るものを使わなくてはなりません。 ● ピット作業 決勝レース中のピットで同時に車両に触れて作業できる人員は5名までです。タイヤ交換はうち2名以下で行わ なければいけません。窓拭きや車内整備もこの人員に入ります。ただし、ドライバーはこの5人には含まれま せん。 燃料給油は、規則で定められた規格の装置で行い、燃料缶などで直接給油することはできません。燃料給油中 も作業は可能ですが、エンジンは停止しなければなりません。また、燃料給油中にジャッキ操作することも禁 止です。給油作業をする人員は2人で耐火ウエアとフルフェイスヘルメットなど耐火対策をしなくてはなりま せん。 以上を総合すると、通常はタイヤ交換に2人、燃料給油に2人、それ以外の作業ができる人員が1人となりま す。交換用のタイヤを運んだり、給油時に消火器を準備するなどの、直接クルマに触らない人員は、所定の人 数には入りません。またタイヤメーカーのサービスマンも別になります。 ピット指定地域では後退ギアを使うことはできません。所定の位置に停止出来なかった場合のみメカニックに より押し戻すことが認められます。ピットで停止後にエンジンの再始動をする際は、車両に搭載されているス ターター以外は使用できません。 ● ウエイトハンデ制と性能調整 決勝レースの各クラス上位3位までの車両に、次のレースで所定のウェイトハンデが搭載されます。このウェイ トハンデが課せられた車両が、次レースで4位以下の場合、または出場しなかった場合は、その次のレースでウ ェイトハンデの累積から20kg(GT500クラス)/10kg(GT300クラス)が軽減されます。 また、予選の上位3台、決勝ファステストラップの上位3台には、次のレースで10kgのウェイトハンデが搭載され ます。このウェイトハンデは、次レースの結果による軽減はなく、シリーズ終了まで搭載されます。 ウェイトハンディは最大120kg(GT500クラス)/80kg(GT300クラス)になるまで累積していきます。ただ し、車両型式が変更された場合、チーム、ドライバーが同時に変更された場合は、ウェイトハンデは継続され ません。 ウェイトハンディと搭載器具は車両最低重量に含まれません。50kgまでのウェイトは助手席位置に搭載され、 それ以上のウェイトに関しての搭載場所は自由です。ウェイトハンディ搭載車は、周囲に分かるようにサイト ウィンドウに重量マークを張ります。 予選、決勝の成績が統一規則に定める基準に合致し、他車両と性能差があると判断される場合、リストリクタ ー径の拡大などの性能調整が行われます。この調整は、対象車両が所定の成績をクリアした時点で解消されま す。 ウエイトハンデ
|
■決勝順位
|
|
|
|
|
|
GT500
|
50kg
|
30kg
|
20kg
|
-20kg
|
|
GT300
|
30kg
|
20kg
|
10kg
|
-10kg
|
|
■予選順位
|
|
|
|
|
両クラス
|
10kg
|
10kg
|
10kg
|
|
■ファーステストラップ
|
|
|
|
|
両クラス
|
10kg
|
10kg
|
10kg
|
|
順位
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Point
|
20
|
15
|
12
|
10
|
8
|
6
|
4
|
3
|
2
|
1
|