レースに出るにはAライセンスが必要! 国内のレース競技に参加するためには国内Aライセンスが必要です。 国内Aライセンスは、国内Bライセンスを取得した後に最低1回JAF公認のラリー、ジムカーナ、 ダートトライアル等の競技会に出場し、Aライセンス講習会に合格すれば取得することができます。 レース競技では競技会のレベルに対応して、それ以上のライセンス(国際C、国際B)を求められるものもあります。 Aライセンスを取得すれば、レース競技会に出ることができます。 まずは初心者を対象とした競技会に出場することになりますが、 その前に、いわゆる“ハコ”(量産車を改造したレース車両)から始めるか、 それともフォーミュラから始めるかという選択があります。 “ハコ”のレースから始めたいという人には、俗に言うナンバー付車両によるレース(NR−A)あるいは、 改造範囲がごくわずかに限られているN1規定の車両によるレースをおすすめします。 NR−Aレースは昨年から導入されたカテゴリーで、ラリー等と同様にナンバーの付いた車両で行われるレースです。 各サーキットでは、N1規定に準じたフレッシュマンレースやワンメイクレース(ひとつの車種だけで競われるレース) が盛んに行なわれています。シビック、カローラ・レビン/トレノ、パルサー、マツダ・ロードスター、 などによるレースがその代表で、改造範囲をごくわずかにすることによって、コストを低く抑えていることから、 入門用、ホビーとして最適です。 一方、フォーミュラはFJ1600レースがビギナー向けのレースと言えます。 FJ1600は、フォーミュラの入門カテゴリーとして1980年に始まり、ウィングなどの空力装置は一切ないシャシーに 水平対向4気筒1600ccのエンジンを搭載した車両で競われています。 比較的、安価にできるフォーミュラカーレースとして、仙台ハイランドからオートポリスまで全国10のサーキットで 9シリーズ戦が開催されています。 本格的にレースを始める前に、まずサーキットを走行してみるのも有効な方法です。 各サーキットや、JAF公認クラブ等により、全国各地でサーキット走行会が開催されています。 走行会の情報はモータースポーツ専門誌に掲載されていますので、そちらを参照しましょう。 サーキットでハイスピードドライビングを体験すれば、スピードのスリルはもちろん、 翻って一般公道における安全運転の必要性など、きっと“何か”を感じるはずです。 ライセンスの種類とその概要 ライセンスは参加する競技によって種類が違います 国内のJAF公認の競技会に出るためにはライセンスが必要になります。 国内のモータースポーツに必要なライセンスは次の通りです。 国内Bライセンス JAF国内競技(国内、準国内、地方)のうちレースを除くもの (ラリーおよびスピード行事など)で運転者となる資格があります。 国内Aライセンス JAF公認の国内競技の全てに運転者となる資格があります。 国内競技参加者ライセンス JAF公認の国内競技のすべてに参加者となる資格があります。 公認審判員ライセンス 国内競技規則に則って開催される競技の公正を期すために、 競技を監督し、執行する者に対して発給される許可証です。 以上のようなライセンスは、通常JAF認定の講習会を受講して合格すれば、あとはJAFの窓口で申請すること により発給されます。 JAFでは、まず「4輪自動車競技」用のライセンスと、「カート競技」用のライセンスとに大別しています。 次にこれらのライセンスをそれぞれ「参加者(エントラント)ライセンス」、 「運転者(ドライバー)ライセンス」、および「審判員(オフィシャル)ライセンス」というように、 競技会への関わり方によって、3つに区分しています。 4輪自動車競技用ライセンス 競技参加者(エントラント) チーム監督になるのに必要なライセンス 国際・国内有り。 競技運転者(ドライバー) 国際 スーパーライセンス F1グランプリに出るための国際ライセンス Aライセンス FIA国際F3000選手権やCARTチャンピオンシリーズなどに出るための国際ライセンス Bライセンス フォーミュラー・ニッポンやル・マン24時間などに出るために最低限必要なライセンス Cライセンス ダカールラリーやWRCなどに出るための国際ライセンス ドラッグライセンス 国際のドラッグレースに出るためのライセンス ソーラーカーライセンス ソーラーカーレース鈴鹿などに出るためのライセンス 国内 Aライセンス レースに出るために最初に必要なライセンス Bライセンス まずこれから始める。ラリーやジムカーナ、ダートトライアルに出られる 公式審判員(オフィシャル) コース A1級、A2級・B1級、B2級、B3級有り 時計 A1級、A2級・B1級、B2級、B3級有り 技術 A1級、A2級・B1級、B2級、B3級有り カート競技用ライセンス 競技参加者(エントラント) チーム監督になるのに必要なライセンス 国際・国内有り。 競技運転者(ドライバー) 国際 Aライセンス カートの最高峰ライセンス。鈴鹿で行われるワールドカップにも出られます。 Bライセンス カートの国際レースに出られます。 Cライセンス 世界に出るためにはまずこれから始めます。 ジュニア ジュニアの世界選手権に出られます。 国内 Aライセンス 全日本選手権には最低これが必要<15才〜> ジュニアA 中学生用ライセンス<12才〜14才> Bライセンス 高校生用ライセンス<15才〜> ジュニアB 小学生用ライセンス<10才〜12才> 公式審判員(オフィシャル) コース 1級、2級・3級有り 時計 1級、2級・3級有り 技術 1級、2級・3級有り 詳しくは、4輪ライセンスについては、 「JAFスポーツ資格登録規定、および国際モータースポーツ競技規則付則L項」 (いずれもJAFモータースポーツイヤーブックに掲載)、 カートライセンスについては「カートライセンス発給規則」(カート規則集に掲載)をご参照ください。 ライセンス取得方法 1.国内Bライセンス ■取得条件 (1) 普通自動車以上の運転免許証か、外国のこれに相当する運転免許証の所持者であること(ただし、18才以上)。 (2) JAFの会員であること。なお、入会については、 講習会の会場でも申請代行を行なっている場合がありますので、講習会の主催者にお問い合わせください。 ■Bライセンス講習会を受講する (1) JAF MATE誌を参照、もしくは最寄りのJAF各地方本部へ問い合わせの上、希望のBライセンス講習会を見つけ、 主催者に連絡して受講する。事前に持参するものや費用など必要事項を主催者に確認しておきます。 (2)講習会のカリキュラムは、国内競技規則や国内競技車両規則などの諸規則の説明、 モータースポーツを始めるにあたっての心構えなど、講師のお話を聞くだけでOK。試験などはありません。 ■ライセンス交付申請手続き 以下の書類や申請料を用意して、講習会受講後30日以内にJAF地方本部・支部の窓口に持参します。 (1)必要事項をもれなく記入したJAF所定の「競技運転者許可証・公認審判員許可証交付申請書 (講習会受講証明のスタンプが押されていること)」1枚 (2)縦4cm×横3cmの大きさの写真(無帽、無背景の上半身のもの)2枚を申請書の所定の位置にはる。 (3)「健康管理カード」(交付申請書に綴られているので、それに記入) (4) JAF会員証(当該年度末まで有効であること) (5)許可証料 3,000円(税込) (6)JAF会員でない方は入会金(2,000円)、および年会費(4,000円)の 合計6,000円が必要となります。 (7) 郵送希望の場合はさらに郵送料(簡易書留希望の場合430円、普通郵便希望の場合80円)が必要となります。 ■JAFスポーツ Bライセンスを取得すると毎月「JAF MATE 」誌と一緒に「JAF MOTOR SPORTS」誌が送付されます。この中には、 規則の改定などのお知らせや公示、毎月のAライセンス講習会やオフィシャル審判員の講習会、競技会カレンダー (スケジュール)などモータースポーツに参加するための情報がぎっしりつまっています。 2.国内A級ライセンス ■取得条件 国内Aライセンスを取得するためには、まずBライセンスを取り、レースを除く競技会 (ジムカーナ、ダートトライアル、ラリーなど)に1回以上出場することが条件となります。 これで「Aライセンス講習会」の受講資格が生まれるわけです。 ■Aライセンス講習会を受講する (1) JAF モータースポーツ誌を参照、もしくは最寄りのJAF各地方本部へ問い合わせの上、 希望のAライセンス 講習会を見つけ、主催者に連絡して受講する。 事前に持参するものや費用など必要事項を主催者に確認しておきます。 (2) 講習会のカリキュラムは、Bライセンス講習会とは若干異なり、各種規則に関する講義と筆記試験、 および走行実技の試験で構成されています。 ただし、筆記試験は規則書持参OKですし、走行実技試験の方も、テクニックではなく、 サーキット走行時のマナーや、旗信号を理解しているかなどを見るものです。 ■ライセンス交付申請手続き (1) 講習会で合格したあとの手続きは、Bライセンスの場合と基本的に同じですが、 旧ライセンス(この場合はBライセンス)はJAFに返却してください。 (2)許可証料は4,000円(税込)となります。 3.国際C級ライセンス 国内A級所持者が条件 申請前12ヵ月以内に下記のいずれかの競技出場実績者で、 かつこれらの実績者はそのつど競技長によって成績認定された者で、 運転者の「競技記録カード」(本連盟所定)に証印を得たもの。 1. 本連盟公認のレースに少なくとも2回以上完走(順位認定を受ける)した 者。 2.本連盟公認のラリーおよびスピード行事の日本選手権競技に6回以上完走順位認定を受ける)した者。 ただし、競技出場実績者は、レースとラリーおよびスピード行事が混在する場合、 ラリーおよびスピード行事の合計の3回をもってレース1回と計算する。 4.国際B級ライセンス 国内A級所持者か国際C級ライセンスが条件 申請前24ヵ月以内に、日本選手権レースにおいて5回完走(順位認定を受ける)し、 かつそのつど競技長によって成績認定された者で、 運転者の「競技記録カード」(本連盟所定)に証印を必要とする。 ただし、更新申請前12ヵ月以内に、準国際・国際格式のレースに1回も決勝出走した実績のないものは 「国際C」または「国内A」に降格となります。 5.国際A級ライセンス 国際B級ライセンスが条件 申請前24ヵ月以内に、国際Bが必要とされるレースの5戦で総合成績の上位5位以内に入賞するか、 該当する年かその前年に国際Bが必要とされる選手権の最終成績で上位5位以内の成績 但し、更新申請前12ヵ月以内に、準国際・国際格式のレースに1回も決勝出走した実績のないものは 「国際C」または「国内A」に降格となります。 6.国際ソーラーカーライセンス 96年までは、電気・ソーラーカー競技をひとつの種目としてライセンスを発給していましたが、 97年からは、電気自動車による競技は一般の自動車競技と同様の扱いとし、 ライセンスも競技種目ごとに必要なライセンスが要求されます (国内格式のジムカーナやラリーであれば「国内B」が必要。国内格式のレースであれば「国内A」が必要となります)。 これにともない、ソーラーカー専用のライセンスも発給することとしました。 ■取得条件 (1)国際ソーラーカーライセンス講習会を受講し、合格することが必要です。 講習会の受講資格は、16才以上であること。 自動車運転免許証はなくてもOK。また、18才以上の方はJAF会員であること。 (2) 国内Aライセンスを既に所持している方については、申請すればOKです。 なお、18才未満の人はライセンスの申請と同時に「JAFジュニアスポーツメンバー(登録料等は無料)」となります。 ■ソーラーカーライセンス講習会を受講する (1) JAFスポーツ誌を参照、もしくは最寄りのJAF各地方本部へ問い合わせの上、 希望の国際ソーラーカーライセンス講習会を見つけ、主催者に連絡して受講する。 事前に持参するものや費用など必要事項主催者に確認しておきます。 (2) ソーラーカー競技自体が少ないため、講習会の方もあまり多くは行なわれていませんが、 おもに「ソーラーカーレース鈴鹿」の参加希望者を対象とした講習会が東京、 および鈴鹿サーキット現地にて開催されています。 (3) 講習会のカリキュラムは、国内競技規則や国内競技車両規則などの諸規則の説明、 モータースポーツを始めるにあたっての心構えなど、 ここまではBライセンス講習会の内容と基本的に同じですが、 ソーラーカーレース鈴鹿のようにレース競技にも対応させていることから、 国際スポーツ法典付則H項(旗信号などの規則)やマナーについての講義が重点的に行なわれ、 筆記試験(規則書参照OK)も実施されます。 ■ライセンス交付申請手続き 以下の書類や申請料を用意して、講習会受講後30日以内にJAF地方本部・支部の窓口に持参します。 (1) 必要事項をもれなく記入したJAF所定の「競技運転者許可証・公認審判員許可証交付申請書 (講習会受講証明のスタンプが押されていること)」1枚 (2) 縦4cm×横3cmの大きさの写真(無帽、無背景の上半身のもの)2枚を申請書の所定の位置にはる。 (3) 「健康管理カード」(交付申請書に綴られているので、それに記入) (4)JAF会員証(当該年度末まで有効であること)18未満の方は不要です。 (5) 許可証料 10,100円(税込) (6)18才以上の方でJAFの会員でない人(すでにライセンスを所持している方で18才に達した方も同様です)は、 入会金(2,000円)、および年会費(4,000円)の合計 6,000円が必要となります。 (7) 郵送希望の場合はさらに郵送料(簡易書留希望の場合430円、普通郵便希望の場合80円)が必要となります。 (8) なお、「ソーラーカーレース鈴鹿」は国際競技であるため、 ライセンスの他に「メディカルカード」の所持が義務付けられています。 したがって、これに参加出場する方は、「メディカルカード(国際身体検査証)」 の発給手続きを合わせて行なってしまうことをおすすめします。 7.公認審判員ライセンスB3級 「国内競技」までの役務の執行ができる。 ■取得資格 (1) 18才以上でJAFの会員であること。 (2)すでにBライセンスを所持している方は、交付申請手続きを行なうだけで取得できます。 ■Bライセンス講習会を受講する (1)Bライセンスを取得するのと同様に「Bライセンス講習会」を受講します。 (2) JAFの会員でない方が受講した場合の入会手続きについてもBライセンス講習会を受講した場合と同じです。 ■ライセンス交付申請手続き (1) 交付申請書を満たし、許可証料を添えてJAF地方本部・支部の窓口に提出するところまで Bライセンスの場合とまったく同一です。 (2) 許可証料は1件につき 3,000円(税込)で、2種類以上取得したい場合は、 追加1件について500円(税込)となります。 8.公認審判員ライセンスB2級 レースを除く競技会において「準国内競技」までのレースの監督および すべての競技における役務の執行ができる。 ■取得資格 公認審判員ライセンスB3級取得者で2年以内に当該役務を5回以上・講習会・試験か、 もしくは、国際競技運転者許可証の所持者はコース委員許可証に限り申請できる。 9.公認審判員ライセンスB1級 レースを除く競技会における監督およびすべての競技における役務の執行ができる。 ただし、A2級からB1級を取得した者に限り「準国内競技」までのレースの監督ができる。 ■取得資格 既に公認審判員B2級を所持して居る者で、2年以内にラリーまたはスピード行事において6回以上 (うち準国内競技の監督2回以上を含む)の当該役務・講習会・試験 または、公認審判員A2級を所持して居る者で、2年以内にラリーまたはスピード行事において4回以上 (うち準国内競技の監督1回以上を含む)の当該役務・講習会・試験 10.公認審判員ライセンスA2級 「準国内競技」までの監督およびすべての競技における役務の執行ができる。 ■取得資格 既に公認審判員B3級を所持して居る者で、2年以内に当該役務を7回以上 (うちレース2回以上)・講習会・試験 または、公認審判員B2級を所持して居る者で、2年以内にレースで当該役務を2回以上・講習会・試験 または、国際競技運転者許可証A・B所持者はコース委員許可証に限り申請できる。 11.公認審判員ライセンスA1級 すべての競技における監督および役務の執行ができる。 ■取得資格 既に公認審判員A2級を所持して居る者で、 2年以内にレース3回を含む6回以上の当該役務・講習会・試験 または、公認審判員B1級を所持して居る者で、2年以内にレース3回以上の当該役務・講習会・試験