凍っている。氷が浮かんでいる。青い。青い氷だ。アイスバーグとは、氷山の意であり、崩れ落ちて漂流する氷河の残骸である。
海水は塩を含んでいるから、海に浮かんでいる氷山は、必ずしも溶けていくとは限らない…と思われるが、どうなのだろう。
まあそれはそれとして、大変に寒い。本気でコートが必要だ。さあ覚えよう。夏でもアラスカはアラスカ。コートが必要。
コートを着ておいて、気付けば足元がスリッパだった、というオチも付くのだが。
そんなわけで、ずーっと景色を眺めたり、寝たりして怠惰に一日を過ごしたわけである。

6月も末だというのに…。浮いているのは氷山。

ソーヤ氷河・北…かな?

もう一つのソーヤ氷河

トパーズ号に星条旗。結構アレな眺めだが、何人くらい気付いているだろうか。

傘雲が出た。富士山だと悪天候の兆しだが…?
言うまでもないが、一日中くもり。どのみち、夜の10時過ぎに日が沈むので、たまらないわけだ。
そして、最後の上陸説明会。東京の上陸説明会などは、ないのである。離船説明会かもしれないが。
今日も氷河など観光クルーズ。まあ、色々だ。鯨の漁が見られるとは思わなかったわけだ。
西田さんの企画。まあ、色んなゲームがあるわけである。例によって、言葉にしにくいわけだが…、努力しよう。
前半だが、グループに分かれて、「されると嬉しい事」、「タブー」を一つずつ設定して、他グループの嬉しい事を当てるという。
そのために会話など重ねるものである。しかし、探り出すために結構露骨な行動が。
各グループ、結構無茶な設定があるわけで、先入観を外して人付き合いという意味合いらしいが…。
その後、卓球で主催をやっているM氏と、歌でやっているというA氏の紹介などある。
それから後半。協力をテーマに、2種類ほど。再びグループなど組んで、色々。…ひとつ、全体に貢献できる事があって、嬉しい。
…それにしても、自分の、人に対するひねくれたイメージは、どこから来たのだろう。

非常に高い位置にあるが、日差しは弱い。

予告もなく突然現れた豪華客船「飛鳥」。

大きな船でかき回すと、すぐ泥水に。

ハーバード氷河。ちなみに原版は1024×768なので、欲しい人は連絡を(何)。
もう、晴れるなどとは期待しない。その上日没が23:37などと来たら、もう星空の下でなんて言ってられないのである。
今日、場所は屋内、一日おきに変更する事を決定した。やむを得まい。
朝は卓球関連で少々ゴタゴタが。結果があれだけに、少々むなしい。乗船者ですら、わかる人にしかわからない超内輪ネタ(何)。
その後、食事を挟んで景色を眺める。昨日とも、その前とも違う。観光スポットというのは、皆それだけのものはあると思う。
しかし、氷河の後退した後がハッキリとわかるのが、単純には喜べないところだ。

両岸に居並ぶ氷河のひとつ。幅の細った様子がわかる。

霧の多いところ。住むには…、止めておこうか(何)。

再び「飛鳥」。次のスワード港もほぼ同着だが、4千人の街に、この規模の船が2隻も入ると…?

最奥部、コロンビア大氷河。画面右寄りに崩落の様子をとらえている。
既に、晴れる事など期待できないらしい。気付いたら、スワードの港。
出口が6階レセプション横と来たので、案外良い設備があるのかと思えば、何の事はない、ただの長い階段だ。
その先はどうなっているかというと、何もない。天井もない。コンテナが幾つか置いてあるだけだ。
どうも、元々は客船用の港ではなかったらしい。にもかかわらず、このトパーズの他、飛鳥とセブンシーズマリナーが入っている。
飛鳥が同時に入る事はわかっていたが、セブンシーズマリナー、10万越える様な巨船だとは、先述の通り。
たった4000人の街にこんなクルーズ客船が3隻も入ったら、どんな事になるんだというところだが…。
この日は昨晩から徹夜で、西田氏と色々喋っていて、まあ結構本音の深くに切れ込んでいたのだが、寝ていないわけである。
で、何をしに行くかというと、カヤックだ。しかも、風邪は治っていない。馬鹿としか言い様がないのである。
それでも時は過ぎ、出発の時が来るのだ。参加者15人に、プラス引率とかで3人。私の中では、最も少数のツアーである。
バン2台に分乗して、それをやっている会社へ。小さいのだ、これも。ツアー規模も、この制約だろう。
ライフジャケットとか借りて、出発。防水袋(カメラとか入れる)は、どうも不安な雰囲気だ。
再びバン2台に分乗し、海岸へ。町は小さい。車で行けば、ものの数分で通過してしまう。
すぐに道は悪くなって、砂利だ。日本だとどこでも舗装してあるが、この辺違いを感じる。
途中には滝なんかもある。まあ、大したものではないが。
到着すると、カヤックの方は用意してある。カヤックとカヌーの違いだが、船体に天井が着いて、全く水の入らないのがカヤックだ。
乗るのは2人乗りのもの。前席は漕ぐだけ、後席は操舵もする。ペースメーカーは前席。
とはあるが、素人のやる事だ。期待してはいけないのである。もちろん予想通りだ。
もう一つ予想通りなのは、アレである。何艘もいっぺんに出せば、競争を始めるのは明らかなのだ。
そして、景色をろくに見ていないという状況が生まれる。そんな事だろうと思っていたが、しゃにむにやった内一人は私だ。
後から考えると逆風だったようで、1時間近く漕いでいただろうか。最後に船上で一枚撮ってもらって、右岸の方へ上陸して、昼食。
簡単なトイレがあると聞いたが、何もない。本当に何もない。予定が変更になったのか。
浜を観察すると、先ず一つ。鉄の赤錆が見られる。鉄鉱床でもあるのだろうか。
そしてもう一つ。まあ海岸なので、丸い石が多いのだが、角張った岩が一部に転がっているのだ。これはちょっと違う。
後で話があったが、北米大陸最大規模の地震とやらで、一帯が大きく変動したらしい。
そのとき崩れたものと考えれば、納得も行く。謎は全て解けた(何)。
食事は簡単なものだ。メリケンサイズのサンドイッチと、ジュース、何も処理していないリンゴ、チョコ系のスナック。
いかにもアメリカ系な食事である。まあ、まずくはなかったので文句はない。
ところで、漕いでいると、かなり濡れる。海水がかなり冷たく、長袖のコートなど着ていたのだが、袖から海水が入るのだ。
そのせいで、中のTシャツまで濡れる。おかげで海岸で干す羽目に。幸い、予備のシャツを持っていたので、助かった。
それにしても、さすがに夏というか、暖かくはならないが、日差し自体は結構強いのだ。帰りまでには乾いた。
で、まあ、トイレもないとなると、必然的にあの儀式をやることになるわけで、そんなで出発。
風が強くなっていて、波も当然強くなっていて、相当揺れる。一度は転覆しそうになった。アレは危なかった。
素人には危険かも知れないが、アラスカという場所を考えると、このくらいあるだろうか。ただ、速度は確かに出る。
早くに着いて、すぐ解散とはならない。後片付けだ。客が人足である。これも考えると結構凄い話だが…。
意外と重いのだ、カヤックが…。一人では、まあ無理とは言わないが、移動は大変困難である。
で、記念撮影などして、戻る。郵便局前で降ろしてもらった。
…まあ、官のやる事というのはいつもアレで、4:30にも関わらず、既に閉まっている。
切手の自動販売機は動いていたので、切手だけが目当ての私は構わないが…。
ちなみに、4ドルのセットを20ドル札で買って、釣りは全部1ドル硬貨で出てきた。釣り銭入れが一杯になって、出すのに一苦労。
だいぶ前からの知り合いK嬢と連れ合って、港の方へ。途中、飛鳥の出港を見た。バックで出て行く。
飛鳥のお客さんとは、少し話してみたいとも思っていたが、残念なところだ。後でうちの船の人に話は聞いたが…ねえ?
途中の…、なんだろう、食い物だけのコンビニみたいなところに寄って、ペプシなど買う。
K嬢はペプシの麦茶割りがおいしいなどと言う。色は似てるが、う〜む…。まあ、読者の皆さんも試してみてね(何)。
観光案内所へ便所とかゴミ箱とかを求めて寄ると、裏手に何かある。
巨大な鯛か何か、白身魚をさばいていた。何というか、魚をさばくのは、牛とか豚とかさばくのとは、雰囲気が違う感じだ。
既に死んでいたからか、叩き殺して肉取ってる、というような感じはない。まあそれにしても、デカイのである。
興味深いものを見た。
それで、ペプシと切手でスワード終わったらしょうもない、みたいな事を言われて、まあそれもそうだ。土産である。
すぐそばの土産物屋で、ショットグラスなど購入した。後から考えると、既に帰ってからの事を気にしていたのだろう。
家族3人の分を買っていたのだ。キャビンの4人ではない。そう、もう残りは2週間。次は東京、日本なのだ。
そのままK嬢と帰船。一緒にいると楽しい相手である。

飛鳥とセブンシーズマリナー。ニコイチ写真。※飛鳥も間もなく引退しちゃうとのこと。

休憩地点から、出発地点を望む。

同じく休憩地点から、リザレクション湾の対岸を望む。

国際語、ツナミ。タイダルウェイブは高潮だから、津波に相当する単語は、英語には無かったらしい。

出航後、町を望む。出港式はシャンパンなど振る舞われ、賑わった。
曇り空はお約束だ。卓球を梯子。ときに、漫才をやるとかで、ネタをまとめているが、不安なのである。
まあ、それはそれとして、いつもの昼をやって、無着先生の講座に出るのだ。
アル中ハイマーには受けたが、それが問題ではない。やっぱり、仏教だ。これは一度やらねばと思う。
で、夜は漫才関係の打ち合わせだ。詳細に言えば、漫才は、イベントとしては、おまけなのである。
何がメインかというと、男装女装と来ている。ウチのコンビは、ヤンキー女と、そのバイクとかいう、わけのわからん組み合わせだそう。
いずれにせよ、大変だ。
夜になって、ネタをまとめながら、クルーズディレクターのN原氏の話。
NGOつくって何するか、とかいうような。失敗した責任=ゼニを被る10人を集めろとか、内3人が人生賭けてマジなら行けるとか、
アホが突撃してもダメダメだから、頭使えとか、自分より凄い奴を引き込め、世代を広くとか、その辺りであろうか。
3回シリーズらしい。
現在、7月5日。2日のことなんて、ろくに覚えているわけはない。
この日は、そう、M氏の軍隊(韓国軍)生活について、聞いた記憶がある。
どうも、帝国陸軍の気風が、そのまま受け継がれてるんじゃないか、というような気がしないでもない。
自衛隊の雰囲気とは、友人その他の聞く話からすると、だいぶ違う様に思えるのである。
何にせよ、興味深い。強烈な規律というのも、経験になる様だが…、私など、数日としない内に脱落するのだろうなあ…。
まあ、そんな感じだ。今日もN原氏のお話。先の10人が、外の意見を聞く度量を持つかなど。
資本主義的中央集権トップダウンと、社会主義的合議制と、上手い使い分けが肝要であるという。給料査定で。
これも、興味深い。NGOの経営には、まあ経験者であるから当然参考になるだろうが、国家運営の参考にもなりそう。
3日に漫才の出し物があるので、残りはネタをまとめる。
今日が男装女装+漫才の当日なのだが…。唐突に変更になり、リハーサルに置き換わっている。何の事だか。
午前中は、食事、卓球、今日は何の日で定例的に詰まる。
午後も企画に出ず、ネタの仕込み。この時点でもなお、今日が本番だと信じていたのだ。
リハに行って、初めて知った次第である。…語るもおぞましい光景が展開していた。そして悟った。
これは、ギャグ以外にはなり得ないと。愚かにも、この時点で、だ。何故漫才が入るのかも、すべてはここで知った。
明日に備える。
なお、この日は、私の中で重大な出来事があった日だ。もっとも、誤解に基づいたものだったが。
時間が経つごとに、海が時化てくる。後で聞いたが、熱帯低気圧が近いらしい。
午前中は定例スケジュール。主催者という立場は、結構疲れるものだ。球拾いだけで十分に疲労してしまう。
障害者の旅という企画に出る。実は前日、手渡しで宣伝ビラを受けてしまい、出ないわけにはいかず。
学会発表したらしく、その雰囲気がある。思う事は、こうだ。ヒトでなければ、障害者は、死んでいるであろう。
しかし、これだけ技術と文明の発展した中、彼らがまともな生活を送り得る社会の実現は、要求されて然るべき、と。
まあ、年を取れば、大抵は、寝たきりか、そんなような状態になるわけであるから。
その後、無着先生の最後のに出る。今までほどではないが、興味深い。しかし、よく喋る方である。
そして漫才の練習を入れようと思ったが、相方Yが見つからず、結局リハまで延びる。なんて事を。
…。でもって、犯罪的光景が展開するわけである。
4部構成で、正統派、ヤンチャ(ヤンキーもの)、ロリータ(何)、おやじおふくろ(何)となる。
さらに、各部ごと、最後に漫才が入る。ワシらはヤンキーの締め。何とも最低な演技なのだが、そこがギャグだ。
漫才は、練習時間の事を考えれば、概ね成功したようで、ラッキー。
ただ、出演者席からはよく見えないのが残念。まして当事者では。その後、飲み方でうぉーっとかうわーっとか。
千年帝国