古都フィレンツェである。素晴らしいところであると聞いている。しかし、チビタベッキアの港からは、300kmもあるという。
今考えると、そんなに無い様に思うが、まあ100kmは確実に離れていて、移動は2時間半か3時間掛かるのだ。
途中にも街がある。わざわざ、山の天辺に造ってある。当然戦闘に備えた設計であろうが、よくやったものだ。
眺めとしては秀逸。ただし、写真はナシ。それにしても、山と言っても日本の山ほど険しくない。丘の様なものだ。
それを草原が覆い、木は多くても7割、通常4割程度。なるほど、過ごしやすそうな場所で、建物も点在している。
そんな風景の中を、延々と進むのだ。大型バスで。途中の休憩所、トイレを使うのにチップが要る。冗談ではない。
チップの習慣そのものはともかく、トイレにそれが必要だというのは、どうも納得が行かないのである。だから使わない。
フィレンツェ着。思ったより大きな街で、一時は100万を超す人口があり、イタリアの首都になったこともあるという。
現在の人口は60万人。観光客や労働者を入れると、80万程度は居るというから、熊本市とほぼ同規模ということか。
個人的には、せいぜい10万人の街だと思っていたのだが…、もちろん、影響力が小さいと思っていたわけではないが…。
何とか広場という、街を一望できる丘の上へ行く。天候も良く、眺めは確かに良い。
大型建造物は極めて限られ、殆ど同じ大きさの建物が、同じようなデザインの元で、統一されている。
そのまま近くで食事。パスタ(かな?)と肉の、略式なコース。これは結構な味であった。だが、トイレがいい加減な施設。
食後に市内観光。落書き多し。ゴミのポイ捨て、これも多し。誰がやったのか、恐らく観光客と思うが、残念なことだ。
しかし、それを忘れると、時代不詳の街並みである。これは、相当気を遣ったと思えるものだ。道だって、アスファルトではない。
サンタ・マリア教会をはじめ、何箇所か巡る。良い物なのだが…、男の裸の彫刻が、あちこちにあるのはどうにかならないのか。
あの感性は、ちょっとわからないのである。正直言って、見たくない(何)。
その後自由時間。買い物など。革のジャケットなど買ってみた。かなり高価ではあるが、長く使えるだろう。…でなきゃ困る。
ホテル着。いやあ、船の犬小屋みたいなキャビンに比べれば、まあ並レベルの部屋にも関わらず、天国だ。
夕食はホテルとなるが、食前、食後に一度ずつ出る。どうも店の営業時間が短めで、食後は殆ど閉まっている。残念。
違法なナニとか、切手とか買おうと思っていたのだが。
食後に戻って、さらにもう一度、強制連行されて街へ出る。五人。アルノ川まで出て、戻る。まあ、トラブルもあった。
帰ると、夜の11時にもなっているわけである。折角のバスタブは、明日使うことにする。同室のJ氏は戻ってから入っていたが。
早朝、5時半に起きて、風呂。浴槽は若干狭く、やや不満も残るが、久しぶりの風呂だ。まあよいよい。
朝食、出発。ヴェッキオ橋(かな?)を渡って、ウフィッツィなる美術館へ。宗教画ばかりだ。
よくもまあ、飽きもせずに同じテーマで、これだけ長いこと、これだけ沢山、描いてきたものである(何)。
建物の方は、例のメディチ家と関わりがある様なことを言っていた。訪れたお偉いさんの肖像画が、上の方にズラリ。
ちなみに、写真撮影は禁止である。
ちょっと歩いてから昼食となるが、そのとき変なものを見た。動く石像だ。正確には、石像に変装した芸人。
一緒に写真に収まって、料金を貰っている。定額ではないから、あれもチップというのか。
昼食は、また昼から飲んでしまい、以下略。後は帰還するのみだ。夕飯は港のそばでとり、船に戻るのが9時半であった。

サンタ・マリア教会。当然画像操作しているが、本物はこんな屈折ピラミッドの様に曲がってはいない。
いつもの船内生活だ。起きて少々休み、卓球。今日は何の日に出て、食事。
午後は上陸説明会が入る。イタリア以上にスリの類が多いとのこと。まあ、あの「タクシー」のマルセイユであるから、納得がいく(何)。
星、食事の後、移民の話を聞いてくる。フランスという国も、よくわからないところだ。
欧州全体に於いて、国境の持つ意味は弱いのかもしれない。特に、我等が日本と比べれば。エゲレスはどうだろうか。
そんなところで、寝る。
いつの間にか入港し、いつの間にか上陸可能になる。やはり、大きな港だ。
造船所や戦闘艦の類も見られるかと思っていたが、よくわからず。ただ、広い港だが、施設は割と古い。まあ、そんなものだろうか。
のらりくらりと過ごして、9時半のシャトルバスで、中心街へ出る。同行者ナシ。うろつくが、「ふ〜ん」といったところ。
郵便局は閉まっているし、店も半分以上は閉まっている感じだ。この日、祝日か何かで休みとのこと。
凱旋門と「改革派教会」とやらを見た。他にも色々。が、それほど心に残るキモチではない。カメラは持ってなかったので写真はゼロ。
う〜ん…。
ワイナリー訪問と来る。ツアーである。格好付けて来いと言うから結構な装束で来たのだが、何か違う感じ。まあいい。
訪問は2カ所。シャトー・ド・エスチュブロンという新しいのと、シャトー・ロマーニという、どこかで聞いた様なところ。
途中、サン・レミなる街で食事が入る。シャトーはフランス語で城。いずれも古城と関連していた。
しかし、田舎は本当に、いわゆる欧州のイメージのままであった。ああ田舎なり。
さて、最初の場所では、オリーブオイルのテイスティングなる体験。3種あって、全部同じに感じてしまう(何)。
その後、赤ワインが2種類。生産量においても、赤が主体とのこと。結構な辛さ。
これは次の場所でも同じで、鋭い味であった。ワインだけで楽しむには、個人的にはかなりキツイ。
ただ、味自体はちゃんとしたもので、香りも良い。購入は無し。後者はグラスも売っていたが、途中で壊しそうなので買わず。

マルセイユ遠景。中心街は写真の左で、写っていない。

消火“機”。双発飛行艇で、6トンの水を積むと言うが、そんなに積める様には見えない。
いきなりアレだが、曇っていたかもしれない(何)。まあ、朝はいつものパターンだった様に思う。
違いと言えば、ひとつ。カジポンこと梶本修なる人物のパートナー参加を入れた。例の水パというやつである。
いきなり、昼から出し物が入っているわけである。何というか、彼が感動した物を、ダイジェストで大量投下するという感じである。
なるほどと思うが、しかしその手の物はゆっくり見てみたいかな、とも思うところだ。
射程範囲は極めて広く、音楽のクラシックからポップスまで、絵は無いが映画があり、お笑い、アニメ等々。
とまあ、そんなところ。まあ、パートナーと言うことで、皆勤するのが当然となるが、かなり量があるため大変だという。
つまり、やってる時間が長い。反面、仕事自体は少ないのだが…。
今日は、ジブラルタル海峡だ。クルーズ全行程中でもハイライトとも言われる、アレである。
が、靄が掛かっていてよく見えない。見えたとしても、どうも、あまり面白い物ではなかった様な気がする。
要塞地帯という割に、レーダーサイトすら見えなかった。風力発電機があったり、街があったり、要塞という雰囲気は見えない。
まあ、大砲にしても対艦ミサイルにしても、こちらに向けて準備してあるとすれば、気分の良いものではないが。
その代わり、今クルーズ初めて、イルカを見た。それも、イルカの群れだ。トビウオも居た。そっちの方が楽しかったのである。
ところでメリケンだが、面倒くさい、国ごと水雷葬にしてやりたくなるような入港条件を付けていて、機嫌が悪化している。
で、この日のカジポンの出し物は…、昼がクラシックで、夜が…、アメリカ一周墓巡り(貧)、10回クルーズ記(貧)、
豪華客船特集(何)、ビートルズ特集、人形アニメという顔触れだったと記憶している。
気に残るのは、やはり夜の部の最初の2つ。実体験は生々しさが違うし、裏話が良いのだ。
まあ、内容はお世辞にも…、何というか…、エレガントなものではないが。
しかしながら、クルーズ客船というのも、無闇に大きすぎるのも考え物かと思う。
おそらくは、このトパーズ号でも、人数的には大規模すぎるように思うのである。
古い機械は、当然船も含めて、維持にお金も人手も暇も掛かるもの。50歳の老嬢ともなれば、もう大変であろう。
乗客を減らせば収入も減るわけで、船の方に掛ける金も減らす必要に迫られる。
そう考えたとき、新鋭船を使うのは、財政面からも案外悪くない選択なのかな、などと素人は思うわけだ。思うだけね(何)。
だからハードウェアの規模はもうちょっと欲しい…、などと言い出すと、まあ際限がないわけであるが(何)。
それにしても、彼の持ってきているネタだが、あらかじめ私の知っているものは、非常に少ない。
なかなか、アレである。
天気は晴れだとしか言っていないように思う。しかし、本当に天候は良いのである。
確か、雨に降られたのが2回しかない。そういうわけでか否か、揺れも殆ど皆無。実はちょっと欲求不満(何)。
今日は午前中を怠惰に潰して、昼飯を食し損ねてしまい、やむなく非常食を使う。用意が良い男である(何)。
昼の出し物は、上方お笑い。落語だったか、一人三役くらいする、笑い話の独演のやつだ。
これも裏話がなかなか面白いのだが、やはり命を懸けて仕事している。そういった感じである。やはり、本物はそうなのだろう。
命を張って突進できる何かがあるか。そこなのだ。
千年帝国