(2001年2月20日開設)
(2007年6月13日改訂)

来訪者(2000/12/01-)


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ちくま新書

眠りの悩み相談室
 〜ぐっすり眠れた?〜

  粂 和彦 著 \735
<好評 発売中!>



もっと深く知りたい方に参考になる本をご紹介します。 =>リンク集は、こちら
筑摩新書「眠りの悩み相談室」では、紙数の関係で紹介できなかったものです。

●「生物時計はなぜリズムを刻むのか
 (ラッセル・フォスター、レオン・クライツマン著、 本間 徳子訳、日経BP社、2006)
 イギリスの研究者が睡眠を制御する体内時計の基盤と、その不思議さをまとめたもので、専門家でも勉強になる豊富な内容を、一般の方も楽しめるように書いてあります。

●「時間の分子生物学 〜時計と睡眠の遺伝子
 (粂和彦著、講談社、2003)
 筆者の本で手前味噌ですが、体内時計の仕組みと睡眠の関係をわかりやすく解説してあります。講談社出版文化賞科学出版賞受賞作です。こちらでも、宣伝してます。(^_^;)

●「眠りを科学する」(井上 昌次郎著、朝倉書店、2006)
 日本を代表する睡眠科学の研究者の著作で、本書では充分に触れられなかった、睡眠の基礎的な仕組みをわかりやすく書いてあります。

●「ナルコレプシーの研究−知られざる睡眠障害の謎−」(本多裕著、悠飛社、2002)
 タイトルは研究となっていますが、一般向けに書かれた本です。ナルコレプシーという睡眠の仕組みを考える上で、もっとも重要な病気の研究・診療では、世界の第一人者である著者が、その経験をつづった本です。

●「夢 うつつ まぼろし―眠りで読み解く心象風景」(北浜邦夫著、インターメディカル、2005年)
 著者は長くフランスで睡眠、特に夢のメカニズムを研究しているが、文学的な才能が有り、この本も読み物としても楽しめる本です。

●「脳はなぜ「心」を作ったのか」(前野隆司著、筑摩書房、2005)
 この本は直接睡眠のことを扱っているわけではありませんが、睡眠を意識のない状態と考えたときに、意識(心)の問題を考える上で、とても参考になる本です。

●「眠り上手おんなと眠り下手おとこ」(内山 真著、集英社、2004年)
 面白いタイトルですが、内容的には男女の違いだけではなく、幅広い範囲の睡眠の問題を取り扱っています。著者は日本大学の医学部で睡眠医学講座を主宰しています。

●「人生、寝たもの勝ち」(ポール・マーティン著、ソニーマガジンズ、2004)
 睡眠について誰もが持つ疑問を全般的に取り上げた本で、わかりやすく書かれています。

●「最強の睡眠法―従来の万人共通の睡眠法は間違いです」(白川 修一郎著、小学館、2005)
 睡眠診療の専門家が睡眠を全般から扱った本で、具体的な工夫がたくさん紹介されています。

●「夜ふかしの脳科学―子どもの心と体を壊すもの」(神山 潤、中央公論新社、2005)
 小児科医で子どもの夜型化に警鐘を鳴らしている著者が、科学的・社会的な視点からまとめた本です。

●「スリープ・ハート 睡眠時無呼吸症で死なないために」(塩見利明、風媒社、2004)
 睡眠障害の中でも、もっとも患者数の多い睡眠時無呼吸症候群について、わかりやすく書いた本で、著者は日本のこの病気の診療の草分けです。

●「どうしてワタシは眠れない? 快適睡眠88の即効レシピ」(太田 龍朗著、技術評論社、2006)
 精神科医で日本の睡眠医学を築いてきた著者が、誰にでもできるいろいろな工夫をわかりやすく解説しています。毎晩にヒントが満載です。

●「睡眠障害の対応と治療ガイドライン」 内山真編著、じほう、2002年
 厚生労働省の研究班がまとめた本なので難解な部分もありますが、睡眠障害の専門家ではない医療者向けなので、一般の人にも参考になると思います。薬の情報などがきちんと書かれている点で、睡眠障害で治療を受けている方には役にたつでしょう。

●「Principles and Practice of Sleep Medicine (第4版)」
 (Kryger, Roth, Dement著、Elsevier 社, 2005)
 これは英語版しかない教科書で一般向けとは言えません。しかし日本語では新しくよい教科書がないこと、もっとも網羅的であること、購入者はオンライン版にアクセスできること、オンライン版では、最新の情報や話題が常にアップデートされていて、世界中の睡眠研究・睡眠障害治療におけるスタンダードとなっていること、などから、敢えて最後に紹介しました。


以下は、初代、睡眠障害相談室時代から紹介していたもの

1.睡眠障害関連(教科書・一般書)

●「睡眠障害・臨床精神医学講座13巻
  松下昌明 総編集、中山書店、1999年、30,000円
  現在の日本では、多分最もまとまった睡眠障害の教科書でしょう。

●「不眠症と睡眠障害(上下2巻)新精神科選書6」
  睡眠障害の病態と治療の最前線
  菱川泰夫、村崎光邦編集、診療新社、1999年、各2,900円
  コンパクトなサイズで、よくまとまっているので、一般の医師向き。

●「睡眠のメカニズム」
  井上昌次郎、山本郁男編集、朝倉書店、1997年、3,300円

●「眠らない、眠れない・ドキュメント不眠相談室」
  中澤洋一、鳥居鎮夫編著、法研、1998年、1,300円
  一般向けの本だが、医師にも読み応えがある。
  巻末に睡眠専門外来のある病院の一覧あり。

●「睡眠と夢」
  ミッシェル・ジュヴェ著 北浜邦夫訳、紀伊国屋書店、2,300円
  睡眠研究で有名な生理学者の書いた本です。

●「脳と睡眠 ブレインサイエンスシリーズ7」
  井上昌次郎著、共立出版、1991年、3,000円
  やや古いですが、私はこの本を読んで睡眠研究をしたくなりました。


2.概日周期(生物時計・生物リズム)関連、その他

●「生物時計のはなし・実験医学バイオサイエンスシリーズ」
  サーカディアンリズムと時計遺伝子
  石田直理雄著、羊土社、2000年、3,200円
  最近の「脳内時計」研究の進歩がわかりやすく書かれています。

●「脳と生物時計 ブレインサイエンスシリーズ5」
  中川八郎、永井克也著、共立出版、1991年、3,000円

●「脳の中の時計」
川村浩著、日本放送協会出版、1991年、830円
 
●「向精神薬の化学」
 中山和彦著、星和書店、1991年、2,400円

3.英文の教科書

●「Sleep Medicine (Contemproray Neurology Series 53)」
  Michael S. Aldrich, Oxford Press, 1999, ISBN 0-19-512957-1, $120位
  Compact な教科書ですが、非常によくまとまっています。お勧め。

●「Sleep Disorders Medicine (2nd Edition)」
  Sudhansu Chokroverty Ed., Butterworth Heinemann (Elsevier) 1999, $180位
  分厚い(781p)教科書で、網羅的。専門家向け。しっかり勉強したい方には良い。
  日本の教科書にはあまり出てこない基礎研究についても、かなり詳しい記述
  特に遺伝的な病気の記載はしっかりしています。(知人が書いています)

●「Clinical Companion to Sleep Disorders Medicine Second Edition
  Sudhansu Chokroverty Ed., Butterworth Heinemann (Elsevier) 1999, $180位
  上述の教科書の抜粋を、paperback にしたマニュアル本
  睡眠障害を専門にしない医師が、臨床の場でちょっと調べるために使える
  しかし教科書の抜粋なので、ちゃんと基礎から書いてある。値段も手頃