日本国有鉄道で活躍した蒸気機関車,「C62」を中心に「C57」等人気機関車を油彩画で再現。F10号(53.0×45.5)の油彩画38点を展示。
今から60年程前の輸送手段は、旅客も貨物も鉄道という時代でした。その鉄道の動力は、石炭を燃料とした蒸気機関車が主流で、大都市周辺が僅かに電化されていました。自動車は僅かに進駐軍のトラックとジープ、偶に国産オンボロトラックとバスが凸凹道を走りました。「東京〜大阪3時間の弾丸列車!」「夢のハイウエー」などは、少年向けの漫画に描かれている夢の夢という時代でした。
太平洋戦争後の、旅客輸送の復興は急務で、終戦で余剰になった貨物用機関車、D52形のボイラーを転用して、戦後僅か3年で、わが国最大最速のC62形旅客用蒸気機関車が新造されました。
狭軌のハンディーを背負って、車輌限界いっぱいの重量感あふれる精悍なスタイルは、当時は若かった!私たちを魅了しました。
C62形蒸気機関車は、直ちに東海道本線と山陽本線に投入されて、期待通りに活躍、1年後に復活した特急「ツバメ号」をはじめ、他の特急、急行の牽引に欠かせない機関車になりました。しかし燃料効率に優れた電化への合理化に追われ、生産は僅かに49輌で打ち切られました。
当絵画館では、これらのC62形蒸気機関車の現役時代の雄姿を前半に展示して、後半はC57形(貴婦人)など人気機関車、珍しい機関車の油彩画(F10号=53.0×45.5)34点を展示しました。
懐かしい昭和の風景をバックに快走する、蒸気機関車全盛時代の画面から、“元気!”を感じて頂ければ本望です。
(注) C62形の歴史記述は交友社の『鉄道ファン400号』.,.プ レスアイゼンバーン社の『C62』を参照しました
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