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これからペットを飼いたい人のための相談室
ペットを飼う前に・・・
そのペットとあなたの生活との相性を・・ちょっと、検討してみてください!!
これから、ワンちゃんを飼いたい、ネコちゃんを飼いたい・・と思っている方・・。何かペットを飼いたいけど、いったい、どういう種類の動物がよいかなっと迷っている方。いろいろ希望や、夢もあると思いますが、まずは、本当に、わが家の生活にあったペットは何かを、良く検討してみてから、ペットを入手することをおすすめいたします。ワンちゃん・ネコちゃんとは、15年ぐらいつきあう家族となるわけですから、最後まで、責任をもって世話をしてあげられるように・・・、今の状況だけで、判断してしまわないでいただきたいのです。それには、まず、それぞれの動物の特性についての知識を得ておくことが、とても大切です。また、ペットとの生活をスムーズにスタートできる様に、前もって、準備をしていただきたいと思います。
そこで当院では、ペットを飼う前に知っておいていただきたいことをお伝えする、
「ペットを飼う前に」という相談を受け付けております。
よくある質問は、
*普段の日中は家族がほとんどいないのだけど、世話はどうすればよいのか・・。
*うちでは、犬・猫のどちらを飼うのがよいのだろうか・・。
*犬を飼いたいけど、たくさんの犬種の中から、うちの生活にあった犬種とは?
*犬を飼うまえに何を用意しておけばよい?
*ペットを飼い始めたら、旅行は行かれなくなるの?
*子犬にトイレをおしえるのってどうしたらよいの?
*ネコには、「しつけ」や散歩はいらないから犬より飼いやすいって本当?
*最近よく耳にする犬の「しつけ」とは、どういう事なの?また「しつけ」とは、どの程度必要なの?
また、犬・猫以外の動物では、
*ウサギ用の小屋って、どれくらいの物が必要なの?
*ハムスターの小屋にはいろいろあるけど、どれがよいの?
等です。
ペットショップで、そのかわいらしさに、つい動物を購入してしまい、そのあとから、いろいろ困ったりする事がないように、ペットを飼い始める前に、これらのことについて、是非、相談にいらしてください。
具体的に、ご相談できる内容は、
・ペット全般についてのご相談
・イヌを飼う前に・・のご相談
・ネコを飼う前に・・のご相談
・ウサギを飼う前に・・のご相談
・ハムスターを飼う前に・・のご相談
のいずれかです。
ご相談は、主に平日の午後2時からで、所要時間は約1時間から、1時間半です。(それ以外の時間はご相談ください)あらかじめ、ご予約が必要となります。
それぞれのご相談のご費用、時間の予約等は当院へ、お電話か、メールでお問い合わせください。
それぞれの動物の特性を一部ご紹介いたしましょう。ペットを飼い始める前に、参考にして下さい。
「イヌについて」
犬にはいろいろな犬種があります。そして、それには、それぞれの特性がありますので、よく理解した上で、選んでいただきたいです。
たとえば、
イヌの気質の特性の例
今大人気のミニチュア・ダックスフント
人なつこい犬種ですが良く吠える性質があります。ペット飼育可のマンションでも、吠えることについてのコントロールをトレーニングする必要があります。
次に人気沸騰中のチワワ
小さくて、愛くるしさ抜群の犬種です。飼い主さんにとても頼る性質があります。がそのため、恐がりがなこが多いです。そのため、小さくても、人や、他の犬に激しく吠えたり、ちょっとのことにびくびくしがちです。安心させてあげて、自信がつくように接してあげることが必要な犬種です。
柴犬
昔から良く知られた日本犬として、根強い人気があります。聡明で、よく物事を覚えることも得意です。その反面、大変神経質で警戒心が強い犬種です。動物病院では診察を怖がり、警戒して、なかなか良く診察させてくれない犬種の第1位です。その神経質さをなるべく緩和してあげるように育てあげることが肝心です。
イヌの運動量に関しての特性の例
必要運動量の多い犬種
ウエルシュ・コーギ、ジャックラッセルテリア、ミニチュア・ダックス、プードル、パピヨン、ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトりーバー、ボーダー・コリー等
必要運動量のそれほど多くない犬種
シーズー、ヨークシャーテリア、キャバリア・キングチャールズスパニエル、マルチーズ、ゴールデンリトリーバー等
もちろん個体差がありますので、この分類に当てはまらないワンちゃんもいます。
また、必要運動量の多い犬種は、マンションなどの室内では飼えないのか・・というと、そういうことではありません。ですが、ウィークデーは、ほとんど、一日中お留守番をさせる生活になってしまう場合、ワンちゃんが1人でいるときでも楽しく遊べること、また、飼い主さんとは、短い時間でも、充実した遊びを行い、充分に運動したいという欲求を満たしてあげられるように工夫ししてあげてください。いたずらや、無駄吠えのような行動は、ワンちゃんを退屈にしてしまうと、多くなってしまいます。
大型犬は、必ずしも激しい運動を必要とするわけではありませんが、その犬がまだ若いうちは散歩時にかなり引っ張る傾向があります。そのため、ご高齢の方や、足腰に心配のある方には、扱いにくい犬種かもしれません。また、大型犬では、犬の方が寝たきりになると、その介護や、通院のために必要な労力は、甚大なものだと想像できます。
ワンちゃんには、たくさんの品種があることからも、これらの品種特性を良く知り、考えてから、ご自分の生活にあった、ワンちゃんを選ばれることをおすすめいたします。ペットショップでの、運命的な出会いというのは、出来れば、避けたいものです。
ワンちゃんの特性については、当院のホームページの「おすすめ図書」に掲載している、
わが家の子犬選び「ベスト」カタログ 獣医師 水越美奈先生著
室内犬の飼い方・しつけ方 家庭犬インストラクター矢崎 潤先生 監修
の本などを参考にしてください。
「ネコについて」
ワンちゃんほど品種の数も少ない、ネコちゃんですが、やはり、品種による特異性があります。
たとえば
ネコの特性の例
シャム
少なくなってきた種類ですが、顔が小さくで、ほっそりした体格が美しいネコです。声が太くて大きいという特徴があります。避妊・去勢手術などをしても、鳴き声が問題になることがあります。
ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤンなどの長毛種・・・
これらは、長い被毛の手入れが肝心の種類です。そして、なぜか、ブラッシングをいやがるこも多いように思います。小さいときから、手入れをまめに行い、ブラッシングを良く慣らしておくことが必要です。そういった点で、手入れ好きなかたにおすすめです。
でも、ネコちゃんでは、里親探しの会から譲り受けられてくる方や、やはり、捨てられていた子を保護して飼うようになるの方が多いようです。ですからミックスの品種の子が圧倒的に多いですね。そのため、品種特性というのは、あまりワンちゃんほど考える余地がないようです。
ネコには、しつけは必要ない?
トイレは、すぐに覚えるし、イヌと違って、散歩の手間がいらないから・・、しつけは必要がない、だから、時間のない方にぴったりのペットか・・というと、そうでもないのです。
ネコは、イヌよりも、狩猟動物としての本能をそのまま持ち続けている野生に近い動物です。そのため、ネコの遊び方には、「狩り」の疑似行為が盛り込まれています。それを上手に遊ばせてあげられないと・・人を襲うような事が始まってしまうことがあります。人に噛みついたり、飛びついたりする遊びをさせないようにすることも、ネコちゃんのしつけのひとつです。
その他、ネコちゃんに教えたいしつけ・・
「人を傷つけない」
「投薬の練習」
「爪を切る」
「歯の手入れを出来るようにする」
「体をブラッシングさせられるようにする」
「外出が出来るようにする」
等です。
ネコには、ネコ小屋は、いらない?
イヌにとっても、ネコにとっても、たとえ室内で飼うとしても、その子の専用のスペースとして、小屋のようなものを、用意してあげましょう。ネコは、自分のなわばりをとても気にするので、お気にいりの場所、自分だけの場所として安心できる場所を確保してあげるととても落ち着きます。思わぬ事故を未然に防ぐためにも役立ちます。ネコちゃんには、生活していく環境の整備が重要なポイントとなります。ネコちゃんを受け入れる準備を整えてから、飼われることをおすすめいたします。
ネコを飼うにあたって参考にしていただきたい本というのが実際には、なかなかありません。
今年から、ベネッセから発売された「ねこのきもち」という雑誌は、ねこの行動上の特性についても、健康管理についても、専門家が書かれているので、正しい情報が得られるという点で、優れていると思います。ただし定期購読の契約をしないと手に入らず、書店にて販売していないのがちょっと、難点です。当院の待合室においてありますので、読みにいらしてください。
「おすすめ図書書」にてご案内しておりますので、ご覧ください。
「ねこのきもち」ベネッセコーポレーション発行
1ヶ月1冊発行、購読手続きの上購入可 1冊 ¥1.080(税込み送料・付録込み)
「ウサギについて」
飼育環境
小型で(といっても大型の種類のウサギもいますけど・・)ふわふわの被毛のウサギはかわいいですね。しかも、鳴かないから、マンションでも隣近所にご迷惑をかけないから・・・と、人気があります。でも、ウサギは、、かなり広いなわばりを持つ動物なので、広い活動スペースが必要です。ケージの中だけに閉じこめておくとやはりストレスがたまります。運動できるように充分なスペースをつくってあげる必要があります。かといって、部屋の中を自由に放し飼いにしてしまうと、家具をかじる、電気製品のコードをかじるなど、事故の原因を作ってしまう事にもなりかねません。ウサギについても、寝床や運動場といったスペースを部屋の中に確保してあげることが必要です。また、大変環境の変化や、慣れない物事への適応がうまくできない子が多く、ストレスに大変弱い事も良く知っておくことが必要です。
食餌
ウサギの健康管理には、食餌の内容がとても大事です。ウサギには、ラビットフードと、にんじんを与えていれば良い・・と信じている方もいらっしゃるかと思いますが・・一日に与えるラビットフードの量は体重の1.5%というのが原則。その他は、牧草を食べ放題のするのが基本的におすすめできる食餌です。人や犬猫では、歯は、ある一定の長さまでのびると、その長さで変わらなくなりますが、ウサギの歯は前歯も、奥歯も、一生伸び続けます。これは、ウサギは、草を食べるとき、歯をすりあわせて食べている事によるもので、そのために、歯は常に削れていってしまっているのです。そのため、ウサギの歯は、一生伸び続けるように出来ています。ところが、すりつぶすことが必要のないようなペレットなどを与えていると、歯が、削れないためにのびすぎてしまい、これが元で、食べられなくなってしまうのです。そうなると、体のあちこちの機能も落ちてきます。
ウサギの病気の原因の多くが不適切な食べ物による「歯」の状態が悪くなることや、消化管の運動不全によるものです。 適切な食餌を子ウサギのうちから与えるようにしてあげてください。
しつけ
ウサギにもしつけが必要です。また、教えればちゃんとしつけられる動物です。
「だっこをさせるように」・・・これが一番肝心です。静かにだっこさせてくれるように慣らさないと、病院へ行くことも出来ず、さらに、家での投薬、看護も出来ません。「ケージに慣れさせる」・・・広いスペースで運動させてあげることも大事ですが、いつも放し飼いでは、病気の時に看護も出来なくなってしまいます。また、いらずらや、事故を防ぐためにもケージの中にいる習慣も付けさせてあげましょう。
「噛まないようにする」・・・噛み癖は、イヌや・ネコだけのものではありません。ウサギも遊び半分で、人をよく噛むことがあります。無視してやめるようにしましょう。 「名前を呼んだら戻ってくる」・・これは、運動させていた子をケージに戻したり、いたずらをしようとしているときにやめさせるのに役立ちます。名前を呼んで、こちらに来たら、よくほめてあげましょう。
ウサギについての本は、
「かわいいウサギ」品種カタログ&飼い方
監修 斉藤久美子(さいとうラビットクリニック院長) 西東社
「ウサギハンドブック」
監修 斉藤久美子(さいとうラビットクリニック院長) あおば出版
等、国内で唯一のウサギ専門の病院の院長先生、斉藤久美子先生が監修されている本をお薦めいたします。 当院ホームページのおすすめ図書にも掲載しておりますので、ご覧になってみてください。
「ハムスターについて」
ハムスターといっても、大きくわけて、ゴールデンハムスターと、体格の小さいドワーフハムスターがあります。
その分類をすると次のようになります。
ハムスターの分類
ネズミ亜目
ネズミ科
キヌゲネズミ亜科
ゴールデンハムスター属・・・・ゴールデンハムスター
ヒメキヌゲネズミ属・・・・・・・・・キャンベルハムスター
ジャンガリアンハムスター
ロボロフスキーハムスター
(この小さいヒメキヌゲネズミをあわせて、ドワーフハムスターと呼びます)
これらのハムスターに共通な特徴
・尾が短い。
・柔らかい被毛。
・大きな頬袋を持つ。
・野生の仲間は、ロシア・シベリア・モンゴルにいる。
・地中に穴を掘って生活し、夜行性である。
・食べ物は、主に、雑穀類を中心とした、草食である。
・気温が下がったり、体調が悪くなると仮死状態になることがある。
等です。
でも、ゴールデンハムスターと小さいドワーフハムスター類には違いも多くあります。飼育する上では、それらの違いも良く知っておきましょう。
ゴールデンハムスターの特徴
・体重は、100gから150g前後になる。
・体長は、15pから18p前後になる。
・足の裏に毛が生えていない。
・雄の臭腺は、左右の腰のあたりによく発達している。
・成熟したオスの睾丸はとても大きい。
・2匹以上を一緒のケージには、飼えない。
・骨格は、やや丈夫。
・年を取ると心臓の病気や、内臓の病気になりやすい。
・寿命は2から3年
ドワーフハムスター類の特徴
・体重は、20gから40g前後になる。
・体長は、7pから12p前後になる。
・前後の足の裏に毛が生えている。
・オスの臭腺は、お腹の真ん中と、口唇の脇によく発達している。
・複数のハムスターを一緒に飼うことも出来る。(時にけんかしてしまうこともある)
・骨格が細くて弱い。骨折をしやすい。
・年を取ると、体の表面に腫瘍ができやすい。
・ひまわりの種などを食べさせると太りやすい。
・寿命は、1年半から2年
人の手に慣れる様に飼いましょう
ゴールデンハムスターとドワーフハムスター類の違いをよく理解してから、どちらのハムスターを飼うのかを、決めましょう。そして、どちらのハムスターを飼うにしても、人に触られることに慣れるように育てましょう。ペットショップから購入した後は、しばらく触らないように・・といわれるようですが、そのまま、触らないでいると、いつまでも人の手に噛みついたり、逃げようとして暴れるようにになってしまいます。ハムスターの病気を治すには、お薬を飼い主さんに飲ませていただくことが多いのですが、触らせないハムスターでは、病気が発見できても、お薬が与えられなくて治してあげられないこと、さらには、診察も出来ないということにもなってしまいます。やさしく、両手ですくい上げるようにしてハムスターを持つようにすることからはじめて、徐々に、お腹側をひっくり返してみたり、歯をみてあげたり出来るようにしましょう。
ケージの用意と手入れ
ハムスターを飼育するためのケージは、低いケージが適当です。鳥かごのように背の高いかごはハムスターが落下して、骨折をする危険がありますので、適していません。低いケージでも寝床が一段高いところにあるようなのも、良くありません。ハムスターは、良くケージをよじ登りますが基本的に、穴を掘って地下にすむ動物ですので、木登りは得意ではなく、特に足の裏に毛の生えているドワーフハムスター類は、足の裏が滑りやすいので、良く落下します。そのため、後肢の骨折や、腰椎の骨折などをするおそれがあります。
通気性は悪いのですが、そういう点では、水槽のようなケースで、飼育することも良いと思います。
ケージの中は、毎日、すべて取り替えてきれいに洗いましょう。ハムスターは、糞もたくさんしますし、おしっこもトイレにためたままにしておくのは不衛生です。毎日、床敷き、トイレはきれいに掃除をして置きましょう。また、食べ物を、寝床にためる習性がありますので、ため込んだ食物が、傷んだりしていないかどうか、また、食べ物を運んだだけで食べていないということがないかどうか等、掃除の時にチェックしておきましょう。
シンプルに、ケージの中には新聞紙を敷いて、キッチンペーパーをちぎって床敷きにしただけでも、充分飼えます。トレイに砂を入れて使う物が出回っていますが、おしっこの量や、色が観察しにくいので、あまりおすすめしません。
回し車などのおもちゃを入れたりしますが、体格にあわせて適正な大きさの物を入れてあげましょう。回し車とケージの間に足を挟んで骨折する事などもありますので、設置するときは、すきまを充分開けておくようにしましょう。
ケージの金属柵をしきりにかじりますが、ハムスターの歯は、もともと金属のような物をかじれるほど強くないため、折れてしまったりします。そのため、ケージには、かじっても安心な段ボールを挟んだり、かじり棒などを付けたりなどして、かじりたい衝動をそれらに向けるようにしましょう。
ハムスターについてのおすすめの本は、
「ハムスターと暮らそう!」楽しい飼い方遊び方
監修 藤原明(フジワラ動物病院院長) 高橋書店
「ハムスターの気持ちが100%わかる本」
監修 霍野晋吉(エキゾチックペットクリニック院長) 青春出版社
などです。当院のホームページのおすすめ図書で、詳しくご案内しております。どちらもハムスターを良く診察している獣医さんが監修していますので、健康管理について詳しく書かれています。
ハムスターはお子さまのペットとしても最適
ハムスターは、体格が小さいことあり、お世話も簡単なので、小学生ぐらいのお子さまにも飼うことが出来ます。寿命が短い点が難点のように思われがちですが、お子さまが、責任を持って生涯を世話をすることが出来るという点で、良いペットといえると思います。ただし、でも、正しく、責任を持って、お世話が出来ているかどうかは、いつも大人の方がみていただくことをお願いいたします。