ある昼下がり。
おじいちゃんと娘の会話。
「おじいちゃん、変身できるようになっちゃったんじゃ」
「何言ってるの?」
「正義のパワーを身につけてしまったんじゃよ」
「何言ってるの?」
「つまりおじいちゃんは変身するとバイオレンスおじいちゃんになっちゃうんじゃ」
「危ないね」
「変身したおじいちゃんは、あたかも鬼なんじゃよ」
「凄いの?」
「あたかも馬場なんじゃよ」
「強いの?」
「だからおじいちゃん、今日も悪をたおすために変身しなければいけないんじゃ」
「大丈夫なの?」
「実はおじいちゃん、もう不思議なベルトを装着してるんじゃよ」
「そうなの」
「おじいちゃん変身するところ、見たいかい」
「見たい、見たい」
「ようし、スイッチオンじゃ」
「スイッチ?」
「うぎいぎぎぎ」
「どうしたの?」
「まさに今おじいちゃんの腹部に低周波パワー充填中なんじゃよ」
「大丈夫なの?」
「おじいちゃんの命のローソクはあと2センチあるから大丈夫なんじゃ」
「まだ頑張れるの?」
「もうちょっとだけ続くんじゃ」
「そうなの」
「あうっふ」
「どうしたの?」
「おじいちゃんの腹部が低周波パワーに耐えきれず痙攣を始めてしまったんじゃよ」
「危険なの?」
「予想外のハプニングじゃよ」
「大丈夫なの?」
「おじいちゃん駄目じゃ、おじいちゃん臨終の危機じゃ」
「しゃれにならないね」
「命の灯火がとてつもない勢いで燃え盛り始めて、おじいちゃん極めて深刻な状況じゃ」
「残り少ないの?」
「1センチしかのうなってもうた」
「大変だね」
「ばあさんが目の前におる…」
「危険だね」
「馬場もおる…」
(続く)
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