2008/05/06

神の存在

 身延山久遠寺と池上本門寺に毎年参拝を欠かしませんが、私は特に仏教徒ではありません。聖書はいつも身近に置き、たまにはキリスト教会にも行きますし、クリスマスの集会にも出ますが特にキリスト教徒というわけではありません。未来のことはInchALLAH(インシャラー:アラーの思し召し)と思っていますが、イスラム教徒でもありません。でも私は間違いなく神様を信じています。めでたく50歳を過ぎ、母の年を追い越して父の年に追い付きつつある今、改めて自分と神様の関係を見つめ直してみたいと思います。些か長い話ですがよろしくお付き合いの程を。

新しい星が生まれかけているところ

 NASAが2003年に発表したところによれば、ビッグバンが起きたのは137億年(+−2億年)前だそうです。その時宇宙は何もないところから突然誕生し、そこで初めて時間と空間ができ、温度が下がり、1秒後から3分後に掛けて物質が誕生しました。その時点で存在した物質は殆ど水素とヘリウムだけです。沢山の水素と少しのヘリウムは宇宙を漂い、自分の重力で自分達が集まり、圧力と温度が高くなると水素原子が4個集まってエネルギーを放出しながらヘリウム原子に変わるという核融合反応が起きます。恒星の誕生です。水素が全部ヘリウムに変わってしまうとそこで止まるかと言えばそうではなく、ヘリウムが今度はエネルギーを放出してもう少し重い物質に変わり、そのもう少し重い物質ばっかりになるとまたそれがエネルギーを放出して、、、という具合にだんだん重い物質が星の中心で生まれていきます。で、一番重い金まで行くかというとそうではなく、このやり方で作られるのは鉄までです。全部が鉄になってしまうともうそれ以上核融合は起きませんで、暗くて冷たい死んだ星になります。でもその死んだ星もある大きさ重さ以上になりますと、何しろ重力というのは強いですから、その鉄の塊は自分の重力を自分の強さで支えられず、ぐしゃっと潰れてしまいます。その時に大きなエネルギーが発生し、大爆発と共に中心部の周囲を吹き飛ばします。超新星爆発です。この超新星爆発の瞬間に鉄よりも重い鉛や金が生まれると共に、内部で作られたヘリウムより重い物質が宇宙に撒き散らされます。

 こうして宇宙に吹き飛ばされた様々な物質がまた宇宙のどこかで気紛れに集まり、自分達の重力で固まってもう一度同じ原理で恒星を作り、恒星になりきれなかった物質はその周りに集まって惑星を作り、さらに衛星を作り、、、、をあちこちでやるんですが、我々の住む太陽系もその一つです。で、その山ほどある恒星の一つである太陽の、内側から数えて3番目の惑星では、たまたま水が液体のまま存在できる温度にあったことなどが幾つか幸いして生命が誕生し、後はダーウィンが唱えているように進化して人間が誕生しました。その人間界にあって恐るべき確率の中から私の父母が出会い、私をこの世に産み出してくれました。私の体は血と肉と骨でできています。かなり乱暴ですが、血は水から、肉はタンパク質、骨はカルシウムでできてるんじゃないかと思います。水は水素と酸素、タンパク質は主に炭素、カルシウムはカルシウムですよね。血の中には鉄分も混ざっているはずです。私の体を作っている水素以外のもの、つまり酸素・炭素・窒素・鉄などは、この太陽が誕生する前にどこかの恒星内部で核融合によって作られ、超新星爆発によって吹き飛ばされ、この銀河系の中心から3万光年ぐらい離れた辺境の地で太陽系の生成に参加し、宇宙年齢137億年の今、私という生き物の体を作っています。その物質で作られた私は、自分の体を作る元素が恒星内部で生成されていくところを覚えていません(笑)が、こうして思いを馳せることはできます。さて、ここまではブルーバックスなど一般人向けの科学解説本の受け売りですから、改めて私のサイトで読んで頂くまでもありません。

 ナンで神の話と宇宙や進化の話を絡めたいかご理解いただけると嬉しいです。上に書いたような事は自然の法則や偶然の積み重ねだけでは起きないはずです。ビッグバン理論や進化論は、「こうしてこうなった」ということは教えてくれますが、そもそもナンで最初にそれが起きたの?という疑問には答えてくれません。ビッグバンの前には時間も空間もなかったなら、ビッグバンはどうやって自分が起きるべき時を知ったんでしょう?進化論は正しいでしょうが、そもそもナンで生命が誕生し、その生命は進化してでも生き残り生き続けたいと思ったんでしょう。そもそも最初はナンで起きたの??全体としてこの仕組みはナンで維持されているの?という疑問に対する答えは一つしかありません“意志を持ったナニモノかが、目的を持ってそれを引き起こし、今も意思を持って維持しているから”です。そのナニモノかは何を思ってかは知りませんが、ビッグバンを引き起こし、銀河系という入れ物を用意し、エネルギーの源として太陽を作り、それで暖められ、生き物が動き回る地球という土俵を作り、アメーバを人類に進化させ、私の両親を出会わせたのです。何か必要があったからそんな七面倒臭いことをしたのです。ナニモノかさんだって必要がなければ昼寝してた方が楽に決まってますからね。

 その何を考えているかは知らねども、何か訳があり137億年掛けて私を産み出した(私だけではないにしても)ナニモノかさんのことを、神と呼ぼうが仏と呼ぼうが、アラー・創造者・お天道様・Force(理力)等々、何と呼ぼうが私にとってはどうでも良いんです。好きな名前で呼べばいい、ただそれは間違いなく存在しているし、強い意志と偉大な力を持っている、私はそう信じています。私が特別な名前の付いた宗教には興味が無く、でも神様を信じているのはそんなわけです。

 今これを読んで下さっている貴方にも、理力が共にありますようお祈りします。

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