2002/06/12

ATOKとMS-IME比較

 日本語変換システムのATOKとMS-IME、これがどっちが好きか、というのが趣味人にとってはそれで一晩呑めちゃう話題となります。私はといえば一太郎Ver3+ATOK6時代からの信奉者でありまして、現在もATOK13にWindowsXP対応パッチを落として愛用しています。なにしろ

を12年以上も前から一発変換していたのですから、当時他との性能差はもう無限大でありました。その後1993年になってWindows3.1版MS-IMEを試してみたんですが、これはもう全然ダメでした。そこで一太郎5.0に付いてきたATOK8をWindows3.1に落とし込み、今では珍しくもないWord画面でATOKを使うというおっしゃれ〜をやってみたのでありました。その後95年のWidnwos95に付いてきたMS-IME95は、3.1からは格段の進歩を遂げていましたが、それでもまあATOKテンプレートを使えば、一応苦痛なく使えるかどうかのギリギリといったラインでありました。

 本当にMS-IMEが実用品として耐えられるようになったのはOffice97に添付されてきたMS-IME97からでしょう。これは今でも実に多くの職場で現役として使われているのではないでしょうか。ここから先はもう趣味人の世界でありまして、普通の人が普通にビジネス文書を打つ限り、ATOKとMS-IMEの差など、殆ど実感されないでしょう。それでも手段のためには目的を選ばないのが身上の趣味人は、何とかして差を見つけようとします。私は上に挙げたATOK13+WindowsXP対応パッチと、XPに標準のMS-IME2002を使い比べ、悦に入っています。

この辺りまでは元々ATOK側が宣伝文句として使っていた文字列ですから、さすがに最新版では全く優劣がつきません。しかし

は、IME2002に何度学習させても

になってしまいます。よく見ると「美」と「はくしてるんだ」を別の言葉と認識しています。「博す」という動詞として理解してしまい、「美白」をサ変名詞(後ろに「する」をつけて動詞としても使える名詞)と理解できないのです。ATOKは勿論一発変換です。

 さらにもう少し突っ込んでみました。

 IME2002は2〜3回の学習で一発変換できるようになりました。
 ATOK13はどうしても「吹かば」「な忘れそ」「寂しからずや」がだめです。

 つまりATOKの場合、現代口語としてありえない表現は学習させても受け付けないんです。どうやらATOKの方がより論理的に学習している、一方IME2002は操作者が入れたパターンは文法的に正しかろうとナンであろうと、とにかく学習しようとする、実に猪突猛進型の学習機能を有しているように見えます。これによってATOKが優れているとも、またIMEに肩入れするつもりもありません。要するに設計思想が違うようです。IMEは非常に素直な学習機能を実現することで、余りにも強力なATOKに対抗してきたのかもしれません。苦労してここまで鍛えたんでしょうね。そしてATOKもIME2002と比較されるなら13ではなく最新の15でなければ不満でありましょう。二世代分のハンディを付けても良い勝負、というのが
阿波徳島(つまりATOK)の恐るべきところでもあります。

 今この駄文はIME2002で書いてみました。勿論この程度の文章・字数では全く甲乙付けられません。因みに、ATOK信奉者がMS-IME2002を使用する場合は、このプロパティ画面でキー設定と色設定をATOK仕様にしておく事をお忘れなく。もう殆どATOKと区別が付かないほどそっくりに動いてくれます。

ホームページへ戻る Home Pageへ