2008/12/23

正直葡萄酒

「山梨限定 甲州産の旅」葡萄酒の瓶  大阪の名門料亭から伊勢の名物まで食品偽装が世間を騒がせる昨今、正直の鑑とも申すべき清く正しい葡萄酒を頂戴しましたので、感動の余りご紹介申し上げる次第でごじゃりまする。とある酒店にて、フランス産やらイタリア産、カリフォルニア産葡萄酒に並んで「山梨限定 甲州産の旅」とあるを見つけ、国産品愛用主義の私としては“やっぱり葡萄酒は甲州産だな”と頷きつつ買い求めました。飲んでみれば流石に甲州産、そんじょそこらの安い輸入葡萄酒など足元にも及ばぬ芳醇な味わいを堪能致しました。流石に甲州産の味わいは違います。。。。という気がしたんです。

 しかし、、、、飲み終わってラベルの下をよくよく見たら、誠に興味深い1行が記されていました。「「甲州産」はこのワインのぶどうの収穫地の表示ではありません。」いやはや。その各1文字は“甲州産”の縦横2〜30分の1、つまり表示面積にして400〜900分の1です。400〜900倍の大きさで「甲州産」と大書し、米粒に書いた般若心経のような字で「収穫地の表示ではない」と書いてあるというのは一本取られました。

 食品表示に関する法律がどうなっているのか存じませんが、少なくとも本当の事が書いてあるのですから、これは正直です。名古屋コーチンと書いてブロイラーを売ってる訳じゃないんですから。私はこのラベルを見て深く感銘を受け、落語の落ちのように“この〜〜〜正直者めが!”と呟いたきり笑いが止まりませんでした。2008/08/18

 先日の正直葡萄酒に学習した私、今度は「甲斐の宴」を買って参りました。流石にラベルをよく拝見致しましてですね、「甲斐」は原料の産地を意味するものではない、なんて書いてないよね、と確認済みでごじゃりまする。ラベルには確かに「山梨県産」とあります。これを以って甲州葡萄酒と呼ばずして、それ何をか甲州と呼びましょうや。さぞかし美味しい事で御座いましょう。2008/12/23
 しかし、これも持ち帰って今しげしげと拝見しておりますが、よくよく見ますると「山梨県産マスカット・ベリーA種」とありました。とはナンじゃ???

 さらにその下を見ますると「国産ぶどう・輸入ワイン使用」とありました。なるほど、、、、山梨県産だけを使ってるわけじゃないよ、という事のようです。混ぜ具合については明記されていませんので、甲州産1%・輸入ワイン99%でも嘘ではない事になりますが、上の方には「山梨県産マスカット・ベリーA種を主体とした」と書かれています。「主体とした」とある以上、少なくとも51%以上は山梨県産であろうと思って飲むことにします。まさか、「主体」とは量に於いて51%以上を必ず意味するものではない、なんて事はないでしょうね。

 一応、人に会っても甲州葡萄酒を飲んだ飲んだと自慢するのは止めておきます(笑)。2008/12/23

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