2009/02/14

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 スコット・フィッツジェラルドの短編を映画化したものだそうです。老人の顔をした赤ちゃんから、それが段々大きくなり、主演男優を老け化粧した子供になり、途中から普通の大人になる、というメークと特撮の技を堪能できます。

 主人公は老人から段々若返って最後は子供になり赤ちゃんになってそのまま死ぬ、本人もそれを十分承知しているという設定ではあります。だからと言って自分は父親になれないと言い残し、妻子の元を去ってしまうところは、ちょっと共感できないものを感じました。こうして妻と乳飲み子を捨てた主人公は何故かその後十数年経って元妻に会いに行き、既に次の人生を手にしている妻とよりを戻します。倫理観ではなく、人間の心理としてやはりちょっと違和感がありすぎます。女主人公が男主人公の前で踊って見せるシーンなど、かなり綺麗だったのですが、やはり映画として余りのめりこめない人が多かったのではないでしょうか。

 スタッフロール中席立ち率」は少なくとも半数以上、あの失敗作「パールハーバー」よりはマシですが、最近のよくできたいくつかの日本映画が殆どゼロだったことを考えると、かなり力が入っている割には今一つ良さが伝わってこない作品でありました。

 最近余り映画を褒めないな、、、、と自分でも気付いているのですが、褒めたくなる作品に出会いませんのでやむを得ません。

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