2008/09/06
随分おどけた題名ですが 「スイング・ガールズ」から「のだめカンタービレ」(注)辺りへ続くスポーツ根性モノならぬ音楽青春モノとでも言うべき映画でありました。高校のブラスバンド部が舞台、主人公は精神に若干の問題を抱えている女子高生で、良い音楽を聴くと発情してしまいます。音楽としての畑はブラスバンドであり、例えば「ドラムライン」等で描かれているドラム&ビューグルコーではなく、伝統的な吹奏楽です。私、本当はコーのほうが好きなんですが。
注:今気付きましたが、この両作品は主演女優さん同じ人でした。
何しろ高校を舞台にした青春ものですから、物語展開は予想を裏切らないもので、それでもちゃんと感動させてくれます。主人公の精神的な問題は別に解決してめでたしめでたしにはなりませんが、これはこれで良いのでしょう。部屋に引きこもっている主人公を励まし、引っ張り出すために仲間たちが丘の上に並んでラベルの「ボレロ」を演奏するシーンは観客を上手に嵌めてくれます。また主人公が夜の公園で「ダッタン人の踊り」を口ずさむシーンも良いです。この曲はクライマックスの演奏曲でもあると同時にエンディングのテーマであり、かつ主演女優さんのヒット曲でもあるようです。私は四半世紀前、フリオ・イグレシアスで聴いて以来でした。こういうクラシックの名曲をクラシック畑じゃない人がカヴァーして当てるというのは、平原綾香のジュピター以来定番になりつつありますね。
この主演女優さんはこの作品で初めて知りました。「安良城紅」さんと仰る由。何と読むかといえば「あらしろべに」さん、沖縄出身、日米混血、国民的美少女コンテストのご出身だそうです。これまた天が二物を与えた美貌と美声のおねいさんでありました。