2008/02/22

宇宙空母ギャラクティカ

 スターウォーズの後に沢山作られた焼き直しの一つと言ってしまえば身も蓋もありませんが、それでも当時はかなり一所懸命見ました。2004年に作られたリメイク版「サイロンの攻撃」は3時間もありますのでDVDで見るにもちょっと休憩が要ります。如何にもスターウォーズ焼き直し的な特徴ある主題曲も、観客に向かって真っ直ぐ突っ込んでくる戦闘機発進のシーンもなく、四半世紀以上前のギャラクティカとは随分違う作りになっていました。スターウォーズが「遠い昔、遥か銀河の彼方で」起きている設定ですが、ギャラクティカはどうも未来のようです。

 サイロンという天敵に母星を破壊され、僅か5万人生き残った人類は宇宙空母ギャラクティカに守られた船団を構成し、宇宙へ逃れます。ギャラクティカの艦長は人々に平和な故郷の星「地球」を目指すと語ります。大統領は後で艦長に尋ねます。遥かな伝説の星「地球」についてはその位置を誰も知らない、あなたは知っているのかと。艦長は答えます。知らない。しかし暗黒の宇宙を目的地もなく漂うと聞いたら人々は耐えられない。どこにあるのか解らなくても人々に目的地を与えなければならない。

 ありそうな話です。人間は今の苦しい状況には意外に耐えられます。しかし望みがない事には耐えられません。そのために組織の管理者は実現可能性のない事が解っているインチキの希望を人々に与えます。それは結構小さな単位の集団でも起こり得ます。今管理者から示されている希望の正味価値はどの程度あるのか、それは受け取る側の自己責任で見積もるしかありません。

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