2007/05/26
特に躍動的な物語展開はない、普通の人々の普通の日常生活を描いただけのような映画です。ハリウッドはこう映画を作りませんが、アジアでは日本映画を含めてこういう映画作りもするんですね。人込みの中で突然ウェイホンが落下傘を開く場面以外は殆ど地味な場面の連続です。また登場人物がTVを見ている場面で日本映画「君よ憤怒の河を渡れ」の1場面が突然出てきました。「どうして俺を助けるんだ」「あなたが好きだから」確かにこの映画で一番格好良い場面でした。30年前の中野良子格好良いです。ああなつかし。アヒルを毒殺する場面は多分CGで合成しているのでしょうが、それが全く解らない位自然に見えました。中国の田舎を舞台にした地味な場面の連続ですが、CGにはかなりお金を掛けているのではないでしょうか。
3人の兄弟姉妹はそれぞれに成長し家庭を持ち、最後の場面で何故か3組の家族が孔雀の前を通ります。皆孔雀が羽根を広げるところを見たいのですが、孔雀は3家族が行ってしまった後に羽を広げます。人生は中々思い通りにはならない、という事を象徴する場面なんでしょうが、この場面を以ってこの映画に「孔雀」という題を付けたのなら一寸話が飛びすぎ、なんて理屈で考えてはいけないようです。