2009/02/08
四半世紀前にABBAの「ママ・ミア」を聴いた人が見たくなる映画でありましょう。元々邦題で「ママ・ミア」だったのが、リバイバルするに当たり「マンマ・ミーア」になってしまいました。
[Mamma Mia!]はイタリア語で「私のお母さん」という意味ですが、語感としては「おっかさ〜〜〜ん!」「なんてこったい!」に近いそうです。
筋書きはまあ、あってないが如しでして、筋書きより全編で流れるABBAのヒット曲と踊りを楽しむのが正しいお作法です。メリル・ストリープという年配の、会社員なら定年間近の大女優さんがこれを全身でやってるのがいいです。全編ABBAのヒット曲で綴るならどうして「マンマ・ミーア」なのか、「ダンシング・クイーン」でも良いじゃないか、と思ったら大間違いで、これは娘の思い切った行動にびっくりするお母さんの話でありますから、その題に「マンマ・ミーア!」、つまり「お母さん」と「何てこったい!」を両方意味するこの言葉を持ってくるのは良いセンスです。
観客席はやはり三十数年前に青春だったおぢさんオバさんだらけですが、その子供達世代と思える人々も結構来ていました。私の隣に座ったおぢさんはワンカップ啜りながら盛り上がっていましたので、隣の人たちとグループなのかと思っていましたら、終わったら一人で帰っていきました。失われた青春に2時間だけ浸りきれて何よりでした。