2008/10/26

同じ月を見ている。

 ちょっと難解な映画です。最近の映画にありがちな傾向ですが、細かい背景に付いて余り説明がありません。例えば主人公の一人「ドン」ちゃんがヤクザ者の「優作」と初めて会うシーンでは、初対面のようで何か知合いのようでどちらとも区別が付きません。初対面ならなぜ優作が店に入っていくのを「止めた方が良い」と止め、その後その店に彼自身も入って行ったのでしょうか。もし元々の知合いだったとするなら、ドンちゃんはなぜヤクザの知合いがいるのでしょうか。細かい設定はさて置くとしてもドンちゃんは他人の罪を被って刑務所に入り、そこまでして庇った相手から殴られても文句を言わず、最後は放火少年を助けるために自ら火の中に飛び込んで死にます。彼はなぜここまで他人のために自分を犠牲にするのでしょう。その心理描写がされていないように思います。

  ところでこれは2005年11月に公開された映画ですから、この時点で主演男優さんは26歳、それに対して主演女優さんは何と17歳です。その二人が幼なじみ(当然同世代)であるという設定が不自然でないほど主演女優さんは大人びて見えます。今年の最美形主演女優賞候補に挙げておきたいです。

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