2009/07/05
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死んだ人から定期的に手紙が届く、という「ニライカナイからの手紙」の洋画版とも呼ぶべき映画でありました。ニライカナイと違う点は、送り主がもう死んでいることは最初から種明かしされており、観客も登場人物も知っていること、描かれているのが夫婦の情愛で、ニライカナイで描かれた親子の情愛とはずいぶん趣きが違うことです。死者から手紙が届く仕掛けは両方とも同じようなもので、意外性はありません。手紙の送り主は、自分が死んだ後、自分への思いを断ち切れずに長い時間苦しむであろう相手を思い、次の人生へ踏み出す助走を一緒にしています。死んだ後、この世に残る相手に影響を与え続けられるものは第一に手紙というわけです。 |
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その手紙を一度に届けではダメで、相手の精神状態が付いてくる適時に届ける必要があります。そのために、どうしても生きている人間(協力者)の手が必要です。当然ながらその協力者は100%善意の人であり、かつ死者の頼みを長期に渡って忠実に実行してくれる人でなければなりません。そんな協力者が得られること、つまり生きている内に相当な人徳を積んでおくことが、死んだ後の手紙作戦を成功させるコツです。 私にはとてもできそうにありませんが、映画の仕掛けとしては大変効果的なものでありました。 |