2009/02/21

7つの贈り物

 「幸せのちから」以来の良い映画でありました。見に行く前にインターネット上で粗筋を確認したかったのですが、どこにも載っていません。見終わってみればなるほど、これなら一寸載せ難いのは解るな、、、、と思える内容でした。当庵は全てネタバレ注意が前提ですが、これは特にネタバレ要注意物件なので1スクロール下げます。

ん。

 愛する彼女のために心臓を提供するのではなく、心臓を提供する相手を選定していく過程で、その相手と恋に落ちるというかなり捻った話です。自分の運転ミスで愛妻と他人を死なせてしまった、主人公はその償いのために弟や他人に内蔵を提供し始めます。最後に心臓と眼球をそれぞれ恋人と盲目のピアニストに提供するため、氷を張った浴槽に入り、最強の毒をもつハブクラゲを一緒に入れます。どうしてそんな凝った自殺方法をとらなければならないのか、その死に方で肝心の心臓や眼球(網膜かな?)は損傷しないのか気になりますが、映画は説明していません。多分原作(というものが別にあるなら)には詳述されているのではないかな、と思える部分です。人を死なせてしまったことの償いのために、人に臓器を与えて自殺するという行為はキリスト教の考えからすれば間違いということになるのでしょうが、ハリウッド映画でそれをやっているのが興味深いところでもあります。キリスト教文化圏の人々はどう評価するでしょうね。

 私も臓器提供意思表示カードを携帯していますが、死ぬ時には臓器を損傷しないよう注意したいものです。また元々の原因である交通事故は主人公が運転中に携帯電話の画面を見たことによります。街中でも携帯電話は勿論携帯メール運転している人が幾らでもいるのが現実ですが、禁止ルールを作った以上警察ももっと取り締まった方が良いと思います。ルール作って取締りをしないと、歩道上の自転車と同じ事になります。

 原題は「Seven Pounds」、「セブンパウンズ」ではなく、敢えて「7つの贈り物」とした邦題も成功しています。

蛇足:ハブクラゲは確かに毒を持っていますし死人が出ることもあるそうですが、自殺用の道具として使えるほどとは到底思えません。これを読んで変なことを考える人が出るとは思いませんが、一応蛇足ながら解説しておきます。

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