2008/12/05
素晴らしい!まさに絶妙のネーミングで御座いますね。かつて大本営は、「敗走」を意味する日本語として「転進」と表現し、日本語の奥深さを示されましたが、喫煙室に「禁煙指導室」と名づけた高校の先生方は、その流れを汲む人々と申せましょう。
「禁煙室」と称してしまえばこれは100%の嘘です。「指導」の僅か2字が創意工夫の成果です。
今まさに「禁煙」を「指導」しているのですから、当然その禁煙はまだ完全には習得されていません。
一人或いは複数の、禁煙途上生徒(爆)がいたとして何の不思議がありましょう。
しかし、明日にはきっと禁煙が習得されること疑いありません。
明日という日は明るい日と書くのです。
その願いを込めて今、高らかに名乗ろうではありませんか。
「禁煙指導室」
いやはや、、、日本語の奥深さに脱帽する他は御座いません。
朝日新聞記事より
愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校(辻田一成校長、生徒数231人)が、生徒寮に「喫煙室」を設けていたことがわかった。県警は同県青少年保護育成条例違反(喫煙場所の提供)容疑で同校を家宅捜索して灰皿などを押収した。学校側から詳しく事情を聴いたうえ、学校関係者を書類送検する方針。
同校は不登校生徒を支援するとして95年4月に開校した全寮制高校。辻田校長によると、開校時から喫煙する生徒が目立ち、07年1月には女子寮のトイレで喫煙が原因と見られるぼやが発生した。
同校は人家から離れた山中にあり、学校側は「山に隠れて喫煙されれば山火事になる」と対策を検討。ただ、生徒は買い物や通院で外出した際にたばこを買ったり、保護者に送ってもらったりしており、職員内でも「癖になっていて指導しきれず、保護者も容認している」と黙認する声が上がっていた。
このため、07年4月に「火災予防や分煙・禁煙のため」として、敷地内にある男子寮4棟の空き部屋各1室を「禁煙指導室」と名付けて事実上の喫煙室にした。女子はたばこのにおいを嫌う生徒が多く、寮の外にバケツを置いて「喫煙場所」としていた。
同校は併せて、同室など決められた場所以外で喫煙した場合は謹慎処分にするなどとする罰則を設けていた。寮の職員が喫煙している生徒を調べ、学校が用意した月1回の禁煙カウンセリングを受けるよう指導していた。
辻田校長は「隠れて喫煙されるより、きちんと指導できる場があった方がよいと考え、教育的に模索した結果だった。条例違反と言われればその通りで申し訳ない」と話しており、同室を閉鎖するという。09年度は喫煙者の入学を断る方針。
同校内では今年9月に集団暴行事件があり、11月に生徒5人が書類送検された。この際にたばこのにおいがする生徒が県警に事情を聴かれ、「寮に喫煙室がある」と説明していたという。