2008/08/31
F1中継に見る“喋るだけ・何も聴いてない”の悲劇
1992年からやってる人なので、もうベテランなんですが、はっきり言って下手ですね。
ヨーロッパGPの録画を見て(聴いて)いてもう苦痛になってきました。
F1チーム同士の、或いはドライバー同士の微妙な駆け引きや損得勘定を片山右京が上手く解説してくれるんですが、その右京が話している間中、本来は物静かな右京の声を圧倒する音量で「はーいはいはいはい、えーえーえーえーえー、うーんうんうんうん、はーいはいはいはい、、」の繰り返し。
相手が喋ってる間は聞く、音声コミュニケーションのイロハも解っていない人間が話し手としてご飯を食べられるこの世界はとっても不思議です。
視聴者としては元F1ドライバー・片山右京の解説こそ聞きたいんです。
その右京が喋っている間中「はーいはいはいはい、えーえーえーえーえー、うーんうんうんうん、はーいはいはいはい、、」ではねえ。。。。
この人は要するに右京が嫌いなのかな、とも思ったんですが、「塩原恒夫」で検索してみれば出るわ出るわ、元々喋り過ぎで問題続出の人だったようです。
F1とは関係ありませんが、仕事関係でも時々お目にかかります。
とにかく相手に喋らせないことだけを目標にひたすら喋り続ける人。
相手には一言も喋らせず、自分の言いたいことだけを言い切って話を切り上げることが仕事だと思っている人。
話の主導権を絶対に誰にも譲らないことが自分の存在理由を維持する方法だと確信している人。
違うって。。。。。
話ってのは如何に相手に喋らせるか、如何に相手に“聞いてもらえた”という安心感を与えるかが勝負なんです。
相手にそういう安心感を与えている人が、第三者から見ても良い聞き手、良い話し手に見えるんです。
映画「しゃべれども、しゃべれども」では師匠が短く語っている言葉
−話ってのは相手が聞きたいと思うから話なんだ。自分が喋りたいだけなら壁にでも向かって喋ってろ。
も頭に留めておきたいです。
三人寄れば必ず我が師あり、F1中継でもまた一つ勉強させていただきました。
有難い事で御座います。