食事を抜いてこの本を読め!!

ジャンル 小説の書き方
書名 マンガでわかる小説入門
著者 (構成)すがや みつる (作画)横山えいじ
出版社 ダイヤモンド社 ISBN 4-478-93072-4 値段 1429円+税
名言

ほとんどの小説は才能ではなく 技術で書かれているんですから

何を書きたいのか アイデアかモチーフを持っていれば  あとは技術でなんとかなる

感想

「ゲームセンターあらし」を大ヒットさせ、コロコロ・コミックを「ドラえもん」とともに牽引した、すがやみつる先生。

実は今は小説家に転身していたそうです。

すがや先生といえば、「こんにちはマイコン」など、マンガで書かれた入門書もヒットさせている入門書の大御所でもあります。
そんなすがや先生が、満を持して世に放つ小説入門書が、この「マンガでわかる小説入門」です。

なんというか、小説の書き方をマンガで説明するということが、既に「皮肉」としか思えません。

小説に才能は必要ないと言い切る女性編集者・・・ええんか?

内容は、結構おもしろく、一気に読めます。

もちろん、小説原稿の「体裁」といった基本的な知識から、プロットのまとめ方まで、小説の書き方に必要な基本はきっちり書かれています。

ただ、ボクがおもしろいと思ったのは、現在の出版界を取り巻く状況が、否応もなしに新人作家を必要としている構造を解き明かしている項です。

詳しくは、是非、本書を手にとって読んで欲しいけど、かいつまんでいうとこういう事です。

(1)出版不況で本が売れない
(2)本には返本制度があり、返本されると一度受け取った本の代金を返さなければイケナイ
(3)返金しないためには、返本以上の新刊を出版社に押し込む必要がある
(4)ただ、大部数を刷ると返本も多くなるので、各新刊は少部数だけ刷って、新刊の種類を多くする他品種少量生産方式でリスクを軽減したい
(5)たくさんの本を出すためには、ともかく本が書ける作家を多く集めたい
(6)即戦力になるなら、新人も歓迎

おそらく、この「マンガでわかる小説入門」自体が、そういった即戦力新人を生み出したいという出版界の事情により生まれたのでしょう。

この本を読んで思ったのは、今後は、本業をもって、小遣い稼ぎ程度に小説なんかを書く、兼業小説家の時代になるのかな?ということです。

みなさんも兼業小説家を目指してみてはいかがですか?

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