その会社なんぼや!

第一話 株価って何?

 皆さんは、家やクルマやパソコンなど、いろんなモノを持っていると思います。それらのモノは、皆さんがそれぞれ1つ自分のモノとして持っているので、何も悩むことはないですね。だけど、もし、友人と共同でクルーザーを買ったすると、あなたはクルーザーをいくつ持っていることになるでしょうか?
 普通、あなたと友人の2人で買ったとすると、あなたはクルーザーを1/2持っていると言えますね。

 会社の場合も一緒です。友人と2人で作った会社があったとします。あなたが1000万円、友人が500万円出して作った会社なら、あなたはその会社を2/3持っていると言えます。
 その1/2とか2/3とかいうのを、持ち分と言います。

 今の時代、会社というと株式会社が主流です。株式会社というのは、会社の持ち分を分割して株式として売っている会社です。株式というのはつまり、会社の一部の持ち主としての証明書です。
 例えば、その会社が100株売り出している会社で、あなたが50株持っていれば、あなたの持ち分は50%(1/2)です。

 さて、先ほどの例で、あなたが友人と共同で買ったクルーザーが1000万円で売れるとき、あなたはいくらもらえるでしょう?
 そう、「1000万円 X 1/2」で、500万円ですね。

 では、同じように先ほどの会社を3000万円で買いたいという人が出てきたとき、あなたはいくらもらえるでしょう。
 「3000万円 X 2/3」で、2000万円ですね。

 このとき1株だけもっていたら、いくらで売れるでしょう。
 もちろん「3000万円 X 1/100」つまり「3000万円 ÷ 100」で、30万円です。

 株価っていうのは、1株の値段のことです。
 だから、「株価 = 会社の値段 ÷ 株数」になります。
 今回の場合、株価は30万円ということになります。
 そして、会社の値段を出すことを「企業評価」といいます

 つまり、株価を計算するのは、その会社の値段を出すこと(企業評価)が基本になります。この連載コラム「その会社なんぼや!」では、皆さんが株の売買や増資、公開時の交渉に勝てるよう、代表的な企業評価の手法を紹介していきます。
 どうかご期待ください。

次回 第二話 合い言葉はNPV

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