ちいさな会社の作り方

第一話 事業計画書を作ろう

<事業計画書は何のために作るのか>

 ベンチャー企業を作ろうと決意したとき、まず最初に作るのが「事業計画書」です。あなたの考えたビジネスが単なるアイデアではなくビジネスとして成り立最低条件をクリアするか証明できるのは「事業計画書」だけです。
 よくベンチャーキャピタリストは、エレベータの中でプランを聞いただけで出資を決めるとか、紙ナプキンに書かれたプランだけで出資した、という伝説がありますが、これはそれくらい簡潔にわかりやすく説明できなければ、事業計画書すら読んでもらえないということであって、事業計画書を書かないのはカッコウいいことではありません。
 事業計画書があれば、エレベーターで却下しても、キャピタリストはあとで気を取り直して、計画書を読み直すかもしれません(まずないけど)。
 それに、事業計画書は他人のお金を調達するためだけでなく、自分のビジネスプランを冷静に判断するためのいい道具になるのです。

<事業計画書に必要な項目>

 事業計画書に必要な項目を列挙すると

  1. 事業プラン名
  2. サマリー(要約)
  3. 目次
  4. 事業内容
  5. 顧客ターゲット
  6. 市場規模予測
  7. 競合分析&差別化
  8. ビジネスモデル
  9. 財務計画
    • 収支計画
    • 資金計画
  10. リスク分析
  11. 起業家のプロフィール
  12. 経営スタッフ
  13. 設立予定
 といったところでしょうか。
 これを見ていて分かるのは、経営学のエッセンスのすべてが事業計画書に凝縮されていることが分かります。つまり、ベンチャーを設立したい人は一流の経営者たれ、ってことですね。
 さて、本来ならここで各項目の詳細な解説をするところなんだけど、本連載はまず会社設立までをざっと説明してから、顧客ターゲット分析や差別化などの各論に入りたいと思います。

 どうかご期待ください。

次回 第二話 お金を調達する

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