第5回 日本赤ちゃん学会学術集会一般演題発表 レジュメ


日時/2005年7月2日〜3日(学術集会についての詳細はこちら
場所/北海道道民活動センターかでる2.7(北海道札幌市)
演題/離乳期における食事の社会化(1)


概要

 本研究は、0歳児の社会化の過程を社会学的視点から捉えようとする研究である。ここでは0歳児を社会化される客体としてのみならず、0歳児自らが積極的に社会化に参加する主体としても捉える。そうした生活の諸場面でなされる0歳児の社会化のうち、特に離乳期の食事場面に注目する。というのも、食事場面は、生理的欲求の摂食行動のみならず、社会的相互行為の過程で両方向の社会化が見られ、0歳児の社会化の重要な側面になっているからである。そこで、離乳食の場面をビデオカメラで記録し、親子間、あるいは保育士と子どもとの間の相互行為を分析することによって、社会的な食事を構築していく起源を探ろうと試みている。今回は家庭で養育している事例と二つの保育園での事例をもとに、実際にどのような相互行為によって食事の社会化がなされているのかを、「こぼす」「たべない」「もどす」といった負のアクシデント時の相互行為を中心に報告する。