「と、いうわけで、なんだかわからないけど
11万HITSして、11といえば11月11日の
ポッキープリッツの日を思い出すから、ポッキーゲームをして遊んでくださいって
そんなお告げがあった気がします。だからやりましょう。」
「エクレメスそれ何のお告げ!?」
と、いうことで、ポッキーゲームはじめました。
++ ポッキーゲーム ++
「いやそんな急にポッキーゲームしろって言われてもなぁ・・・」
いくらエクレメスのうけたお告げだからって、内容があまりに急であるため
オロロージョは困った顔をしました。
「ねぇリヒト、ポッキーゲームってなぁに?」
傍らのリヒトに、ルルススがといかけます。
「ああ、ポッキーゲームって言うのはね、棒状のお菓子を
両端から違う人が食べていって、ちゅーしちゃうか!?しちゃわないか!?
っていうことを見世物にして楽しむ、とっても愉快なゲームだよ。」
「でも、ちゅーしたくなかったら、途中で折ればいいんじゃないの?」
「目をつぶってるからわからないんだ。
それに、あんまり早く折ると・・・・小心者として
妖精さんにポッキーにかえられちゃうんだよ。
そう、ここに袋詰めされているお菓子は、かつてみんな人で・・・・」
「ルルススになに邪悪な間違い知識を吹き込んでるんだお前は。」
キラーが不機嫌そうに言うと、リヒトはケラケラと笑いました。
それをみたキラーは、ため息をついていっそう不機嫌そうに言います。
「とにかく。俺はやらないからなそんなゲーム。
やりたいんだったら、俺とルルスス抜きでやれ。」
さりげなくルルススは誰にも渡さないぞという宣言をかましつつ、
彼はルルススの手を引いて帰ろうとしました。
が、リヒトがそんなキラーにこっそり耳打ちをしたのです。
「ことのしだいによっては、お前、ルルとのキスが得られるかもよ?
ほっぺじゃないぜ?くちちゅーだぜ?」
「なっ・・・・・!」
「いいのかな〜キラーくん、こんな機会逃しちゃって。
っつか、そうでなくてもお前にルルをつれて帰る権利はないわけだし、
お前の見てないところで、参加したルルが俺やバカロージョと
あっついキッスをしちゃっても知らないけどな〜。」
「参加する。」
こうして、役者はそろったのです。
「じゃあ、誰と誰がやるかはくじで決めるわね。
ルルススちゃん、ひいてちょうだい。」
いつの間にか各人の名前が書かれたわりばしをもっていたエクレメスが
いつもと変わりない笑顔で言いました。
一同は、エクレメスの手元と、ルルススの手先に集中します。
「あっ、キラーとリヒトだー。」
「最初から、ある意味乙女の大本命!?」
オロロージョの鋭いツッコミが飛び、キラーの顔が引きつりました。
「キラー、俺とお前だってさv」
「・・・・・・・・。」
「まぁまぁ、仮に『そんなこと』になっちゃったとしても、
あいさつみたいなもんだと思えば、ねぇ?
それにお前がもっと小さいころは・・・・・」
「嫌だぁぁぁ!!よりにもよって観衆がいる中でこいつと!?
最近ただでさえも『歌って殺せる醜響コンビ』とか言われてるのに
これ以上こいつとの関係を危ない方向に持っていってたまるか!!
俺は別にそういう趣味は・・・・」
「そういう趣味はないけど、(ルルススが大好きな)ロリコンだろ。」
「勝手に言葉を継ぎ足すなぁぁぁぁぁ!!!」
ぜーはーぜーはー・・・・
キラーは息切れしました。
が。
「きまったことだから、やってね。」
「ぐふぁ!?」
エクレメスが、笑顔で彼の口にポッキーをつっこみました――――――
「じゃあ、はじめますね。」
(とにかく、ルルススのいるまえでリヒトとキスをするわけにはいかない・・・
ここは早めに折ってしまうべきだ・・・!!
でも、それで俺がチキンな男と思われたら・・・
だがしかし、ここでしてしまうよりはっ!!
幸い俺はチョコのついていないクッキー側。目をつぶっていても、クッキーと
チョコの境目くらいは分かる。そこで折ってしまえばいい。
ああ、そうさ。それでも3分の1くらいは進むんだからいいじゃないか。)
「せーのっ!」
(よし、早々にクッキーを食って折・・・・)
「わぁっ、リヒトはやい〜!」
(!?
えっ、速いって!?速いってどういう速度だ!?
っていうか、なんかポッキー伝いに、かなり高速でカリカリしてる振動が・・・
ど、どうする俺!?安全策でもう折っておいたほうがいいのか!?
でも、まだクッキーの部分おわってないし、さすがにこんな短かったら、
勇気がないにもほどがあ――――――――)
ちゅっ
「!?!?!?!?!?!?!?」
キラーは、なんだか生ぬるいものが自分の唇に当たった気がしました。
エキスパートモードで、カーディナルゲートコースが1ランク上になることを
知らずに選択してしまったときくらい、嫌な感じがしました。
おそるおそる目を開きます。
リヒトが、にやりとわらっていました。
ゼロ距離で。
横をみました。
ルルススが顔を赤くしながら「ぅわー・・・」といっていました。
・・・・・・・・・泣きたくなりました。
「じゃあ、2回戦いきますー。」
どこか遠い目をしているキラーを含む一同は、第2回戦に挑戦です。
また、エクレメスのもつ割り箸から、ルルススがひきました。
「あっ、またリヒトだ。
それと・・・・私!」
「何っ!?」
キラーの目が一瞬にして現実世界に戻ってきます。
「リヒト、お前、さっきから何か仕組んでないか!?」
「なーに言ってるんだよキラー。仮にもエクレメスが引いたくじに
俺が細工できるわけないだろ。ただ・・・・」
「ただ?」
「俺の中に眠る、キス☆ハンターの血が、
前世からの宿命のように、ポッキーゲームを求め、
今にもふつふつと煮えたぎってしまいそうなだけさ。」
「知るかぁぁぁぁぁ!!!」
可愛そうなキラーさん。今日ほとんど1人でツッコミやってますね。
・・・・そんなこんなで2回戦だったのですが、
(リヒト・・・ぜんぜん普通のペースで食っているじゃないか・・・・)
さっきキラーが感じた振動とは似ても似つかないまったり速度で進んでいきます。
が。
「折らないんだな・・・・」
オロロージョが、キラーの心中を代弁するかのようにつぶやきました。
そうなのです。2人ともとちゅうで折ってしまう気配がないのです。
キラーはわなわなしました。
自分が一刻も早デラをやりたいのに、前の人がエキスパートモード選択、
しかもそこでやっている曲が、自分がやりたいと思っていた曲とかぶって
しまったときくらい、わなわなしました。
で。
ちゅ。
「はい、ルル、ごちそーさま。」
「う、うん////」
・・・・・・キラーはお星様になりたくなりました。
「じゃあ、3回戦ね。
もうリヒトが選ばれないように、リヒトのくじはぬいたから。」
そういうエクレメスに、「えー?俺はいくらでもいいのにー」というリヒトでしたが
彼としては十分満足体験だったので、引き下がりました。
そして、3度目の運命のくじがひかれるのです。
「あ、また私。」
ルルススが言いました。
(今度こそ俺が!)
キラーの心の叫びは切実です。
が。
「あと、オロロージョだね!」
「・・・・・え?」
オロロージョがとつぜんの指名に驚きました。
そりゃあもちろん男とやるのもなんですが、まさかルルススと自分があたるとも
思っていなかったのです。
すると。
ぽんっ・・・・
左肩に、誰かの手が乗ったので、オロロージョが振り返ると、
生暖かい目線のリヒトがいました。
「うちの姫君に、まさかキス(しかもほんのりチョコ味)なんてしようものなら、
小指の1本、いや、首の1本は覚悟したほうがいいね。」
「首は1本しかないんですけどっ!?」
さらに、
ぽんっ・・・・
右肩に、誰かの手が乗ったので、オロロージョが振り返ると
生暖かい目線のエクレメスがいました。
「あなた、私というものがありながら、まさか彼女とキスしないわよね?
それに、私の護衛でもあるんだから、ちゃんと勇気のあるところもみせてくれるわよね?
・・・・信じてるから。
ものすごく、何の疑いもなく、純粋で真っ白な心で、信じてるから。」
(言葉から威圧感を感じるんですけどっ!?)
そして、
目の前に、ふと影が差したきがしたので、正面に戻した顔をあげると、
すっかりGENOCIDE MODEのキラーが立っていました。
「さ、さ、サササササササササ、さ、殺戮。
コロスコロスお前コロスぞルルススに何かしてみろ絶対殺す。
ジェノサイドォォォっ・・・・お前の細胞1つ1つを
綿密かつ徹底的にジェノサイドォォォォォ・・・・・・」
「壊れてる!!この人目が逝ってるよ!!!」
オロロージョは、もうとっくに死んでいるはずのお母さんを呼びたくなりました。
こうして、それぞれの想いが交錯する第3回戦がはじまったのです。
オロロージョは、さっきまでの傍観の立場から一転、
人生、あるいは命までもがかかっている立場に立っていることを自覚しながら
ルルススの背丈に合わせてかがみ、ポッキーをくわえました。
傍では、とても言葉では表せないような表情の3人が目を光らせ、
そんななかでルルススだけが、事態を分かっていないようできょとんとしていました。
そして、まもなくオロロージョの加えるポッキーの反対側をくわえます。
幼いけれど長いまつげがふわりと閉じられるのをオロロージョは見ました。
(やっぱり、キラーやリヒトに愛されるだけあって、可愛いんだよな・・・・
って、そんなこと考えてる場合じゃないぞ俺。)
彼の心の中に、『どうする!?俺』といいながらカードを広げるあのCMが浮かびました。
・・・・あのカード、ほしいなぁと切実に思いました。
(とにかく、適当なところで折ればいいんだよな。
俺はチョコ側だけど・・・まぁ、気配で分かるだろうし。
まちがってもルルススにキスなんてことがあったら・・・・)
「じゃあ、はじめるわよ?」
どこか威圧感のあるエクレメスの声がしました。
「せーの!」
オロロージョとルルススは、それぞれ両端から食べ始めます。
クッキーがさくさくといい音を立てていました。
(よし、大体のペースはわかった。これなら・・・・!)
オロロージョは心の中でガッツポーズを決めました。
が。
彼は知りませんでした。
ルルススが甘いものが好きで、久々に食べられたチョコがうれしかったこと。
そして、実はお昼時でおなかも空いていたことなんて。
ポキッ パキッ ポキッ・・・・・
そのリズムが変わったのは、ルルススがクッキーの部分から
大好きなチョコの部分にはいったときでした。
ポキッ パキッ ポキッパキッ ポキパキ ポキパキポキパキポキパキ
(えっ!?なんか早くなって・・・
ちょっ、ちょっと待っ・・・・待って!待ってくれ!
ここで折らなきゃ・・・・いろいろ大変なことに!)
が。
時、
すでに遅し。
ちゅ
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
「?」
オロロージョは、断末魔のような悲鳴をあげながら、
頭を脳みそが遠心分離されるんじゃないかというくらい盛大に振りました。
「ちがっ・・・ちが、違うんだ!!
そ、そう今のは事故で、け、けして俺が狙ったんじゃなくて!!
そ、そうだよ、ほ、ほら、いまあたったように見えたかもしれないけど、
じつはあたってなかったかもれしれないし、な?な?
え?だ、だめ?あたってた?そ、そうですよね、なに言ってるんでしょうねあはは・・・
あ、ちょっと、え、いや、その、ほ、ホント悪気とかは
これっぽっちもなくて、嗚呼・・・・なんていうか、もう、えっと・・・その・・・・」
「オロロージョ・・・・断頭台は用意してあるから、
ちょっとこっちきてねっころがってくれないかなぁ・・・・?」
「オロロージョ・・・・信じていたのに、まさか裏切られるなんて。
私、悲しみのあまり、自分に眠る力とか解放しちゃいそうよ・・・・・?」
オロロージョは両目に涙を浮かべながら、
ずりずりとうしろに下がりました。
が。
「彼」がオロロージョの退路を断ちました。
「し、し、し、しし、四肢、誌、師、史・・・・し、死ねぇぇぇぇぁぁぁぁあああ!!!
コロスマジコロス絶対殺す1億回は殺すジェノサイドジェノサイドジェノサイド
ジ・エ・ノ・サ・イ・ド・地獲野鎖異怒ォォォォっ!!!!
潰す潰す潰す・・・・ハルマゲドォォォォォォン春巻きどーん!!」
「春巻きどーん!?
ちょ、キラー、落ち着いて!落ち着けって!
ま、まずは、とりあえず話し合いで、話、あい・・・・・
だめならせめて俺の弁解だけでもきい・・・て、
くれませんよね・・・あは・・・あ・・・あはははは・・・・・」
オロロージョは、何かを覚悟しました。
次に生まれ変わったら、ちょうちょになりたいなと思いました。
人生の、悲しかったこと楽しかったこと・・・・いろんなことが思い出され
「ああこれが噂の走馬灯」とか思いつつ、そういえば今日の朝の占いの
俺のラッキーアイテムはチョコレートだったはずなのになぁ、はずれたなぁ
畜生文句言ってやるよ畜生・・・と嘆いていました。
その嘆きはあまりに深かったため、嘆きの木に花が咲いたほどだったと、
後の人々に語りつがれたともいいます。
さようならオロロージョ!
僕らは君の事を忘れない!
オロロージョ☆ザ☆フォーエバー!!
どこかで断末魔の声が聞こえました。
放置されたポッキーの箱から、また1本とりだしながら、
何も知らないルルススだけが、おいしいチョコレートに満足していましたとさ。
ありがとうオロロージョ。
おかげさまでサイトの11万HITS記念になりました。
ね!
―――――――――――――――あとがき――――――――――――――――
はい、と、いうことで当サイト11万HITS記念
「さようならオロロージョ、僕らはキミを忘れない」でした。
・・・・ごめんちがった、「ポッキーゲーム」だった(笑)
久々にギャグの長い小説を書きましたが、楽しいですねー。
私自身、つぶ苺ポッキー食いながら、オロロへの追悼の気持ちをこめつつ書いていました。
ちなみに、ここには書きませんでしたが、最初からくじに
エクレメスの割り箸ははいっていなかったという裏設定がありました。
「あれはね、ただのポッキーゲームに見せかけて、本当は
全てが私の手の上で踊っている王様ゲーム・・・もとい女王様ゲームだったのよ。
だってそのほうが面白いし、私の唇は安くないもの。」
と笑顔でおっしゃるエクレメスさんの心中を察してください(ぇ)
そして、「エクレメスは純粋で優しい人」派の皆様には、
頭を床にすりすりさせつつお詫びいたしますので、どうか凶器をお投げにならぬよう。
でも、懐かしいですねポッキーゲーム。昔はよくやりました。
改造版で、イカのあたりめゲーム(噛み切れないので、途中でやめられない)・
じゃがりこゲーム(短いからくわえた時点でスレスレ)などなど、
私も以前はよくやらかしたもんです。皆さんも是非。
あと私がやった中で究極だったのは「飴玉ゲーム」ですね。
両端からかじるなんてきるわけないでしょうだって飴玉だし!
ってなことで、実際には口移しみたいなゲームでした。
盛り上がりが度を越すと、そんなゲームもでてくるわけです(笑)
じゃあ、次はXepherの飴玉ゲームで!(嘘)
|
|