タイ・バンコクと北部の旅(2005.07.23〜30) その3

  
 7月26日(火)くもり

 ミャンマー国境、ゴールデントライアングル

 07:00にホテルをチェックアウトし、予約しておいたタクシーでドンムアン空港に向かう。空港着07:35。タクシー代は500バーツ、高速料金20バーツ。08:30タイ航空TG130便離陸。機材は新しいA-300でいい匂いがする。チェンライ空港着、9:40。機内ではサンドイッチの簡単な朝食が出た。

   チェンライ空港
 
 チェンライでの観光とトレッキングのハンドリングをお願いしたJ.TRAVELのガイドと落ち合う。一緒に私の到着を待っていたのは、ポーランドから来たSlumpさんとその家族。奥さんはオランダ出身、19歳、17歳、14歳の3姉妹。みんな背が高い。
 ワンボックスのワゴン車に乗って、ミャンマー国境にあるタイ最北の町メーサイめざして出発。Slumpさんは、サッカー専門の映像プロデューサーということもあって、撮影に余念がない。最近ネットでパナソニックのデジタルムービーカメラを買ったということで、「これはいい物だ」と満足げだ。
 ガイドは英語に堪能、日本語は目下勉強中のMs.Duan 。Slump家のポーランド語やオランダ語がときおり混じるが、みんな英語を自由に操る。そんなわけで、私も壊れた英語でしゃべらざるを得ない。最初は辛かったが、このあとの3日間でけっこう慣れた。

 最初の観光は、メーサイ手前の「蟹食い猿の洞窟」(crab eater monkey cave)。小川に面して断崖があり、猿の群れがいる。売店には、ビンに入れられた金魚も売られている。トイレ休憩といった感じ。

    
 
    

 メーサイ着11:00。町に入る直前でスコールとなる。雨宿りに宝石の加工工場に入る。ここで1時間ほど時間をつぶして、雨の上がるのを待つ。待っている間に飲んだジャスミン茶がとても美味しかった。国境周辺に中国・旧国民党の村があって、大きな茶畑があるためだ。

 タイ・ミャンマー国境12:20。雨宿りのおかげでメーサイの観光時間が少なくなってしまって、大慌てでミャンマーのタチレクに行く。入国審査官は手慣れた感じで、簡単にミャンマーに越境。歩いて国境を越えたのは、パキスタンからアフガニスタンに続いて2度目。でも今度は正式な入国。
       
    橋を渡るとミャンマー

    国境の川

   
 ミャンマー・タチレクに入ると、一斉にトゥクトゥクの運転手が「レディー?」と言って、まとわりついてくる。なんだなんだ、ここはそういうところなのか。小さな町は、お土産物屋がずらりと並び、文字も見慣れないし、女性の頬を白く塗った化粧も珍しい。しかし、時間がない。走るように路地を通り抜けて、再びタイ・メーサイに戻る。入管に預けたパスポートも無事に帰ってきた。

    タチレクの町

      物売りのおばさん。頬を白く塗っている。

    入管のスタンプ、これを貰うのに5$必要

 メーサイのワントンホテルのロビーでガイドとSlump家族と合流。このホテルのビュッフェが今日の昼食。ウエイトレスがみんな長身、色白なのにヘエーッとする。バンコクのタクシー運転手が「チェンライの女性は美人が多い」と言っていたのが納得できる。渇いた喉にシンハを流し込んで一息入れる。

    いつも焼き飯にビールだ

    小さな町には場違いな感じのワントンホテル

    「マツユマロ」と書いてある中国製お菓子


 ホテルを出て、ゴールデントライアングルへ向かう。田植えの真っ最中の田んぼで道草。田舎育ちの私には珍しくも何ともないが、Slump一家は大騒ぎ。珍しいんだろうね。

   タイは二毛作。次の田植えは11月。


 ゴールデントライアングルで記念撮影。民族衣装を着た少年がやってきた。思わず写真を撮ってしまったが、彼は立派なモデルなんだそうだ。帰り際に5バーツ渡したら、怪訝な顔をしていた。本人はそんなつもりはないみたいだ。

   川の右がラオス、左がミャンマー、手前がタイ

   Slump一家と 

  
 次はオピウム博物館へ。かつてこのあたりで大量に栽培されていたケシの花や、アヘン交易の資料、アヘン吸引の道具などが展示されている。
 
   

 船に乗り換えて、メコン川を少し下り、ラオスのドンサーオという村に渡る。メコン川の悠々たる流れもドンサーオの時間が止まったような雰囲気もすばらしい。村を歩いても、まったく客引きの声がかからない。女たちはおしゃべりし、男たちは、川縁にこしらえたテラスでお茶や酒を飲みながら博打に興じていた。

  
     お嬢さんたちの露出度が高くて、目のやり場に困る。…とか言って写真取ってるけど。

  ミャンマーの公設カジノ


  
                         ラオス・ドンサーオの村

  コブラ酒がずらりと並ぶ。


 船を下りたチェンセーンから車で1時間ほど走り、18:30 チェンライに戻った。今日の泊まりはその名も「ゴールデントライアングル・イン」。ホットシャワー・バスタブ付きのゲストハウス。エアコンなしでも充分に快適。レセプションの女の子がワイ(合掌)で迎えてくれて、部屋も清潔で静か。おまけに格安。

   

   ゴールデントライアングル・イン

 シャワーを浴びて、ひと休みの後、歩いてすぐのJ・TRAVELに挨拶に行く。社長夫人は日本人の宮地さんという方。予約の段階からとても親切で迅速な対応をしていただいて、ぜひお会いしたいと思っていた。予想通りの聡明で豊かな微笑みで迎えてもらった。宮地さんに夕食の相談をしたら、「ナイトバザールに行かれるのがいいでしょう」とのことで、オープンテラス形式のナイトバザールに行く。

 ナイトバザールは、山岳民族が作った品物を売る店を中心に露天が並ぶ。また、ダンスや歌のライブが行われるステージを囲んで、野外のフードコートがある。ウエイトレスとお互いにつたない英語で料理を相談し、のんびりした時間を過ごす。途中でスコールになり、あわてて屋根の下に移動し、雨が上がったら、また元の席に戻った。ショウを眺めたり、星空を仰いだり、本当にいい時間を送った。

       
ナイト・バザール 

 ステージを眺めながら食事する。ふと気がつくと、傍らの壁にヤモリが張り付いていて、幽かに鳴き声を立てている。
 旅の喜びが、じわじわ染みこんで、ゆるゆるまったり。
 チェンライはいい!



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