《機動戦士ガンダムU哀・戦士編》これは本当に久々。劇場でも公開時に観た。当時は小学生だったはずだけど、きっと周囲の観客に迷惑をかけていたような気がする。申し訳ない。この哀・戦士編では何はともあれランバ・ラルが最高だ。戦士の中の戦士である。少ない兵力でホワイトベースに立ち向かい、軍人の鑑とも言える最期を遂げる。その鉄の意志は連邦軍ニュータイプのアムロ・レイの今後の戦いに多大な影響を与えた。連邦軍にも似たような存在はいる。リュウ・ホセイだ。彼も己の命を捧げて、ホワイトベースの危機を救出した。献身的な行動が無意味な状況ならともかく、戦場での献身は敵味方かかわらず美しいもの。儚いのだけどね。シャアも後半に再登場するけど、やはり宇宙(そら)でのシャアのほうがシャアらしい。だってズゴックイマイチだしさ……謀略に勤しむシャアよりもモビルスーツに平服で搭乗しガンダムと対峙するシャアのほうが私は好き。ガンダムは勧善懲悪のストーリーでないところがマニア受けするのかな?特にこの映画以降は正義と悪という対比の構図は完全に失われている。それが意図したものかどうか私は知らないけど、大正解だと思う。このアニメ以前で私が熱中したのは、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズだったけど、あれは正義と悪の戦いだった。あれはあれで好きなんだけど、ガンダムのように正義と悪が一定でない混沌とした構図のほうが私にはしっくりくる。登場する地球人も日本人だけじゃないしさ(笑)主題歌の「哀・戦士」を故井上大輔が作曲も兼ねて歌っている。前作の主題歌「砂の十字架」はバラード系のムード溢れる曲だったけど、今度はライトなポップスだ。今もこの歌は大好きで、カラオケなどで(最近は久しくご無沙汰だが)歌ったりする。サビの部分のメロディと歌詞の波長が合っているのだ。歌詞は意味深で子供の頃は良く分からなかった。今も似たようなもんだけど(笑)そして、どちらかと言えば善の連邦よりも、同じくどちらかと言えば悪のジオンが圧倒的に好きだ。ゲームでもジオンばっかりだ。中でもギレン・ザビは最高だ。ギレン・ザビの演説の数々は、映画史上に残る傑作群だ(笑)それはまたの機会に。(DVDにて)