《ぷりてぃ・ウーマン》何も博多まで来てまで映画館行くことないかなと自分でも思った。でもねぇ、折角九州福岡博多ときたらやっぱり映画館でしょう(笑)情報誌も何もないからとりあえず博多駅からバスに乗車して、キャナルシティに突撃。極めて近い場所に目的地はあったことに気付く。なかなか豪奢な建築物で何がどこにあるんだかさーっぱり分からん。まあ、何とかなるだろうとうろうろしていたらそこはAMCキャナルシティ13。げげげっ行列なし。首都圏のWMCとは比較にならないみたいだな。みなとみらいも酷いけど、新百合ヶ丘も酷いらしいし。それらと比較したら話にならないくらい快適だ。上映時間と夕方の予定とを勘案しながら上映スケジュールを眺めていると、むむむっ!「WATARIDORI」が午前中上映していたのかあ!畜生残念。折角来たのだし、ちょっと変わった映画を観たいなと企んでいた私の目にひっかかったのがこの映画でした。予告を観た時に観てもいいかなと思っていたし。しかし、ババア映画じゃなくてお年寄り映画かあ…中州でお姉ちゃんと戯れるほうが私らしいはずなのに(爆)チケットを購入すると、見慣れた指定席の表示はなし。やっぱ指定されてしまうより、これだよこれ(^^)エスカレーターでひとつ上のフロアへ。いくつかスクリーンがある模様。明るくていいね。健全な雰囲気で私にフィット(爆)上映5分前なのでそそくさと劇場に入ると……す、少ねぇ……(;_;)(;_;)(;_;)10人いないよ(^_^;)確かに広告宣伝に割かれた予算って微々たるものだろうしな。でも、少なすぎないかなあ……。私の前には誰もいないので、映画館貸し切り気分。ど真ん中に着席。椅子はWMCなどと比較にならないくらい座り心地が良い。リラーックス(^^)前後のゆとりも満足だ。難点というか、清掃が行き届いていないのか、床のコンクリートのせいかわからないが、足元がベタベタする感触が気味悪い。これは改善点かもね。まあ、私はとっとと靴脱いでふんぞり返ってこの問題は解決したけどさー(笑)ようやく映画の感想に突入だ。感想っつーか、「落涙」爆発でした(笑)映画観てこんなに泣いた記憶はないぞ。こんなヌルヌルの定番映画で泣いてしまうオレってやっぱりヌルヌルオヤジってことなのか(笑)この手のシルバー題材にはちと弱いもので>私。なので、故ジャック・レモン主演の「晩秋」あたりも弱いです。梅子の臨終と劇中劇の「夕空、晴れて」の主人公を重ね合わせ、「ほれ、ちょっと泣いてみろって」と囁く脚本の狡猾さが、今思うとちょいと鼻につくのだが、観ている間は駄目よ駄目(T_T)(T_T)(T_T)零れ落ちる涙が次から次へと。なんだよう!どうしたんだよう!オレ(笑)大勢のババアじゃなくてお年寄りをすかしてなだめて演出した監督の手腕はお見事。つーか、普通に映画として完成しただけで合格ラインをクリアしているでしょう。だって、猛獣がゴロゴロいる映画だよ(笑)加奈子を演じた西田尚美。一段と魅力的になりました。とりたてて美しいというわけではなくて、奇妙な存在感のある女優だ。演技も悪くない。しばらく、主演クラスを張れるだろうね。齢を重ねて35過ぎたあたりでどうなるか。本人もそこまで考えていないか。お気に入りの女優の1人である。私は好きだし、高得点を差し上げる映画だが、商品としてはどうだろうか。この映画を製作した人たちはどのような顧客を想定したのだろうか。お年寄りを映画館に呼び込むつもりだったのか?その試みを勇敢だと評価したいが、実際は無謀な試みとなってしまったようだ。つまり、ターゲットに対して不明瞭な宣伝活動をしていたように思う。私がこの映画の予告を観たのは「逢いたくて」と「ベッカムに恋して」の時。両方とも映画ファンが足を運ぶ映画でしょう。本来なら不特定多数のお年寄りが「へえ、こんな映画があるのか、是非久しぶりに映画館へ足を運んでみようか」と思わせるようなピンポイントのマーケティングをすべきなのでは?なーんて、本当はピンポイントマーケティングを実行していたりして(^_^;)映画興行そのものの顧客対象の中で、お年寄りは相対的に軽んじられているから、こういう映画が上映されてもあっさり消化されて風化しまう今の状況が、私はやっぱり残念だと思う。私だって確実に齢を重ねていくわけだし。(AMCキャナルシティ13にて)