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EASA・エルジア航空宇宙局が空/海軍の次期主力戦闘機として開発した機体X−02は、超音速巡航能力とステルス性能を有し強力な制空戦闘・攻撃能力を持っていた。
この機体を鹵獲したISAFに於いては、試作段階ゆえの運用上の問題点はあったものの優れた戦果を記録しており、エルジア敗戦後に同機を接収したグランダーがオーシア空軍向けの多目的戦闘機として生産を行うことになったのも或る意味当然ではあった。
しかしISAFによる運用では同時に幾つかの問題点も露呈している。
搭載燃料が少ないため航続性能は良いとは言えず、長駆侵攻には向かないこと。可変翼機構をはじめとする複雑な機体システムから整備には手間がかかり、試作機であるという点を差し引いても、実戦にて運用するには限界があること。
何よりも機体自体が恐ろしく高価であるうえにかなりの規模の周辺装備(ディープストライクに際には高速の支援機でバディ給油を行うこともあった)も必要とするとなれば、鹵獲=タダ同然で手に入れたISAF以外に使いたがる者がいるとも思えなかった。
グランダーによる改設計の際に主眼となったのは、空母運用能力の撤去と機体構造の合理化による重量軽減(同時に機体コスト低減にも貢献する)、搭載燃料の増加およびエンジン換装による航続性能の強化であり、元来は要撃戦闘機であった本機体を長駆侵攻も可能な多用途戦闘機とすべく、戦術攻撃任務に適合する各種装備・兵装の運用能力を付与、レーダーFCSの変更なども行われている。
既にステルス・スーパークルーザーであるF/A‐22を擁するオーシア空軍は顧客としてあまり有望ではないとする向きもあったが、ラプターには無い長距離高速AAMの運用能力を持つことから、主に要撃戦闘機として少数が生産・配備されている。
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