R−99“LastDancer”
 

 恒星系レベルでの全領域生態破壊システムであるところの戦闘体「バイド」は物質/非物質、そして原子レベルから惑星サイズの大きさまで多種多様な形態を有し、通常空間〜異相次元までの全ての領域にて活動が可能、広範かつ容赦の無い破壊をもたらす人類にとっての脅威であった。

 これに対抗すべく、人類のもてる文明・技術の全てを振り向けて各種の兵器群が生み出されていったが、このうち単体レベルでの空間/異相空間戦闘を目的に特化した戦闘機群が一般には「R戦闘機」として知られる一連の次元戦闘機である。その本質は、空間レベルでの破壊によってバイドを消滅させる特殊兵装・波動砲の実装と、現在のところ唯一の次元兵装とも言える自律戦闘体「フォースデバイス」のコントロールを行うことにある。


 R戦闘機の機体構造とコンフィギュレーションは、これらの装備を最適化する目的で進化したものであり、基本的なフォーマットがR−9にて完成して以降も、次第に変遷する戦況/戦場に対応する形で最適化されてきた。

それは根源的には波動砲の高出力化もしくは機能拡張と、フォース・エネルギーの解放という2点に集約されていると言っていい。
 もちろん多様な戦場に適応するような汎用性と何よりも高い生存性を重視する設計は当初のR−9より連綿と続くものではあったが、こうした兼ね合いから、R戦闘機シリーズは単純に高出力化・大型化および武装の強化という道を辿るのではなく、あくまでも優れたマンマシン・インターフェースと汎用性、それに信頼性の高いコンパクトな機体設計にこだわって作り上げられている。

 すなわちR戦闘機の本質とは、全領域にてあらゆる敵性体に対する拮抗力を有する戦闘マシンとしての能力に他ならない。一連のR機体開発では、特殊装備や特定の目的に焦点を充てた兵装の搭載が行われることもあったが、それでも正道としての、前述の基本概念が忘れられることは無かった。


「全ての空間・時間・次元に於いて、如何なるバイドをも凌駕すること」


 膠着状態に陥っていた対バイド戦闘に終止符を打つ為の一大攻勢作戦「Operation LastDance」の中核となるべく、一連のR戦闘機系譜の最終機体として設計・製造されたのがR−99“ラストダンサー”である。

 前述した波動砲の高出力化/機能拡張とフォース・エネルギーの解放というコンセプトを究極まで推し進めた結果として、本機体には複数弾種を発生・射出できる波動砲互換性と、複数種のフォースに対するコントロール機能が与えられており、事実上、全R戦闘機シリーズの全武装を運用することが出来る。

 機体自体は初期のR−9系統に準じた設計が行われており、特にコクピット〜胴体周辺の構造はR−9Aシリーズのそれとほぼ共通している。胴体左右には動力系/推進器が配置されており、高出力の波動砲に対応するため、強力なエンジンが搭載されている。
 波動砲の発生・誘導および射出用の機関を機内に収容していたR−9シリーズとは異なり、R−99では波動砲のユニットを機体下部に懸架する方式となっているが、これは標準装備のユニットで複数種の波動砲を撃ち分けることが出来るものの(これも出撃前にセッティングの変更が必要で、戦闘中の切換えは出来ない)、一部の特殊弾種に関してはユニットごと交換を必要とするため。
 この他武装として、波動砲の同軸砲としてレールガン1基と各種のミサイルを搭載しており、主機体とリンクするビット・システムも使用できる。

 フォース・デバイスのドライバは可変型が搭載されており、従来開発されたフォース全種のコントロールが可能。これに対応して、主機関からフォースへのエネルギー伝達を行うトランスミッターも可変式になっており、対空/反射/対地レーザーその他各種のエネルギー攻撃兵装の運用を行うことができる。





 PS2のゲーム「R−TYPE FINAL」の自機・R戦闘機シリーズの最終機体の一つ、R−99“ラストダンサー”です。
 100→101と作ったんだから、やはりこれも。
 とは言うものの一時は複製・量産を考えたり、他の作業のために頓挫したりで、実作業は別としてけっこう時間がかかった代物。複製の方は諸般の事情で見送って、とりあえず原型パーツをそのまま完成させました。

 他2機と同様に、前後にやや長い形状にアレンジしてある他、エンジンブロックも単なる箱だと面白みに欠けるのでスケルトン化してあります。。

 制作方法はいつもと同じくプラ板工作+エポキシパテによる成形。  





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